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1月30日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルは北京五輪に向けて世界への妨害メッセージ!!

2022-01-31 00:00:00 | 防衛
皆様、冬季北京五輪が今週の2月4日に開会式を迎える事はご存じですよね。

勿論、貴方も貴女も、ご存じですよね??

多くの問題、特にオミクロン株の感染拡大や中国国内の少数民族を中心とした人権問題、言論統制などの問題が世界で問題視され、「外交ボイコット」等をされていますが、中国政府は北京五輪・パラ五輪そのものは強引でも意固地でも実行し、実施するでしょう。

それにも関わらず、冷や水、いや、トンデモ無い挑戦状を叩き付けた国家が存在します。

あなたもご承知の通り、今年に入って7回もミサイル発射を強行した、あの北朝鮮です!!

1月30日、防衛省は防衛省・自衛隊HPにて「北朝鮮のミサイル等関連情報」の項目にて、次のように北朝鮮のミサイル発射について公開しました。

『北朝鮮は、本日7時52分頃、北朝鮮内陸部から、弾道ミサイルを1発、東方向に発射しました。詳細については現在分析中ですが、最高高度約2,000km程度で30分程度、約800km程度飛翔し、落下したのは日本海の我が国の排他的経済水域(EEZ)外と推定されます。
今回の弾道ミサイルが、2,000kmに及ぶ高度に達し、約800km飛翔したこと等を踏まえれば、ロフテッド軌道で発射され、当該弾道ミサイルは、中距離以上の弾道ミサイルであったと考えられます。
防衛省から、政府内及び関係機関に対して、速やかに情報共有を行いました。現在までのところ、航空機や船舶からの被害報告等の情報は確認されていません。

総理には、本件について直ちに報告を行い、
① 情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと
② 航空機、船舶等の安全確認を徹底すること
③ 不測の事態に備え、万全の態勢をとること
の3点について指示がありました。
これを受け、防衛大臣は
① 米国等と緊密に連携しつつ、情報収集・分析に全力を挙げること
② 不測の事態の発生に備え、引き続き警戒監視に万全を期すこと
の2点について指示を出しました。その後、関係幹部会議を2回にわたり開催するなど、対応に万全を期しているところです。
今回のような、烈度の高い弾道ミサイル発射を含め、一連の北朝鮮の行動は、我が国と地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものです。このような弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反するものであり、強く非難します。
防衛省・自衛隊としては、引き続き、米国等とも緊密に連携し、大臣指示に基づき情報の収集・分析及び警戒監視に全力をあげるとともに、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに発表することとします。




北朝鮮の度重なるミサイル発射を受けて、同日12時43分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「日米高官、北ミサイルで協議 「烈度高い」」の題で「北とミサイル」の特集・連載項目にて、次のように伝えました。

『外務省の船越健裕アジア大洋州局長は30日、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表と電話で協議した。両氏は今回の発射が一連のミサイル発射の中でも「烈度の高いもの」との認識を共有。日米、日米韓で引き続き緊密に連携していくことを確認した。』

また、同日12時46分に同メディアが同特集項目にて、「岸防衛相「ロフテッド軌道で発射」 北ミサイル」の題で次のように伝えました。

『岸信夫防衛相は30日、北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて、通常より高い角度で打ち上げ、落下速度を速くする「ロフテッド軌道」で発射された中距離以上の弾道ミサイルであるとの認識を明らかにした。防衛省で記者団に述べた。飛距離5500キロ以上のICBM級に相当するかなどの詳しい分析を進めている。

岸氏は今回の弾道ミサイルについて「高度2000キロに達し、800キロ飛翔(ひしょう)したことを踏まえればロフテッド軌道で発射され、中距離以上の弾道ミサイルだと考えられる」と述べた。

高度2000キロ以上で中距離以上の弾道ミサイルが発射されたのは、平成29年11月29日のICBM級「火星15号」以来。火星15号は高度4000キロ超に達した。同年中にはICBM級を含め、高度2000キロ以上の弾道ミサイルが4発発射された。ロフテッド軌道での発射は一般的に迎撃が困難とされる。


北朝鮮によるミサイル発射は巡航ミサイルも含めて今年に入って約1カ月間に7回目。高い頻度で発射を繰り返していることについて、岸氏は「このような烈度(れつど)の高い弾道ミサイルの発射は関連する国連安全保障理事会決議に違反し、強く抗議する」と非難した。』

同日、自民党参議院議員で元一等陸佐の佐藤正久氏は自身のツイッターで次のように分析しています。

『本日の発射情報、高度2,000kmや射距離800km等は、火星12号(2017年5月14日に発射)に酷似。
その際は通常軌道であれば射程は約5000kmだった。同じ実験はしないので、より弾頭を重くしてエンジンや推進力の改良をした可能性も。これは米国も黙っていないと思う。』

北朝鮮は、明らかに米国本土にすら到達するICBMの改良を目指して、今回の実験を強行したのでしょう。
勿論、中露等をも射程にする事も考えているはずです。
北京五輪の直前にミサイル発射を実行した、というのは、中国への配慮や世界への配慮でもなく、むしろ威圧や挑発なのです!!

もう、こうなれば、我が日本の自主防衛力強化・増強、そして敵基地攻撃能力の保有や確立等は待った無しです!!



1月30日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルは北京五輪に向けて世界への妨害メッセージ!!

我が日本の自主防衛力強化・増強、そして敵基地攻撃能力の保有や確立等は待った無し!!




1月30日、北朝鮮のミサイル発射を受けて記者会見をする岸信夫防衛大臣(奥)
出典:岸信夫防衛大臣自身のツイッター

『北朝鮮が今月7回目のミサイル発射。
最高高度約2000km、30分程度、約800km飛翔し、EEZ外に落下と推定。
ロフテッド軌道、中距離以上の弾道ミサイルと考えられます。
防衛省で関係幹部会議を行った後、官邸で国家安全保障会議を開催。
この度の北のミサイル発射は安保理決議違反であり強く非難します。』



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