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「ヤンキードゥードゥル」には米国の歴史が隠されている

2024-04-13 00:00:00 | 報道/ニュース
米国を9年ぶりに国賓として訪問した岸田文雄首相。


米国は日本の近代史に大きな関与を陰に陽にしているのです。


その影響は、米国の独立戦争に遡る事は、あなたはご存じでしたでしょうか??




4月5日にナショナルジオグラフィク日本版が「「ヤンキー」は蔑称? それとも愛称? そもそもどんな意味なのか 大リーグのチーム名にもなっている俗な米語の語源と変遷」の題で次のようにその語源を伝えました。


『(前略)


「ヤンキー」は米国北東部ニューイングランド地域の出身者を意味する愛称だったというのが、有力な説の1つだ。


 ジャーナリストで作家のビル・ブライソン氏は著書『アメリカ語ものがたり』の中で、初期のオランダ人入植者が英語に大きな影響を与えたと書いている。「クッキー」「ワッフル」「ベッドスプレッド」「ボス」「コールスロー」といった言葉はすべてオランダ語に語源があるという。





(中略)


アフリカの言葉の影響といえば、「ヤンキードゥードゥル」という米国の民謡がある。これは独立戦争時代、英国兵が「ヤンキーたち」(ここでは植民地兵のこと)をヤジって歌ったもので、植民地兵が敵味方を区別するために戦場で帽子に鳥の羽を付けていたことを「気取り屋(マカロニ)」だと冷やかす歌詞がついている(訳注:「ヤンキードゥードゥル」は日本では「アルプス一万尺」で知られているが、歌詞の内容はまったく無関係)。





(中略)


ブライソン氏は、この歌が別の歌から派生していることを示す証拠を見つけている。西アフリカから奴隷として連れてこられた黒人が歌っていたもので、歌詞も節回しも似通っているという。「ヤンキー」という言葉がオランダ語に起源を持っているとしても、他の文化からの影響を受けたことで、広く使われるようになったのは明らかなようだ。


 ミステリーともいうべきヤンキーの語源だが、それは文化、言語、歴史のるつぼの中にルーツを持つ、真に米国的な言葉と言えるだろう。』




米国は独立戦争で文化だけではなく、当時の新しい考えであった啓蒙思想、そしてミニットマン(日本語で「散兵戦術」)を生み出し、後の英雄ナポレオンを生んだきっかけとなったフランス革命、そしてイタリア統一戦争や日本の明治維新にすらも様々な面で影響を与えました。


明治維新に限っても、例えば高杉晋作が率いた「奇兵隊」などが、米国で生まれ、フランスのナポレオンが採用した散兵戦術を用いて旧幕府軍を翻弄しましたね。


更に、「ヤンキードゥードゥル」という米国の民謡が、日本の「アルプス一万尺」の曲調そのものになっているとは、いろいろな面で文化は伝えられ、語られるものなのですね。




「ヤンキードゥードゥル」には米国の歴史が隠されている





公園の地面に記された「ヤンキードゥードゥル」の歌詞の冒頭
出典:ウィキペディア




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