5月5日はこどもの日。
当ブログも開始以来3年、1100日を越えました。
ここ1週間ほどのGWの間に旅行や帰省などをされている方もおられるかと存じますが、その一方で旅行関係業界や小売店業界などでは大忙しの日々を過ごされている方々も多かろうと存じますので、全ての読者の皆様に心から感謝申し上げます。
また、GW期間でも防衛省・自衛隊関係者の防衛警戒や、警察などの警ら・危機対処の任務に従事されている方々にも、心から感謝申し上げます。
さて、5月4日現在、欧州はもちろん、米中両国ですら余裕が無い状況です。
EU離脱を決めた英国、大統領選挙で揺れるフランス、北朝鮮への援助に「余裕の無い」中国、韓国への「援助どころかTHAAD配備費用を請求した」米国、などなど、世界は軍事的のみならず、経済の面でも厳しい状況に立たされています。
そして、北朝鮮が「血の同盟」であったはずの中国を公式に非難するという、どんでもない暴挙に出ました。
5月4日01時20分に産経ニュースが「【北朝鮮情勢】朝鮮中央通信が中国を異例の名指し批判 「中国はレッドライン越えた」「無謀な妄動がもたらす結果を熟慮した方がよい」」の題で次のように伝えました。
『【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、核開発の中止を求める中国に対し、「朝中関係の赤い線(レッドライン)を中国が越えている」と強く非難する論評を配信した。後ろ盾としてきた中国を北朝鮮が名指しで批判するのは極めて異例。トランプ米政権と歩調を合わせ、習近平政権が対北制裁を強めるのを牽制した形だ。
論評は、中朝間のレッドライン(越えてはならない一線)を尊厳と主権を侵害しないことだと明示した上で、「核は尊厳と力の絶対的象徴であり、赤い線を越えているのはわれわれではない」と主張した。
北朝鮮の核開発が中朝関係悪化の原因だと論じる中国共産党機関紙や系列の「環球時報」を「米国に調子を合わせていることへのあさましい弁明だ」と非難。「朝中友好がいくら大事でも、命のような核と引き換えに物乞いするわれわれではない」と核開発の堅持を強調した。
「制裁のひもを締めれば、(北朝鮮が)手を上げて関係修復を求める」わけでもないと米国と協調した制裁を牽制。中国に対し、「朝中関係の柱を折る今日の無謀な妄動がもたらす最悪の結果を熟慮した方がいいだろう」と警告した。』
中国は北朝鮮に対して石炭禁輸措置などのみならず、日米などの「強い要請」で石油禁輸という、「禁じ手」にも手を出したと言われます。
中国の国内外の世論に押し切られた、という感じでしょうか。
これで石油を産出しない北朝鮮は、「真綿で首を絞められる」圧力に日々、晒されることになります。
一方、日本では同日、東部南海トラフでメタンハイドレードの採掘に成功しました。
同日18時31分に同メディアが「天然ガスの採掘成功…愛知沖のメタンハイドレート産出試験 3~4週間の連続産出目指す 経産省」の題で次のように伝えました。
『経済産業省は4日、愛知県沖の東部南海トラフで行っていた「燃える氷」と呼ばれる次世代燃料メタンハイドレートの産出試験で、天然ガスの採掘に成功したと発表した。洋上でガス産出に成功するのは、平成25年の産出試験に続き2回目。30年代後半の商業化に向け、3~4週間にわたる連続産出を目指す。
産出試験は、地球深部探査船「ちきゅう」を使い、メタンハイドレートのある地層まで、水深約1千メートルの海底を約300メートル掘り進めた。同日未明からメタンハイドレートを水とメタンガスに分解し、午前10時ごろにメタンガスの産出を確認したという。
今後は約1カ月間、連続運転を行い、天然ガスを安定して生産できるかを確認する。試験結果を踏まえて、民間主体の開発への移行を検討するほか、31年度以降の開発工程表を作る計画だ。
同試験は国の委託を受けた独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)などが実施した。前回の試験では約2週間の連続産出を目指したが、海底の砂などが採掘時に巻き上がって設備に詰まるトラブルが発生し、6日で打ち切っていた。』
日本はLNGを2014年度で8907万トンも輸入する、世界最大の輸入国です。
(国産は200万トン、自給率はわずかに2.2%)
日本周辺だけでもメタンハイドレードは太平洋側、日本海側に広く分布しており、日本の消費量の100年分以上の埋蔵量はある、とされています。
また、特殊な藻を使った効率的な軽油の生産も開始され、石油そのものを作り出す細菌類も発見され応用試験もされており、「微生物による石油類の効率的生産」も夢ではなくなりました。
メタンハイドレードなどの実用化が進めば、「シェールガズ・シェールオイル」革命でコストダウンした石油系製品の更なるコストダウン、ひいては日本の「原油などの原料輸入超過」体質の改善にもつながり、貿易立国日本の更なる黒字体質強化が進むことになります。
米国も中国も余裕が無い中で日本はおそらく唯一の援助が出来る国家に成り上がった!!
日本の未来は今後、ますます世界が羨むようになるでしょう!!
5月4日、次世代燃料メタンハイドレートの産出試験で、天然ガスの採掘に成功した様子
出典:独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)HP内
速報「第2回メタンハイドレート海洋産出試験 ガス生産の様子」サイト
「メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム」より
下のブログランキングに参加しています。ご支援のクリックをお願い申し上げます。
米国も中国も余裕が無い中で日本はおそらく唯一の援助が出来る国家に成り上がった!!
日本の未来は今後、ますます世界が羨むようになるでしょう!!
と思う方は以下をクリック!!
↓
防衛・軍事 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
有料記事では、あなたが知らないと損をする、報道されない国内外情勢や政治、軍事、外交、経済、技術などの深層や戦略などを、丁寧にお伝えします。
↓
有料記事掲載サイト:以下リンク先→
新生日本情報局 ※(有料記事サイト)1ヶ月1000円で期間中は有料記事が読み放題、見放題で定期購読ができます。
定期購読の方法については、以下リンク先→
※(ヘルプ欄)課金記事を読む 有料の記事を読むには?
本日の有料記事
何故昨年の米国大統領選挙で話題になったヒラリー・クリントン氏のメール問題が出るのか??
5月5日の「こどもの日」には教育上、非常に宜しくない政治のお話です(笑いと皮肉)。
昨年以来、米国で話題になり大統領選挙で落選の原因にもなったヒラリー氏が国務長官時代の「私的メール問題」。
何故、今更ながらに昨年の米国大統領選挙で話題になったヒラリー・クリントン氏のメール問題が出るのか??
記事の続きは、以下リンク先→
新生日本情報局 ※(有料記事サイト)1ヶ月1000円で期間中は有料記事が読み放題、見放題で定期購読ができます。
定期購読の方法については、以下リンク先→
※(ヘルプ欄)課金記事を読む 有料の記事を読むには?
下のブログランキングに参加しています。ご支援のクリックをお願い申し上げます。
↓
防衛・軍事 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
当ブログも開始以来3年、1100日を越えました。
ここ1週間ほどのGWの間に旅行や帰省などをされている方もおられるかと存じますが、その一方で旅行関係業界や小売店業界などでは大忙しの日々を過ごされている方々も多かろうと存じますので、全ての読者の皆様に心から感謝申し上げます。
また、GW期間でも防衛省・自衛隊関係者の防衛警戒や、警察などの警ら・危機対処の任務に従事されている方々にも、心から感謝申し上げます。
さて、5月4日現在、欧州はもちろん、米中両国ですら余裕が無い状況です。
EU離脱を決めた英国、大統領選挙で揺れるフランス、北朝鮮への援助に「余裕の無い」中国、韓国への「援助どころかTHAAD配備費用を請求した」米国、などなど、世界は軍事的のみならず、経済の面でも厳しい状況に立たされています。
そして、北朝鮮が「血の同盟」であったはずの中国を公式に非難するという、どんでもない暴挙に出ました。
5月4日01時20分に産経ニュースが「【北朝鮮情勢】朝鮮中央通信が中国を異例の名指し批判 「中国はレッドライン越えた」「無謀な妄動がもたらす結果を熟慮した方がよい」」の題で次のように伝えました。
『【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、核開発の中止を求める中国に対し、「朝中関係の赤い線(レッドライン)を中国が越えている」と強く非難する論評を配信した。後ろ盾としてきた中国を北朝鮮が名指しで批判するのは極めて異例。トランプ米政権と歩調を合わせ、習近平政権が対北制裁を強めるのを牽制した形だ。
論評は、中朝間のレッドライン(越えてはならない一線)を尊厳と主権を侵害しないことだと明示した上で、「核は尊厳と力の絶対的象徴であり、赤い線を越えているのはわれわれではない」と主張した。
北朝鮮の核開発が中朝関係悪化の原因だと論じる中国共産党機関紙や系列の「環球時報」を「米国に調子を合わせていることへのあさましい弁明だ」と非難。「朝中友好がいくら大事でも、命のような核と引き換えに物乞いするわれわれではない」と核開発の堅持を強調した。
「制裁のひもを締めれば、(北朝鮮が)手を上げて関係修復を求める」わけでもないと米国と協調した制裁を牽制。中国に対し、「朝中関係の柱を折る今日の無謀な妄動がもたらす最悪の結果を熟慮した方がいいだろう」と警告した。』
中国は北朝鮮に対して石炭禁輸措置などのみならず、日米などの「強い要請」で石油禁輸という、「禁じ手」にも手を出したと言われます。
中国の国内外の世論に押し切られた、という感じでしょうか。
これで石油を産出しない北朝鮮は、「真綿で首を絞められる」圧力に日々、晒されることになります。
一方、日本では同日、東部南海トラフでメタンハイドレードの採掘に成功しました。
同日18時31分に同メディアが「天然ガスの採掘成功…愛知沖のメタンハイドレート産出試験 3~4週間の連続産出目指す 経産省」の題で次のように伝えました。
『経済産業省は4日、愛知県沖の東部南海トラフで行っていた「燃える氷」と呼ばれる次世代燃料メタンハイドレートの産出試験で、天然ガスの採掘に成功したと発表した。洋上でガス産出に成功するのは、平成25年の産出試験に続き2回目。30年代後半の商業化に向け、3~4週間にわたる連続産出を目指す。
産出試験は、地球深部探査船「ちきゅう」を使い、メタンハイドレートのある地層まで、水深約1千メートルの海底を約300メートル掘り進めた。同日未明からメタンハイドレートを水とメタンガスに分解し、午前10時ごろにメタンガスの産出を確認したという。
今後は約1カ月間、連続運転を行い、天然ガスを安定して生産できるかを確認する。試験結果を踏まえて、民間主体の開発への移行を検討するほか、31年度以降の開発工程表を作る計画だ。
同試験は国の委託を受けた独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)などが実施した。前回の試験では約2週間の連続産出を目指したが、海底の砂などが採掘時に巻き上がって設備に詰まるトラブルが発生し、6日で打ち切っていた。』
日本はLNGを2014年度で8907万トンも輸入する、世界最大の輸入国です。
(国産は200万トン、自給率はわずかに2.2%)
日本周辺だけでもメタンハイドレードは太平洋側、日本海側に広く分布しており、日本の消費量の100年分以上の埋蔵量はある、とされています。
また、特殊な藻を使った効率的な軽油の生産も開始され、石油そのものを作り出す細菌類も発見され応用試験もされており、「微生物による石油類の効率的生産」も夢ではなくなりました。
メタンハイドレードなどの実用化が進めば、「シェールガズ・シェールオイル」革命でコストダウンした石油系製品の更なるコストダウン、ひいては日本の「原油などの原料輸入超過」体質の改善にもつながり、貿易立国日本の更なる黒字体質強化が進むことになります。
米国も中国も余裕が無い中で日本はおそらく唯一の援助が出来る国家に成り上がった!!
日本の未来は今後、ますます世界が羨むようになるでしょう!!
5月4日、次世代燃料メタンハイドレートの産出試験で、天然ガスの採掘に成功した様子
出典:独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)HP内
速報「第2回メタンハイドレート海洋産出試験 ガス生産の様子」サイト
「メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム」より
下のブログランキングに参加しています。ご支援のクリックをお願い申し上げます。
米国も中国も余裕が無い中で日本はおそらく唯一の援助が出来る国家に成り上がった!!
日本の未来は今後、ますます世界が羨むようになるでしょう!!
と思う方は以下をクリック!!
↓
防衛・軍事 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
有料記事では、あなたが知らないと損をする、報道されない国内外情勢や政治、軍事、外交、経済、技術などの深層や戦略などを、丁寧にお伝えします。
↓
有料記事掲載サイト:以下リンク先→
新生日本情報局 ※(有料記事サイト)1ヶ月1000円で期間中は有料記事が読み放題、見放題で定期購読ができます。
定期購読の方法については、以下リンク先→
※(ヘルプ欄)課金記事を読む 有料の記事を読むには?
本日の有料記事
何故昨年の米国大統領選挙で話題になったヒラリー・クリントン氏のメール問題が出るのか??
5月5日の「こどもの日」には教育上、非常に宜しくない政治のお話です(笑いと皮肉)。
昨年以来、米国で話題になり大統領選挙で落選の原因にもなったヒラリー氏が国務長官時代の「私的メール問題」。
何故、今更ながらに昨年の米国大統領選挙で話題になったヒラリー・クリントン氏のメール問題が出るのか??
記事の続きは、以下リンク先→
新生日本情報局 ※(有料記事サイト)1ヶ月1000円で期間中は有料記事が読み放題、見放題で定期購読ができます。
定期購読の方法については、以下リンク先→
※(ヘルプ欄)課金記事を読む 有料の記事を読むには?
下のブログランキングに参加しています。ご支援のクリックをお願い申し上げます。
↓
防衛・軍事 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ