新型コロナ禍でお苦しみの方は、日本でも世界でも多数おられるかと存じます。
筆者もその一人です。
今年の夏の猛暑の中、マスクをして暑い中、仕事をしなければならない苦労や疲労は、体験者しかご理解出来ないでしょう。
何故、新型コロナウイルスのワクチン開発やワクチン接種はこんなに時間が掛かったのか??
何故、治療薬や予防薬等が早く開発出来ず、結果として昨年のマスクや消毒液、手袋等の不足の如く、対策が後手後手に廻ってしまうのか??
それは、一言で申し上げるならば、医薬品や医療関連設備、医療関連用具類がほとんど全て、民間企業による製造や生産、研究開発に依存している実態があり、研究開発費や設備投資の高騰等もあり、儲けや利益を無視した活動が事実上、単独では出来ないからです!!
勿論、政府や行政の問題、法律制度の問題等もありますが。
9月7日にニッポン放送ONLINEが「河野担当相が明かす 日本でのワクチン接種が遅れた“本当の理由”」の題で、次のように暴露しました。
『(前略)
菅総理の掲げた「1日100万回」「7月末までに高齢者全員2回接種」はクリア
飯田)9月1日の発表時点で、ワクチン接種回数が1億3000万回を突破し、1回目の接種も57%を超えました。このスピードや規模感については、どうご覧になられていますか?
河野太郎行政改革担当大臣)おかげさまで相当早いスピードで、ワクチン接種が進んでいると思います。スタートしたときには、「年内に終わらないだろう」というご意見が多かったのですが、菅総理が「1日100万回接種」、「7月末までに希望する高齢者全員への2回接種」という目標を掲げ、それに向かって一生懸命頑張りました。おかげさまで10月~11月の早い時期にかけて、希望する国民に2回接種という目標もクリアできるような状況になっているのではないかなと思います。
飯田)最初に1日100万回という数字を聞いたときは、大臣ご自身も相当驚かれたということが報道されていましたが、ここまで来ると思っていましたか?
河野)総理が「1日100万回でどうだ」とおっしゃったときに、私は「70~80万回にしましょう」と正直に申し上げたのですが、総理が最後は自分の決断だということで、「100万回」ということを公におっしゃいました。結果から言うと、いちばん多く打った日は170万回くらい打ったのではないかなと思います。ワクチンの在庫が足りなくなるのではないかと心配して、「少しペースを調整してください」とお願いするくらいのスピードで行きました。
今後のワクチンの供給量はまったく問題ない
飯田)ペースを落とすお願いをせざるを得なかったときに、「ワクチンが足りないのではないか」というような批判が出たりもしましたけれども、いまはどうですか? ペースとしては落ち着いて来ていると思ってもいいでしょうか?
河野)だいぶ落ち着いて来ていると思いますし、9月の終わりまでに希望する方が2回打つのに十分な量は日本に入って来ます。10月10日までには、すべての市町村で、12歳以上人口の8割の方が2回打つのに必要な量をお配りします。ワクチンの供給量については、まったく問題ありません。「まだ予約が取れない」という声も聞きますけれども、「必ず打てますから、気長に待ってください」ということはお願いしております。
有事には、平時と違うモードでやらなくてはいけない
飯田)平時は無謬性などがいい方向に働くときもあるかも知れませんが、コロナ禍のような有事対応というのは、まったく別の動かし方をしなくてはいけないということになりますか?
河野)そうですね。デルタ株の感染が拡がり始めていましたので、総理が「7月末に高齢者に2回接種」とおっしゃったのも、なるべく早く打ち終わらないといけないということで、極端な言い方をすると「手段を選ぶな」ということでありました。
飯田)手段を選ばないと。
河野)有事ですから、平時のときとは違うモードでやらなくてはいけないというのが、今回の教訓だったと思うのですね。
飯田)平時とは違うモードで。
日本でのワクチン接種が遅れた本当の理由 ~ファイザーが行った在米の日本人のデータを厚労省が取り入れなかった
河野)日本でワクチン接種のスタートが遅れたというのも、去年(2020年)の7月にファイザーが「国際的な治験をやるぞ」と言ったときに、欧米と比べて、当時は感染者数が2桁ほど少ないから、日本で治験をやっても時間がかかるだけで意味がない、ということで外されたのです。
飯田)そうなのですか。
河野)そのときにファイザーは、アメリカに住んでいる日本人を集めて国際治験のなかに入れてくれていたのです。日本からアメリカに行っている駐在員の方や、留学生の方など日本人を百何十人集めて国際治験のなかでやって、「日本人も取ったデータがあるよ」ということだったのです。しかし厚労省が、「アメリカと日本では食べ物なども違うから、それはダメだ」と言って、再度、10月に日本で160人の治験をやったのです。それでスタートが遅れてしまった。平時ならそういうことがあってもいいのかなとは思いますが、有事のときにはリスクとベネフィットを評価して、どう判断するのかを考えなくてはいけないと思いますし、国民の皆さまにも、そういうことをご理解いただくということが大事なのかなと思います。
国産ワクチンができないのは、日本が「民間の力を活かせない」という問題から
飯田)ワクチン接種、その進み具合や治験のあり方を中心に、河野大臣にお話を伺いました。
青山繁晴参議院議員)言わざるを得ないことがあります。「国産ワクチンの開発がなぜできなかったのか」ということです。
飯田)国産ワクチンが。
青山)自由民主党の対策本部でも、当初からそれを指摘していたのですが、厚労省は全然答えないのです。ところが、対策本部が終わったあとに、鴨下さんや首脳陣が寄って来られて、「本当はあなたの言っていた通りなのです」と。薬事規制がおかしかったり、目先のことを考えて、つまりパンデミックや感染症はいつ起きるかわからないから、もうそういうことはやめておけという話だったのです。
飯田)いつ起こるかわからないから。
青山)あえて特定のメーカーを出すけれども、モデルナはずっと薬をつくれない時期が続いていたわけです。しかし民間の投資も活発になり、続けることができて、ついに実ったわけです。そういう仕組みが日本にはない。つまり「民間の力を活かせない」というところに大きな問題があります。本当は河野さんの突破力で、そこを切り開いて欲しいのです。ワクチン接種の遅れというのは、おっしゃっているようなファイザーの治験というのも、もちろんあるのですけれども、そこに話を逃がしてはいけないですよね。』
正に、今の医療問題を鋭く指摘している暴露、と言えるでしょう!!
一方、10年前の東日本大震災で麻酔薬、つまりモルヒネ等の深刻な不足に陥った我が国は、ついに大麻草を原料とする医薬品の解禁に踏み切る方針です。
厚生労働省 医薬・生活衛生局が6月25日に取り纏めた提言、「大麻等の薬物対策のあり方検討会 とりまとめ~今後の大麻等の薬物対策のあり方に関する基本的な方向について~」によると、大麻草を原料とした医薬品の広範囲な規制緩和の記載があります。
乾燥大麻の効用も沢山の症例や実績がある中で、単に悪用等防止で厳しく規制を続ける訳には行かなくなっている厳しい現実もあります。
新型コロナウイルスワクチンや治療薬等で改めて議論の大麻草を原料にした医薬品の検討等を急げ!!
厚生労働省が毎月発行している広報誌「厚生労働」
2021年9月号の表紙
これを見ただけでも、厚生労働省へのイメージが一新しますね!!
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筆者もその一人です。
今年の夏の猛暑の中、マスクをして暑い中、仕事をしなければならない苦労や疲労は、体験者しかご理解出来ないでしょう。
何故、新型コロナウイルスのワクチン開発やワクチン接種はこんなに時間が掛かったのか??
何故、治療薬や予防薬等が早く開発出来ず、結果として昨年のマスクや消毒液、手袋等の不足の如く、対策が後手後手に廻ってしまうのか??
それは、一言で申し上げるならば、医薬品や医療関連設備、医療関連用具類がほとんど全て、民間企業による製造や生産、研究開発に依存している実態があり、研究開発費や設備投資の高騰等もあり、儲けや利益を無視した活動が事実上、単独では出来ないからです!!
勿論、政府や行政の問題、法律制度の問題等もありますが。
9月7日にニッポン放送ONLINEが「河野担当相が明かす 日本でのワクチン接種が遅れた“本当の理由”」の題で、次のように暴露しました。
『(前略)
菅総理の掲げた「1日100万回」「7月末までに高齢者全員2回接種」はクリア
飯田)9月1日の発表時点で、ワクチン接種回数が1億3000万回を突破し、1回目の接種も57%を超えました。このスピードや規模感については、どうご覧になられていますか?
河野太郎行政改革担当大臣)おかげさまで相当早いスピードで、ワクチン接種が進んでいると思います。スタートしたときには、「年内に終わらないだろう」というご意見が多かったのですが、菅総理が「1日100万回接種」、「7月末までに希望する高齢者全員への2回接種」という目標を掲げ、それに向かって一生懸命頑張りました。おかげさまで10月~11月の早い時期にかけて、希望する国民に2回接種という目標もクリアできるような状況になっているのではないかなと思います。
飯田)最初に1日100万回という数字を聞いたときは、大臣ご自身も相当驚かれたということが報道されていましたが、ここまで来ると思っていましたか?
河野)総理が「1日100万回でどうだ」とおっしゃったときに、私は「70~80万回にしましょう」と正直に申し上げたのですが、総理が最後は自分の決断だということで、「100万回」ということを公におっしゃいました。結果から言うと、いちばん多く打った日は170万回くらい打ったのではないかなと思います。ワクチンの在庫が足りなくなるのではないかと心配して、「少しペースを調整してください」とお願いするくらいのスピードで行きました。
今後のワクチンの供給量はまったく問題ない
飯田)ペースを落とすお願いをせざるを得なかったときに、「ワクチンが足りないのではないか」というような批判が出たりもしましたけれども、いまはどうですか? ペースとしては落ち着いて来ていると思ってもいいでしょうか?
河野)だいぶ落ち着いて来ていると思いますし、9月の終わりまでに希望する方が2回打つのに十分な量は日本に入って来ます。10月10日までには、すべての市町村で、12歳以上人口の8割の方が2回打つのに必要な量をお配りします。ワクチンの供給量については、まったく問題ありません。「まだ予約が取れない」という声も聞きますけれども、「必ず打てますから、気長に待ってください」ということはお願いしております。
有事には、平時と違うモードでやらなくてはいけない
飯田)平時は無謬性などがいい方向に働くときもあるかも知れませんが、コロナ禍のような有事対応というのは、まったく別の動かし方をしなくてはいけないということになりますか?
河野)そうですね。デルタ株の感染が拡がり始めていましたので、総理が「7月末に高齢者に2回接種」とおっしゃったのも、なるべく早く打ち終わらないといけないということで、極端な言い方をすると「手段を選ぶな」ということでありました。
飯田)手段を選ばないと。
河野)有事ですから、平時のときとは違うモードでやらなくてはいけないというのが、今回の教訓だったと思うのですね。
飯田)平時とは違うモードで。
日本でのワクチン接種が遅れた本当の理由 ~ファイザーが行った在米の日本人のデータを厚労省が取り入れなかった
河野)日本でワクチン接種のスタートが遅れたというのも、去年(2020年)の7月にファイザーが「国際的な治験をやるぞ」と言ったときに、欧米と比べて、当時は感染者数が2桁ほど少ないから、日本で治験をやっても時間がかかるだけで意味がない、ということで外されたのです。
飯田)そうなのですか。
河野)そのときにファイザーは、アメリカに住んでいる日本人を集めて国際治験のなかに入れてくれていたのです。日本からアメリカに行っている駐在員の方や、留学生の方など日本人を百何十人集めて国際治験のなかでやって、「日本人も取ったデータがあるよ」ということだったのです。しかし厚労省が、「アメリカと日本では食べ物なども違うから、それはダメだ」と言って、再度、10月に日本で160人の治験をやったのです。それでスタートが遅れてしまった。平時ならそういうことがあってもいいのかなとは思いますが、有事のときにはリスクとベネフィットを評価して、どう判断するのかを考えなくてはいけないと思いますし、国民の皆さまにも、そういうことをご理解いただくということが大事なのかなと思います。
国産ワクチンができないのは、日本が「民間の力を活かせない」という問題から
飯田)ワクチン接種、その進み具合や治験のあり方を中心に、河野大臣にお話を伺いました。
青山繁晴参議院議員)言わざるを得ないことがあります。「国産ワクチンの開発がなぜできなかったのか」ということです。
飯田)国産ワクチンが。
青山)自由民主党の対策本部でも、当初からそれを指摘していたのですが、厚労省は全然答えないのです。ところが、対策本部が終わったあとに、鴨下さんや首脳陣が寄って来られて、「本当はあなたの言っていた通りなのです」と。薬事規制がおかしかったり、目先のことを考えて、つまりパンデミックや感染症はいつ起きるかわからないから、もうそういうことはやめておけという話だったのです。
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青山)あえて特定のメーカーを出すけれども、モデルナはずっと薬をつくれない時期が続いていたわけです。しかし民間の投資も活発になり、続けることができて、ついに実ったわけです。そういう仕組みが日本にはない。つまり「民間の力を活かせない」というところに大きな問題があります。本当は河野さんの突破力で、そこを切り開いて欲しいのです。ワクチン接種の遅れというのは、おっしゃっているようなファイザーの治験というのも、もちろんあるのですけれども、そこに話を逃がしてはいけないですよね。』
正に、今の医療問題を鋭く指摘している暴露、と言えるでしょう!!
一方、10年前の東日本大震災で麻酔薬、つまりモルヒネ等の深刻な不足に陥った我が国は、ついに大麻草を原料とする医薬品の解禁に踏み切る方針です。
厚生労働省 医薬・生活衛生局が6月25日に取り纏めた提言、「大麻等の薬物対策のあり方検討会 とりまとめ~今後の大麻等の薬物対策のあり方に関する基本的な方向について~」によると、大麻草を原料とした医薬品の広範囲な規制緩和の記載があります。
乾燥大麻の効用も沢山の症例や実績がある中で、単に悪用等防止で厳しく規制を続ける訳には行かなくなっている厳しい現実もあります。
新型コロナウイルスワクチンや治療薬等で改めて議論の大麻草を原料にした医薬品の検討等を急げ!!
厚生労働省が毎月発行している広報誌「厚生労働」
2021年9月号の表紙
これを見ただけでも、厚生労働省へのイメージが一新しますね!!
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