北朝鮮の動きは、特に金正恩第一書記が指導者になって以来、これまでの動きとは大きく様変わりしています。
宣伝や情報関係の流れでも、今まで流すことがなかった写真等を報道するなどの対応の変化が見られます。
一方、新兵器の開発や弾道ミサイルの発射など、挑発的な行為もエスカレートしています。
北朝鮮の動きはまるで冷戦末期の東欧諸国のような動きです。
それは何故か??
その理由は、報道される回数が増えていますが、北朝鮮の高官が相次いで海外出張中に亡命している点、SLBMの開発を行っているなど核兵器に頼る点、そして、日本海に漂着する北朝鮮の船の増加です。
11月28日夜に産経新聞が、北朝鮮のSLBMについて次のように伝えました。
『韓国の聯合ニュースは28日、北朝鮮が同日午後、日本海で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を行ったが失敗したとみられると報じた。政府消息筋は「ミサイルのカバーの破片だけが海域で捕捉された」としているという。
北朝鮮は5月、SLBMの発射実験を行い、「完全に成功した」と強調。しかし、「開発にはかなりの時間を要する」との軍事専門家の見方が多い。
韓国政府は、北朝鮮が今月11日から12月7日まで元山沖の日本海に航行禁止区域を設定したとして、警戒を強めている。』
一方、同日朝にRecordChinaが北朝鮮から日本に漂着した船について、次のように伝えました。
『2015年11月27日、AFP通信は日本メディアの報道を引用し、福井県沖で24日、不審な木造船が見つかり、船内から3人の遺体が見つかるなど、日本海側で不審な船の漂流が相次いでいると報じた。
福井県沖で見つかった国籍不明の木造船は24日に敦賀海上保安部により、引き揚げ作業が行われた。船内から3人の遺体が見つかっており、一部が白骨化しているなど腐敗が進んでいた。日本海側では先月から今月にかけて、複数の不審な船が遺体とともに見つかり、中には北朝鮮の漁船とみられるものもあり、海上保安部が調査している。
この報道に、米国のネットユーザーからは、「北朝鮮の太っちょの指導者の元から逃げようとした人たちかもしれない」「ホラー映画かホラー小説で描かれていそうな、悪夢のような出来事だ」「羅針盤を持たずに出発してしまった難民だろう」「もしかしたら水葬のつもりだったのかもしれない」といったコメントが寄せられている。』
北朝鮮では、確かにノドン、テポドン等の中距離から長距離の弾道ミサイルを開発して配備しているのは確かですが、基礎工業力や技術力のレベルが実に低いのが、北朝鮮の経済や社会の足を引っ張っています。
SLBMの発射実験が失敗したのは、ある意味で当然と言えます。
また、日本に漂着した船のエンジンは、過去に日本や韓国に亡命してきた船と同様に、海流に逆らって航行するには明らかに出力不足であり、過去には耕耘機のエンジンを転用した例もありました。
漁船の建造技術ですら、日本とは60年以上の技術格差があるとすら言われています。
これでは、食糧不足や燃料不足の北朝鮮が少しでも魚を捕ろうと頑張っても、焼け石に水、実に厳しい状況です。
更に追い打ちをかけるかのように、今年の北朝鮮は、中国北部や韓国同様に干魃がひどく、農業は全般的に不作でした。
食糧不足に加えて、中国からの原油やトウモロコシ、無煙炭の支援も止まり、更なる窮状が伝えられています。
北朝鮮が今年の冬にかけてどうなるのか??
今後の動向に注視!!
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その理由は、報道される回数が増えていますが、北朝鮮の高官が相次いで海外出張中に亡命している点、SLBMの開発を行っているなど核兵器に頼る点、そして、日本海に漂着する北朝鮮の船の増加です。
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『韓国の聯合ニュースは28日、北朝鮮が同日午後、日本海で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を行ったが失敗したとみられると報じた。政府消息筋は「ミサイルのカバーの破片だけが海域で捕捉された」としているという。
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一方、同日朝にRecordChinaが北朝鮮から日本に漂着した船について、次のように伝えました。
『2015年11月27日、AFP通信は日本メディアの報道を引用し、福井県沖で24日、不審な木造船が見つかり、船内から3人の遺体が見つかるなど、日本海側で不審な船の漂流が相次いでいると報じた。
福井県沖で見つかった国籍不明の木造船は24日に敦賀海上保安部により、引き揚げ作業が行われた。船内から3人の遺体が見つかっており、一部が白骨化しているなど腐敗が進んでいた。日本海側では先月から今月にかけて、複数の不審な船が遺体とともに見つかり、中には北朝鮮の漁船とみられるものもあり、海上保安部が調査している。
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北朝鮮では、確かにノドン、テポドン等の中距離から長距離の弾道ミサイルを開発して配備しているのは確かですが、基礎工業力や技術力のレベルが実に低いのが、北朝鮮の経済や社会の足を引っ張っています。
SLBMの発射実験が失敗したのは、ある意味で当然と言えます。
また、日本に漂着した船のエンジンは、過去に日本や韓国に亡命してきた船と同様に、海流に逆らって航行するには明らかに出力不足であり、過去には耕耘機のエンジンを転用した例もありました。
漁船の建造技術ですら、日本とは60年以上の技術格差があるとすら言われています。
これでは、食糧不足や燃料不足の北朝鮮が少しでも魚を捕ろうと頑張っても、焼け石に水、実に厳しい状況です。
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