5月24日12時5分14秒にH-IIAロケット24号機でJAXAが開発した陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)が打ち上げることに成功した。
その後、JAXAによるとロケットは計画通り飛行し、打上げ後約15分47秒に「だいち2号」を正常に分離した事を確認した。
JAXAがHPなどで伝えたところによると、2011年5月に運用が故障により停止した「だいち」の地上観測分解能は2.5mであるのに対し、その後継機にあたる「だいち2号」は1mまで向上し、世界で唯一の高性能Lバンド合成開口レーダー(SLR)である「PALSAR-2」を搭載し、暮らしの安全の確保・地球規 模の環境問題の解決などを主なミッションの目的としている。
国土地理院や防災関係者以外にはあまり知られていないが、2011年3月11日に発生した東日本大震災をはじめ、国土地理院とJAXAとの合同調査研究にて、SAR観測電波の干渉波解析により、「だいち」は地震直後の地殻変動の規模を広範囲でミリメートル単位で正確に測定が可能である。
当時、日本域における「だいち」のSAR観測は最長3日待つ必要があったが、今回打ち上げられることになった「だいち2号」は概ね12時間毎に観測が可能となり、夜間・悪天候下においても、津波や地震、水害等による被災状況が把握可能で、大震災などの初動対応や防災関係機関および自治体等での人命救助活動、復旧活動や農林水産業、資源エネルギー調査や地球環境の変動などへの応用など、より大きな貢献が期待される。
また、「だいち2号」に搭載されるLバンド合成開口レーダーPALSAR-2アンテナについては、詳細は技術上の機密となっているが、6素子一体型の放射素子配列構造となり、GaNを用いた送受信モジュールを搭載することになっている。
日本では、「だいち2号」に続いて、平成27年度に打ち上げが予定されている陸域観測技術衛星3号(ALOS-3)の開発も進んでおり、地上観測分解能は0.8mになる見通しだが、
米国が打ち上げた地球観測衛星WorldView-2 の地上観測分解能は0.46mであり、まだまだ世界の最先端を走るまでには至っていない。
日本は更なる各種衛星開発と観測態勢の強化を政府や民間を挙げて推進しなければならない。
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今年の夏は極端に暑くなる?美味しんぼや差し止め訴訟に惑わされず原子力発電所の再稼働を急げ
政府は5月16日、閣議前に「電力需給に関する検討会合」を開催、2014年度夏季の電力需給対策を決定した。
経済産業省の報告書によると、この夏の電力需給は、中部及び西日本では東日本からの融通がなければ、安定供給に最低限必要とされる予備率3%を下回る見込みである。
特に、関西電力管内は1.8%、九州電力管内は1.3%と特に厳しい見通しで、昨年の夏より大幅に厳しい需給状況を想定した特段の電力需給対策が必要であるとしている。
つまり、今年の夏には、中部地方や西日本では電力不足による「大規模停電」の恐れがあると、政府が認めたことになる。
5月23日に気象庁が発表した長期予報では、今のところは極端に暑い夏にはならず、北日本では平年より低い気温の傾向があるが、西日本では暑い夏になると予報しているが、5月に入って既に福島市や宮古市でも真夏日を観測していることから、今年の夏は極端に暑くなる可能性がある。
有効な対策はあるのであろうか?
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また、「だいち2号」に搭載されるLバンド合成開口レーダーPALSAR-2アンテナについては、詳細は技術上の機密となっているが、6素子一体型の放射素子配列構造となり、GaNを用いた送受信モジュールを搭載することになっている。
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