「テニスの女王」と言われているロシア出身のマリア・シャラポア選手が、ドーピング問題で釈明会見を開くことになろうとは、筆者を含めた世界の多くのファンにとって、大きな衝撃です!!
筆者にとってもその報道を見聞した時には、これは嘘であって欲しい、と願わずにはいられなかった程の衝撃でした。
3月8日15時35分にAFPが「シャラポワのドーピング陽性発表で、メルドニウムに注目集まる」の題で次のように伝えました。
『女子テニス選手のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が7日、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2016)のドーピング検査で、検体が禁止薬物に陽性反応を示したと発表したことを受け、今年1月に世界反ドーピング機関(WADA)の禁止薬物リストに追加された禁止薬物「メルドニウム(Meldonium)」に注目が集まっている。
シャラポワは同日、健康上の理由で2006年から同薬を医師に処方してもらっていたことを認めたものの、運動能力を向上させるためではないとしている。抗虚血薬として知られるメルドニウムは、ラトビアで製造され、心臓疾患の治療にも用いられているが、米当局からは承認されていない。
メルドニウムの摂取により血流が増加し、持久性や運動後の回復時間が向上する可能性があることが分かっており、「運動能力の向上を目的にアスリートが使用していることを確認」したため、WADAは同薬を「経過観察」から「禁止」薬物に変更したという。
同薬の禁止リスト入りは、昨年9月に承認され、今年1月1日から効力を発揮している。
米ロサンゼルス(Los Angele)で行われたシャラポワの衝撃的な発表に先立ち、ソチ冬季五輪のフィギュアスケート団体戦で、ロシアの金メダルに貢献したアイスダンスのエカテリーナ・ボブロワ(Ekaterina Bobrova)が、1月に開催された欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2016)のドーピング検査で、メルドニウムに陽性反応を示したことを確認している。
今月初めには、昨年の東京マラソンで優勝したエチオピア人選手、エンデショー・ネゲセ(Endeshaw Negesse)の検体から、同薬物が検出されたと報じられている。』
マリア・シャラポワ選手には、暫定的な出場停止処分が下されたそうですが、それにしてもドーピング薬物と選手との因果関係は、切れにくいのでしょうか??
実は、ドーピング問題は清ある意味で、スポーツの世界の構造上の隙間の問題でもあり、原和博容疑者の覚醒剤使用や野球賭博にも通じる点があるのです。
例えば、レスリング等では選手の減量時に「カルシウム注射」をよくやります。
覚醒剤の所持などで逮捕・起訴された元野球選手の清原和博容疑者は、「ニンニク注射」から、筋肉や膝の痛み止め、カンフル剤、そしてMDMAや薬物へ、と徐々に手を広げて、最終的に覚醒剤に手を出した、とも言われています。
はっきり言えば、「痛み止め」等はスポーツ選手に欠かせない医薬品であり、医薬の世界と、禁止薬物との世界の境界線は「限りなく薄い」のも事実なのです。
細かい話は語弊などがあるので避けますが、例えばアヘンやアヘン系の薬物類は、風邪薬、鎮痛剤系には欠かせません。
一方、相撲界でも近年、野球賭博で処分者が出ましたが、3月8日20時07分に産経ニュースが「【野球賭博】巨人・高木京介投手も関与 平成23年ドラフト4位」の題で次のように伝えました。
『プロ野球巨人の現役3選手が野球賭博に関与していた問題で、巨人の久保博球団社長は8日夜、東京都内の読売新聞東京本社で記者会見し、新たに高木京介投手(26)が賭博に関与していたことが発覚、熊崎勝彦コミッショナーに告発することを明らかにした。
巨人によると、2月29日に週刊文春から高木投手が野球賭博に関与していることを示唆する取材を受け、高木投手から事情を聴いたところ、当初は関与を否定したが、8日になって平成26年のシーズンに3~4回、計8~9試合を対象に現金を賭けていたことを認めたという。
関与を否定した際、すでに巨人との契約を解除された笠原将生元投手の名前を挙げ、「笠原に名前を貸していただけで、笠原が自分の名前を使って野球賭博をしていた」と説明していたが、昨年10月の問題発覚後に笠原元投手らから虚偽の説明をするように持ちかけられたという。
高木投手は平成23年のドラフト4位で巨人に入団。昨シーズンは33試合に登板した。』
全く、巨人・高木京介投手にも困ったものです。
また、野球賭博が発覚したか、と思うと、情けなくなりますね。
スポーツ選手の世界は、それぞれの競技で「コロニー」「グループ」が出来る、実に狭い世界でもあります。
そこで、プロ野球選手が野球賭博をしていたのですから、相撲界、角界の野球賭博と同様に狭い世界での「賭博行為」をしていた訳で、鎮痛剤などの薬物に簡単に手を出す感覚でやってしまったのでしょう。
どう贔屓目に見てもマリア・シャラポア選手のドーピング問題は清原和博容疑者の覚醒剤使用や野球賭博にも通じる点がある、と指摘せざるを得ません。
単にスポーツ界やスポーツ選手の道徳や倫理意識の向上だけではなく、商業主義の走るスポーツビジネスの世界にも切り込んだ対応をしなければ根本的な解決には程遠いことを、これらの事件は教えてくれます。
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そうりゅう型潜水艦「じんりゅう」が引き渡される その背景にある更なる海空戦力の強化策とは??
最新鋭のそうりゅう型潜水艦「じんりゅう」が3月7日に進水式を行い、海上自衛隊に引き渡されました。
潜水艦戦力強化は緊急の課題であり、潜水艦を16隻から22隻に保有数を増加させる計画を進めています。
勿論、海上自衛隊は国産のP-1哨戒機の増加、イージス艦の増勢などを進め、航空自衛隊がF-35ステルス戦闘機の配備などの戦力強化を推進しています。
しかし、新たなる国際情勢の変化は、日本の都合などを考慮せず、待ったなしの対応を求めています。
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筆者にとってもその報道を見聞した時には、これは嘘であって欲しい、と願わずにはいられなかった程の衝撃でした。
3月8日15時35分にAFPが「シャラポワのドーピング陽性発表で、メルドニウムに注目集まる」の題で次のように伝えました。
『女子テニス選手のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が7日、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2016)のドーピング検査で、検体が禁止薬物に陽性反応を示したと発表したことを受け、今年1月に世界反ドーピング機関(WADA)の禁止薬物リストに追加された禁止薬物「メルドニウム(Meldonium)」に注目が集まっている。
シャラポワは同日、健康上の理由で2006年から同薬を医師に処方してもらっていたことを認めたものの、運動能力を向上させるためではないとしている。抗虚血薬として知られるメルドニウムは、ラトビアで製造され、心臓疾患の治療にも用いられているが、米当局からは承認されていない。
メルドニウムの摂取により血流が増加し、持久性や運動後の回復時間が向上する可能性があることが分かっており、「運動能力の向上を目的にアスリートが使用していることを確認」したため、WADAは同薬を「経過観察」から「禁止」薬物に変更したという。
同薬の禁止リスト入りは、昨年9月に承認され、今年1月1日から効力を発揮している。
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今月初めには、昨年の東京マラソンで優勝したエチオピア人選手、エンデショー・ネゲセ(Endeshaw Negesse)の検体から、同薬物が検出されたと報じられている。』
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実は、ドーピング問題は清ある意味で、スポーツの世界の構造上の隙間の問題でもあり、原和博容疑者の覚醒剤使用や野球賭博にも通じる点があるのです。
例えば、レスリング等では選手の減量時に「カルシウム注射」をよくやります。
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はっきり言えば、「痛み止め」等はスポーツ選手に欠かせない医薬品であり、医薬の世界と、禁止薬物との世界の境界線は「限りなく薄い」のも事実なのです。
細かい話は語弊などがあるので避けますが、例えばアヘンやアヘン系の薬物類は、風邪薬、鎮痛剤系には欠かせません。
一方、相撲界でも近年、野球賭博で処分者が出ましたが、3月8日20時07分に産経ニュースが「【野球賭博】巨人・高木京介投手も関与 平成23年ドラフト4位」の題で次のように伝えました。
『プロ野球巨人の現役3選手が野球賭博に関与していた問題で、巨人の久保博球団社長は8日夜、東京都内の読売新聞東京本社で記者会見し、新たに高木京介投手(26)が賭博に関与していたことが発覚、熊崎勝彦コミッショナーに告発することを明らかにした。
巨人によると、2月29日に週刊文春から高木投手が野球賭博に関与していることを示唆する取材を受け、高木投手から事情を聴いたところ、当初は関与を否定したが、8日になって平成26年のシーズンに3~4回、計8~9試合を対象に現金を賭けていたことを認めたという。
関与を否定した際、すでに巨人との契約を解除された笠原将生元投手の名前を挙げ、「笠原に名前を貸していただけで、笠原が自分の名前を使って野球賭博をしていた」と説明していたが、昨年10月の問題発覚後に笠原元投手らから虚偽の説明をするように持ちかけられたという。
高木投手は平成23年のドラフト4位で巨人に入団。昨シーズンは33試合に登板した。』
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スポーツ選手の世界は、それぞれの競技で「コロニー」「グループ」が出来る、実に狭い世界でもあります。
そこで、プロ野球選手が野球賭博をしていたのですから、相撲界、角界の野球賭博と同様に狭い世界での「賭博行為」をしていた訳で、鎮痛剤などの薬物に簡単に手を出す感覚でやってしまったのでしょう。
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そうりゅう型潜水艦「じんりゅう」が引き渡される その背景にある更なる海空戦力の強化策とは??
最新鋭のそうりゅう型潜水艦「じんりゅう」が3月7日に進水式を行い、海上自衛隊に引き渡されました。
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