1月5日夕方に産経デジタルが伝えたところでは、青森県の店舗で販売した「チキンマックナゲット」に異物が混入していた問題で、日本マクドナルドは5日、この製品と同じ日に同じ工場で生産された分は販売を全面停止する一方、それ以外の日の出荷分については販売継続を決めた。この結果、全店の店頭販売は維持できるとしている。
この問題は、3日夜に「マクドナルド三沢店(青森県三沢市)」で男性客がナゲットを購入し、持ち帰った。1時間後に、異物が混入していたして再来店した。異物はビニール片のようなものだった。
ナゲットはタイの工場で1次加工され、各店舗で揚げて提供している。現時点では他の店舗で、異物が混入していたというような報告はないという。同日・同工場生産品の販売停止とともに、混入の経緯や原因を調べるとしている。
昨年7月に、中国・上海の食品会社が、期限切れ鶏肉を使っていた問題で、マクドナルドは、中国からの調達をやめ、ナゲットはすべてタイから購入することに切り替えた。2社と契約し、3工場でナゲットを生産しているが、問題となった工場がどこなのかは明らかにしていない。
一方、1月6日未明に産経新聞が伝えたところでは、青森県の1店でチキンマックナゲットにビニール片のような異物の混入が確認された問題で、日本マクドナルドは5日、別の店舗でも、客から同様の指摘を受けていたことを明らかにした。
同社によると、昨年12月31日、東京都江東区の「東陽町駅前店」で、ナゲットを食べた女性客が、5ミリほどのビニール片のような異物が混入していたと店員に申し出ていたという。
応対した店員がティッシュペーパーの上に異物を乗せて、運ぼうとしたところ紛失。探したが見つからなくなったという。女性客は調査を依頼せず、店員は上司に報告するなど適切な措置を取らなかった。
青森での異物混入報道を見た女性客が5日昼、同社に連絡して発覚した。青森では、ビニール片のようなものは、青色だったが、東陽町駅前店のケースでは透明か乳白色だったという。
筆者にとって、マクドナルドは時々利用する「お得意様」であったが、昨年の中国産のチキン事件以来、敬遠している。
今回の事件に触れて、またマクドナルドか、といううんざりした気分だ。
それでも、今回の事件は、長年製造業に携わった筆者の知見、経験から見れば、明らかにマクドナルド側とその契約工場の「管理問題」が見えてくる。
何が問題か?
ずばり、危機管理体制の甘さである。
店舗で販売するのはサービス業ではあるが、調理や原材料の生産は製造業という意識が、全くないことが問題なのだ。
だから、チキンナゲットに異物が混入したと指摘した客の指摘にも、会社や店舗で危機意識もマニュアルもなく、教育もされておらず、結果としてまともに対応出来ないのだ。
東京の異物発見の件は確かに、店舗混入の可能性があるだろう。
また、青森の件は、工場の可能性が高いだろう。
それでも指摘したいが、店舗や工場の設備管理がしっかりなされていないことで発生したことは指摘しておきたい。
マクドナルドの品質保証体制や設備管理体制は、「利益重視」でまるで整っていないことを証明している。
その証拠に、異物混入の事例が相次いで報告され続けているではないか。
大量量産は、コスト削減、原価削減のために生み出されたものだ。
今回のような大きな事件は、そのメリットを吹き飛ばし、デメリットである「悪品の大量生産」を生み出す危険性を改めて指摘しておきたい。
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本日の有料記事
日本が必死になって武器の国産化や新規開発を増やし続ける理由 その17
日本の武器は、何故必死になって国産化や新規開発の案件などを増やし続けているのか?
それは、根本的な原因と時代背景、国家戦略があるのです。
一部の軍事評論家を含めて、識者などでも誤解が多い分野ですので、以下に真実の姿を公表したいと存じます。
シリーズで日本の武器に関する記事の17回目、RMA(軍事革命)と日本の防衛力の変化に関する記事です。
前回にも触れましたが、日本の防衛力は、RMA(軍事革命)による変化を受けて、地政学的な位置関係を重視し、ここ10年程度の間に大きく変化しつつあります。
また、それだけではなく、日米両国で世界に誇るミサイル防衛網を整備している今、ミサイル防衛や精密誘導兵器システムに対しての攻撃や防御のシステムの確立を急がなければなりません。
また、それは、IT技術が発達する前では考えられなかったサイバー戦やNBCテロなどへの対処も強化しなければならないのです。
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この問題は、3日夜に「マクドナルド三沢店(青森県三沢市)」で男性客がナゲットを購入し、持ち帰った。1時間後に、異物が混入していたして再来店した。異物はビニール片のようなものだった。
ナゲットはタイの工場で1次加工され、各店舗で揚げて提供している。現時点では他の店舗で、異物が混入していたというような報告はないという。同日・同工場生産品の販売停止とともに、混入の経緯や原因を調べるとしている。
昨年7月に、中国・上海の食品会社が、期限切れ鶏肉を使っていた問題で、マクドナルドは、中国からの調達をやめ、ナゲットはすべてタイから購入することに切り替えた。2社と契約し、3工場でナゲットを生産しているが、問題となった工場がどこなのかは明らかにしていない。
一方、1月6日未明に産経新聞が伝えたところでは、青森県の1店でチキンマックナゲットにビニール片のような異物の混入が確認された問題で、日本マクドナルドは5日、別の店舗でも、客から同様の指摘を受けていたことを明らかにした。
同社によると、昨年12月31日、東京都江東区の「東陽町駅前店」で、ナゲットを食べた女性客が、5ミリほどのビニール片のような異物が混入していたと店員に申し出ていたという。
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それでも、今回の事件は、長年製造業に携わった筆者の知見、経験から見れば、明らかにマクドナルド側とその契約工場の「管理問題」が見えてくる。
何が問題か?
ずばり、危機管理体制の甘さである。
店舗で販売するのはサービス業ではあるが、調理や原材料の生産は製造業という意識が、全くないことが問題なのだ。
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また、青森の件は、工場の可能性が高いだろう。
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その証拠に、異物混入の事例が相次いで報告され続けているではないか。
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日本が必死になって武器の国産化や新規開発を増やし続ける理由 その17
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また、それだけではなく、日米両国で世界に誇るミサイル防衛網を整備している今、ミサイル防衛や精密誘導兵器システムに対しての攻撃や防御のシステムの確立を急がなければなりません。
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