夜市 (角川ホラー文庫)恒川 光太郎角川グループパブリッシングこのアイテムの詳細を見る |
ホラーというよりファンタジーに近かったです
静かで淡々と流れる時間と空気が心地よいです なんだか懐かしいような匂いも漂ってます
「夜市」
欲しいものが買える「夜市」に行き 才能と引き換えに弟を売ってしまった少年の話
一度夜市に行った者は密かに開かれる夜市の気配を感じることができるそう
弟を買い戻すために再び夜市を訪れる少年は弟を見つけ出すことができるのか…
「風の古道」
どちらかというとこっちの方が好きな話
生きている人間は通ることはできないはずの「古道」
そこは日常世界とはまた別の世界がひろがっている
迷い込んでしまった二人の少年と 彼らを助けながら旅を続ける永久放浪者
『道は交差し、分岐し続ける。一つを選べば他の風景を見ることは叶わない。~誰もが際限のない迷路のただなかにいるのだ。』