子どもたちは夜と遊ぶ(上)辻村 深月講談社このアイテムの詳細を見る |
正直 上下巻続けて読むのがつらくて
何日も間空けて 他の本を間に入れてやっと読んだ
おもしろかったんです
でも
読み続けると気持ちがぴーんと張り詰めてしまって痛い感じ
冷酷な殺人ゲームの描写や寄生蜂の話は夜うなされてしまいそうなほど…
それでも嫌悪感を感じないのは 人物の繊細な心理描写のせいなのか
好きな人への優しさ 友達に対する嫉妬や悪意や複雑な思い
そんなもんがぎっしり詰め込まれて書かれてるのも 読んでて痛い理由かも
天才的な頭脳を持ちながらも暗い過去を引きずる浅葱
いつも穏やかな秀才・狐塚
華やかな容姿と痛々しいほど周囲へ気を使う繊細な心の持ち主の月子
などなど 登場人物たちがみんな美形で頭がよい
ちょっと現実感がないのだけど でもそういう設定って割と好き
恩田陸さんの学園モノもそういえばそうだし
繰り返される殺人ゲームの真相はちょっと意外だった
すれ違ってしまった想いが 残念です
トラックバックさせていただきました。
残酷なお話だったけど、誰かが誰かを想う気持ちが、切なくて印象的でしたね。
想いはすれ違うもの…そうわかっていても、なかなか割り切れません。
私からもTBしておきました♪