今日は「オーディオ」
「ハーベスのスピーカー試聴会」に行ってきた。
この日は、東海地区もコロナの第6波で「オーディオフェスタ・イン・ナゴヤ2022」も中止になっていた。
2年連続中止となってしまった。
試聴会のセミナーはアンプを変えて2回あったが、私はラックマンのアンプで再生する方を選んだ。
時間は、各1時間
セミナーの講師は、(株)メースより坂本氏が来られていた。
ハーベスは、英国のスピーカーで今回は「XDシリーズ」 を3機種試聴した。
抵抗やコイルなどのパーツをカスタムメイドとし試聴を繰り返し製品化したので分解能・解像度 ・透明感が向上したようだ。

今回のシステム

2回目のセミナーで使用したシステムは、
プリアンプ 「ラックスマン C-900u」
パワーアンプ 「ラックスマン M-10X」
フォノイコライザー 「ラックスマン EQ-500」
CDプレイヤー 「ラックスマン D-10X」
アナログプレーヤー 「クズマ STABI S COMPLETE SYSTEM Ⅲ」
1回目のセミナーでは、EARの真空管アンプを使用した。

左上が、CDプレイヤー ラックスマン D-10X
その右側が、プリアンプ ラックスマン C-900u

アナログプレーヤー クズマ STABI S COMPLETE SYSTEM Ⅲ
その下が、フォノイコライザー ラックスマン EQ-500
カートリッジは、オーディオテクニカ MCで「AT33sa」シバタ針を使用

まずは、一番小さい HL-P3ESR XD から試聴。
発売 2020年8月
高域が19mmアルミニウム・ハードドーム型
中・低域が110mmの“RADIAL2”コ ーン型
価格 ¥528,000
音の印象
小さいスピーカーなのに、低域から高域まで透明な音色でスムーズに出ていると感じた。詰まった感や重たい感じはいっさいない。
柔らかく、疲れない音。ナチュラルな音である。
これが、ハーベス・サウンドか!

ハーベスは、先ほどの“RADIAL2”コ ーン型が特徴のようだ。
鏡面のようなダイアフラムは、液体の樹脂に金属のパウダーが入っていて、この調合が音に出ているようだ。

2番目は、HL-Compact7ES-3 XD
発売 2020年8月
バズレフ型
高域が25mmアルミニウム・ハードドーム型
中・低域が200mmの“RADIAL2”コ ーン型
価格 ¥748,000
音の印象
先ほどより、音場が大きくなった感がある。
音質は、同じような印象ではある。

3番目は、Super HL5 plus XD
発売 2020年11月
バズレフ型
超高域が付いて、20mmチタン・ハードドーム型
高域が25mmアルミニウム・ハードドーム型
中・低域が200mmの“RADIAL2”コ ーン型
価格 ¥990,000
専用スタンド HSS-5 ¥ 79,200
音の印象
当然、スケール感も一番大きくなってきた。
感心するのは、小さいスピーカーから大きくなってきても音色がほとんど変わらなく、ハーベストサウンドが鳴っているところだと思う。
超高域のツイーター付いたので、高域の倍音もきれいになってきた。

HL5の背面
スピーカーの型番表示が表面も裏面もシールなので少し高級感に欠けると思う。
感想
今まで、展示会などでハーベスを聴いてこなかったから、あまり期待していなかったが、これがなかなか良い音が出ていたので驚いた。
スピーカーのデザインが、昔から全く変わっていないので、なかなか売りにくいというお話でした。
ハーベスの開発者は次のように言っている。
「豪華なキャビネットでもなければ、高価なツイーターでもなければ、また複雑なクロスオーバーでもありません。
重要なのは、低域・中域の機械的・音響的ポテンシャルです。それこそが、録音素材の電気的エネルギーを音波に変換するものだからです。」
音は、アコースティックな楽器編成の少ないものが向いているのかとも思ったが、そうでもないかもしれない。再生するソフトによってはエネルギー感があるサウンドで迫力が出せるので、まだまだ実力があるようだ。
時間が短いので判断が難しい。
セミナーが終了してからラックスマンのアンプではなくEARのアンプで少し聴いてみたが、全く同じ音色でしか感じとれなかったので自分のソフトで何回か聴かないと分からないくらいではあった。
では、また。