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岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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聴いてはいけない高音質 B&W801D4

2021年12月12日 | オーディオ
今日は「オーディオ」

6年ぶりに発売された「B&W スピーカー800D4シリーズ 試聴会」に行ってきた。

セミナーの講師は、B&Wサウンドマネージャーの澤田龍一氏が来店された。
今回は1時間30分とたっぷり解説があった。なかなかカタログには、書いていないお話が聞けて良かったです。

使用したソフトは、小編成のJAZZマリンバを全ての機種で再生した。


今回のシステム


使用した装置は、CH Precision

プリアンプ L1 451万円
パワーアンプ A1.5 528万円
SACDプレイヤー D1 448万円
強化電源ユニット X1 275万円

これだけで、合計金額1702万円ですよ!!
いい音して当たり前?

左から
801D4、802D4、804D4、805D4
とずらりと並べてある。
搬入が大変であったろう。ご苦労様です。

801D4は、重量100.6kgもある!


まずは、旧型の805D3を聴く。
これでも、なかなか低域もあり良い音と感じた。高域もきれい。
アンプが良いからかな?


これからが、新製品の805D4に変えて試聴。
価格 1,122,000円

旧型より、音場の雰囲気があるように思えた。
低域の解像度も良い。



今回の805D4からは、上位機種と同じようにアルミニウム製のバックプレートにネットワーク回路が付くようになった。
内部の空気圧の影響が受けにくくなったそうだ。

キャビネットも曲線を持つようになり、音の拡散性が良くなった。
トッププレートには、車に使用されている(コノリー社製)レザー素材のデザインに変更された。


805D4のリアマウント・クロスオーバー


次は、804D4に交換
価格 2,002,000円

当然、ウーファーが2個付いたのでより音場も広く感じるが、今回のD4ではスピーカーが大きくなっても同じ雰囲気なのか?音場なのか?同じに感じるようになったとのお話であった。

CDのマリンバでは、低音が変に被ることなくきれいに聴こえていた。

今回の804D4から、上位機種のように台座が付いた。
より正確な低音を再生できるようになったそうだ。



次は、802D4の登場。
価格 4,360,000円

大きさ的には、このくらいが私は良いのだが。
ウーファーが20cm 2個

このくらいになってくると鳴りもスケール感がかなり大きくなってきた。
CDのJAZZでは、ドラムの厚みと広がりが増してきた。

左側が801D4
右側が802D4
ウーファー直径が5cm違う、見た感じかなり大きく見える。
高さは、1221mmと1218mmしか違わない。


最後に801D4
価格 5,456,000円

801という品番は、D3では800であったが、801という品番がB&Wの伝統品番でもあるため復活しようだ。

さすがに一番大きいので、音場のスケール感大きい。
音色も暖かい感じがする。

D4のトゥイーターは、長くなった。
タービンヘッドは、固定されていないので触ると少し動く。振動対策。
知らなかった!



802D4などのミッドレンジ中心部のショートリングにが使用してある。

801D4のミッドレンジ中心部のショートリングのみが使用してある。

まだ、細かい改良点はあるが説明しきれないのでこのくらいにしておく。



感想
B&Wの試聴会は、毎度盛況でコロナの中では最高の予約者であった。
セミナーは2回あり、次の予約者のため店を出なくてはならず、自分のCDで音を確認できなく本当の鳴りは確認出来ていない。

正直言って、前のD3の音はモニター的なのかあっさりしていて何回聴いても好きになれなかったのだ。
しかし、今回のD4の音は、響きが良いというか音も以前より太く感じた。
音楽が楽しく良い音だと感じさせる。
当然、再生装置がかなり高額な物で鳴らしているため良いのが当たり前であるが、私的にはCHアンプで鳴らしたスピーカーの中ではかなり良い方だと思った。
クラシック音楽のオーケストラを聴いたときには、管楽器は素晴らしい音色だったが、弦楽器にもう少し倍音がほしかった。これも、再生ソフトにもよるので一概には言えないかもしれない。
JAZZのドラムやマリンバの音像は、はっきりしているが耳障りが良く、低音が邪魔をするようなことはなかった。これは、805から801までそうであった。

余談だが、最後に澤田さんがアビーロードから貰った「ビートルズのデモ音源」があるとのことでホワイトアルバムから2曲ポールとジョンのアコースティックバージョンを聴かせてくれた。
スピーカーは、801D4。
まず、ポールの話声から生々しくて驚いてしまった!
声質から暖かい音色に聴こえた。

この物凄いビートルズ音源を聴いたショックで、D4スピーカーはすごく音が良くなったと思った。
これこそ、801D4の音は聴いてはいけない音のようだった。
音源事態も良かったのかもしれない。

家に帰ってから、夜ホワイトアルバムのデモを聴いみたが、あの暖かい音色が出ない!!(同じ音源ではない)
当然かもしれない。
あまりのショックで、聴くのを早々やめて寝てしまった。

では、また。





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