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岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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DENON/DCD-SX1 岐阜の音楽館に入荷

2019年03月22日 | オーディオ

今日は「オーディオ」

岐阜の音楽館「SACDプレーヤーDENON DCD-SX1」が入荷したので報告。

 

「DENON DCD-S1」を約20年使用していたので新機種を購入してみた。

「DENON DCD-S1」は1994~2004年の10年間も生産していた名機。

20年間の隔たりがどのように音と出るのか?

 

「頂」(いただき)

Denonとしては30年経ちCD技術の頂点という意味か?

発売は2013年になるがいまだに現役品である。

製品は2018製なので新しい。

 

次のモデルになりそうな物「MODEL X」が2018年東京オーディオ・ショウに出たようだが、まだまだいつ発売になるかが分らないし値段は上がるだろうからSX1を購入。

 

 

DCD-SX1

「D&Mホールディングス」というデノンとマランツが合併した会社となっている。

日本製

裏面端子

S1は時代的に電源ケーブルが外せない。今回のSX1は外せる。

 

CDには16bitの限界がある。

だからSACDがCDの音を超えていると思う。

 

 

アルミパネルのリモコンはデザインは良いが少し重く使いづらい感じ。

アンプと共通になっているようだ。

CDトレイはリモコンで作動できない。今のデノン製は同じ。

しかし、偶然見つけた!!

S1のリモコンにはトップローディング用の開閉ボタンがある。
ある時、S1とSX1の電源が入っていた。
S1のリモコンでトレイを開けたらS1とSX1のCD開閉が同時に開いた。
ということはS1のリモコンを使えばCDトレイを操作できることが分った。

 

 

2017 VGP 受賞 CD/SACDプレーヤー(50万円以上100万円未満)

Hi-Vi/Best Buy 1位 ディスクプレーヤー部門Ⅲ

2016 Hi-Vi/Best Buy 1位 ディスクプレーヤー(50万円以上)

2013~2015年に受賞したもの。

 

 

 製品重量が25kgなのでCDプレヤーの中では重い方である。

 

 

 付属品の中に「USBの延長コード」がプレゼントとして同梱されている。

 

 ここからがラックに入れなければならないので、腰を痛める!

 無事セットが完了。

 

 

ここでDCD-SX1の商品を少し紹介してみよう。 

中はかなり綺麗にぎっしり配置されている。

 

S1シリーズの開発以降、Denonがこだわり続けたきた振動防止構造が

「ダイレクト・メカニカル・グランド・コントラション」なのだ!!

 

CDを入れるトレイ。

機構は各メイカーによって異なる設計。

「Denon 新開発アドバンスドS.V.H.ドラブ・メカ」

上部のアルミブロックと下部のステンレス・クランパーで胴メッキスチール・プレートをサンドイッチしている。

剛性向上と制振効果がある。

上記の機構をアルミ砂型鋳物ベースの上に置いている。

振動による音質への影響を排除し、読み取り精度を向上させている。

 

L.C.マウント・ツイントランス

これもアルミ砂型鋳物ベースの上に配置している。

振動を減衰させて周辺回路への伝搬を防止している。

 

鋳鉄製インシュレーターフットを採用し、接地面にはフェルトを用いて防振効果を高めている。

 

トップカバー

肉厚のアルミプレート胴メッキスチールプレートの組み合わせ。

共振防止。

 

 

 

SX1の値段が577,000円になっているが今は値上げされて 594,000円である。

オーディオもどんどん10万、20万単位で知らない内に値上げされていく!!

SX1は5年前のSX840,000円より性能がアップして26万円ぐらいコストダウンしている。

 

1993年のALPHAは20bitであったが24bitとなり今は32bitと進化した。

 

DCD-SX1はDACを2基搭載しており、差動出力させるという非常に贅沢な方式となっており、どっしりした押し出し感、アタック感、パワー感がある

 

 

いかにオリジナルのアナログ音源に近い音を再現するか。
これはデノンが長きにわたり、デジタル再生においてもっとも強くこだわってきたテーマであり、それを形にしたのがビット拡張&データ補完によるアナログ波形再現技術「ALPHA Processing」

DCD-SX1には、その最新バージョンである「Advanced AL32 Processing」を搭載。

 

DCD-SX1では、第2世代の32bit D/Aコンバーターを採用。

 

左上が「オーディオ基盤上の2つの「D/Aコンバーター」

右下が「クロック」

 

 16bitの音楽信号を32bit精度にアップコンバート処理するハイビット化処理に加え、時間軸方向の情報量を拡大するために44.1kHzの信号を16倍にアップサンプリング。

 

 

2.8MHz/5.6MHz DSD

192khz/24bit PCM 入力対応(USB-B)

PCオーディオ再生で避けて通れない重要な課題が、ノイズコントロール。

回路全体を銅メッキスチールプレートで覆うことで内外への悪影響を遮断した。

 

 

PCから供給されるデータに混入するノイズ成分を完全にカットするアイソレート機能「PC Pure Direct」を搭載。

 

「Advanced Master Clock Core」

DCD-SX1では、超低位相雑音クリスタルを組み込んだ安定発振サポート回路を開発し、オリジナル・マスタークロックモジュール「Advanced Master Clock Core」を誕生させた。

 

HD Master Clock Design のもう一つの重要機能として、2つのクロックを搭載していることがあげらる。

CDプレーヤーの再生周波数は、44.1kHzだが、ハイレゾ音源は2つの周波数帯を保有している。

  • 44.1kHz → 88.2kHz → 176.4kHz
  • 48kHz → 96kHz → 192kHz

44.1kHz と 48kHz は割り切れない値なので、互いに分周すると、音質劣化を招く。
そのため、44.1kHz系と48kHz系の2つのクロックが用意されている。

 

 

 新規設計されたデノン・オリジナルの大容量ブロックコンデンサーを採用。

 

 

感想

音は劇的に変わった感じ。上には上の音があると思ってしまう。

当たり前で20bitから32bitダブルに格上げだから音は高音質になって当たり前。そうでないと困る。

高域のS/N比、解像度が良く、すっきりした今風の音でもある。

初めはこの音質を高音がきつくも感じ心配した。

ハイレゾも聴けるようになっているので、明るい音に調整されているのだろうか?

 

レッド・ツェペリン「胸いっぱいの愛を」のCDを聴いた時のシンバルは、アナログでも聞こえたことのない音が出てきた。

ドラムのシンバル音がカンカンと生々しい!!

当然、JAZZも良い。

ピアノなどの楽器の質感がよりくっきりしてきた。重低音もしっかり出る。

ビートルズもかなり音質が良くなり、これもはっきり明るい音に変化した。この音が良いのか?戸惑いも出る。

SACDでクラシックを聴いてみたが、当然すばらしい弦の倍音、低音の鳴り、楽器のバランスなど良い。

音場に奥行きを感じる。

 

CD音源の中には入っているが、あまり聴こえなかったので今まで意識してなかった音が、はっきり音として分離されて聴こえるようになったものがある。

いままで音の良くないCDはいろいろあったが、SX1で再生すると結構高音質に聴こえよみがえるものもある。

こうなってくると次々CDをかけてみたくなってきて時間が足りない。

 

S1もずっしり太い音で決して今でも悪い音ではない。ロックでは迫力ある。

しかし、SX1と比較すると薄い~ベールがかかっている感じとも思えたりもしなくもない。

音に慣れてくるとSX1の低音の方がバランスが取れていて心地よい。

しかし、CDやSACDの録音があまり良くない音源はSX1で再生してもダメである。

 

総評価

一番音が良いのは

1位「アナログ・レコード」

2位「SX1のSACD」

3位「SX1のCD]

4位「S1のCD」

という順位と今は思っている。

 

SX1で解像度が良くなった分、スピーカー・アマティのツイッターが、まだまだエージングが必要で少し硬い音になるのかと考える。

アンプを変えて、もう少しふっくらと硬い音圧を感じないような音に持ってきたいのが今後の望みだね。

どうしてもCDは16bitの限界があるので日本ではSACDが流行っている。

だから私は、CDはほどほどにしている。

昨今は、CDプレヤーもとんでもなく高額な100万円以上から600万円なものまであるが、私はそんなにお金がCDプレヤーに回らない。

上位機種を聴くとドンドン高額なものを欲しくなり、金額に麻痺してくる。それではいけない。

60万円のCDプレヤーでも決して安物の方ではないので良しとしている。(オーデイオマニアからは安物かも?)

お金があれば他の装置を更新したいものが沢山あるから。

まだ、入荷したばかりなので、このくらいにします。

今後また報告出来ると思います。

 

では、また。

 


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