今日は「Fusion JAZZ」
「グローヴァー・ワシントン.JR」の
「フィール・ソー・グッド」
1975年5月、7月録音
録音場所 ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオ
エンジニア:Rudy Van Gelder
(ブルーノート・ジャズで有名なエンジニア)
Grover Washinngton,Jr.は、ニューヨーク州バファロー出身
1943年12月12日生まれ
1999年12月17日 心臓発作の為56歳で死去
Grover Washinngton,Jr.の名盤には1980年の「WINELIGHT」がある。
オーディオの展示会などでよくかかっているレコード。
CTIレコード関連の帯
このレコードはサブ・レーベル「KUDU クードゥ」から発売された。
CTIレコードのプロデューサーは「Creed Taylor クリード・テイラー」
CTIレコードは1978年に破産した。
日本での原盤権は「キングレコード」が買い取った。
今回のレコード廉価盤は1979年発売なので破産後に出たもの。
「KUDU クードゥ」は現在「モータウン」が販売している。
ライナー・ノートや帯には上記のメンバーが書いてあるが本当は少し異なる。
ドラムの「スティーブ・ガット」は1曲目と2曲目のみ。
他の曲のドラムは
「Madison」
「Kenneth Rice」
他の楽器も入っている。
トランペット
フリュゲルホーン
トロンボーン
ヴァイオリン
ビオラ
チェロ
といろいろ居るのだが日本語説明にはいっさいない。
帯の裏面
曲目5曲
曲はB面の方がフュージョンらしくて良い。
B面1曲目「フィール・ソーグッド」はラルフ・マクドナルドの曲なのでやはり1番良い。
A面2曲目の「ムーンストリームス」は渡辺貞夫を彷彿させる曲、演奏だ。
5曲目「ハイドラ」はベースの同じメロディーが続き何回も聴くとだんだん味のある曲。
ライナーノート表
ライナーノート裏
やはり日本盤はレコードが綺麗。
原盤番号 SILB 282
JISマークはあるが原盤番号 SILB 282 になっている。
こういう番号になっているレコードは大体高音質である。
少し考えてみた。(詳しくないので)
原盤をアメリカから取り寄せてから、原盤にJISマークなど新な番号を原盤に刻印するのだろうか?
VAN GELDER の刻印がある。
Rudy Van Gelder
CTIレーベルのレコーディングは大部分彼がエンジニアを行っていた。
このレコードは手書きの刻印があるのでアメリカ・カッテイングであろう。
RVGはRudy Van Gelderのこと。
A面には「RVG 98784 A-1」
B面には「RVG 98784 B-5」とある。(なぜ、5なのだろう?)
番号の意味は分らない。
スピーカーが「Sonus Faber AMTI」に変わったので昔のレコードがどんな音で鳴るか聴いていた1枚。
今回の「グローヴァー・ワシントン.JR」の「フィール・ソー・グッド」は、以前はそんなに良い曲に聴こえてなかったので何年も眠っていたレコードだ。
しかし、ソナース・ファーベルSPは楽器の質感がよく分るし、あまり耳に入ってなく脳に感じてなかった楽器が聴こえてくるようになったのでまったく音楽が違って感じる。
また、音楽を楽しく感じる。
最近思うことが有る。
音が悪く再生されてしまうと、このレコードは悪いと思ってしまうし、その曲も悪い印象になる。
しかし、本当の音を再現再生していないことがあるので、このレコードは良くないと一概には評価してはいけないという事になる。
だから、音が悪い!と中古レコード屋に売り飛ばすことはちょっと待った方が良い。
将来いいことがあるかも?
では、また。