ものぐさ日記

~明日は明日の風が吹く~
日々の出来事、感じた気持ち

戦後60年

2005年08月29日 | 2005年の日記
戦後60年の節目。 広島の原爆を取り上げたスペシャルドラマを見ました。
人間が人間の頭の上に核爆弾を落とす。。。悲しすぎるけれど、現実に2回も実行されたんですよね。。。
少し前にも、筑紫哲也さんの戦争のスペシャル番組を見ました。
その中で、世界で始めての原爆を作り、日本に落とし、キノコ雲の写真をその惨劇の頭上から撮影したアメリカ人科学者が出演していました。
彼は、今夏、60年ぶりに日本にやってきて、広島の原爆ドームを訪れました。
彼は、自分の作った原爆の怖さや、落とされた悲惨さに驚くよりも、B29や原爆の模型が展示しているのを見て、「これは私が作ったんだ。素晴らしい。。」と、とても誇らしげだったことに驚きました。
その番組で彼は、原爆投下は間違っていたとは絶対に言いませんでした。むしろ原爆を落とした事によって、戦争が終わり、アメリカ国民を救った。ということが彼の誇りとなっていました。
彼はしきりに「Remember PearlHarbor」を訴えます。
戦争を引き起こした日本、原爆を落として戦争を終わらせたアメリカ。。。
このスペシャル番組を見て、何が正しく、何が間違っているか、私は分からなくなりました。
だけど、やっぱり、これは間違っていると言える。「核兵器で核兵器を制御する事が出来る」と言ったその科学者のおじさん。それは狂った考え方。
そして、核を人間の頭の上に落としたことは、絶対に二度と許されることです。

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