窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

12月6日、野付湾のコクガン

2020-12-28 16:05:32 | コクガン・ヒシクイ・ガン類

コクガンに会えるのは気紛れだ。その日の天候、風向き、潮の干満といろいろ

な条件で彼らの食事処が決まる。それさえわきまえれば、コクガンのいる場所

想像できるのだが。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

          ★ 12月6日、野付湾のコクガン ★

12月6日は風のない穏やかな朝でした。8時過ぎ、満潮の湾内。穏やかな水面に

コクガンの姿がありました。大まかに数え500羽以上の個体が岸よりに集まって

来ています。

湾の真ん中は水位が上がりアマモが採れず、岸辺に押し寄せられたアマモを求

やってきたのです。気温が下がり岸よりの水面には薄氷が張ってきています。

彼らは氷の端に集まり、浮き上がって来たアマモをしきりに拾い上げ飲み込ん

います。

日の出から1時間近く、お腹が空いているようで争うように食べています。彼ら

空腹を満たすほどたくさんのアマモが野付湾内にはあるのです。

500羽以上のコクガンが集まれば目立ちます。それを狙いにオオワシやオジロワ

が偵察にやってきます。すると警戒したコクガンが一斉に水面を走り出します。

みんなで飛べばワシも襲いづらいのです。低空で飛び、ワシがいなくなるのを

かめると旋回をして戻ってきます。

のんびりとした朝です。

 



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