窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ショウドウツバメ、巣つくり真っ最中。

2020-06-16 19:11:30 | 山野の鳥

ショウドウツバメたちが崖の上部に巣穴を掘ってる真っ最中だったのは、2週間前。

1週間前は古巣から5メートル横の褶曲地層に新しい巣がたくさん掘られていました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

        ★ ショウドウツバメ、巣つくり真っ最中 ★

果敢にメスを追い回していたオスたち、すでに番になったものもいれば、まだ

アタック中のオスたちもいるようです。

1週間前だとメスが巣穴に止まると複数のオスが止まりに来て、メスの気をひく

シーンが見られました。その頻度は減ってきています。

すでに巣穴を掘り終わり、巣材を運ぶ個体が現れています。オスかメスかは分

かりませんが、巣の下にある砂浜に降りて、巣材を嘴に取り、巣に運んでいます。

浜に打ちあげられ、乾燥してきたアマモです。乾燥したアマモは実に軽い。生の

アマモは重いけれど、水分が飛ぶと、随分と軽くなります。30㎝くらいのアマモ

軽々と嘴で持ち上げ、飛ぶことができます。

ショウドウツバメ、力持ちと思ったのですが、実際に拾い手にしてみると、菓子

箱を包むときに使う平たい紐みたいに重さを感じません。ふわふわ空気みたいに

軽いことが分かりました。

セッカくらいの大きさの体で運ぶんだから、相当軽いんです。実は北欧の国で

打ち上げられたアマモを乾燥させ、束ねてベットの材料にして使っている人たち

いるのを思い出しました。

彼ら曰く、軽くて暖かく気持ちがいいのだそうです。ショウドウツバメも乾燥

アマモを巣材にして、ヒナを育てるのです。

巣のすぐ下に巣材が豊富にありことは、なんと幸せなことか。ひらひらさせな

がら運ぶ姿、似たような鳥がいますね。



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