窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

シマセンニュウの囀りが活発

2020-06-24 00:39:17 | 山野の鳥

野付半島の草原にはシマセンニュウという小鳥がいます。英名はMiddendorf's

grasshopper warbler。グラスホッパーはバッタ、草むらの中から飛び上がり

空中でチッチッチョリチョリチョリと囀りながら、飛び降りてくる様子がバッ

タの飛び方に似てるところから付いた名前です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

          ★ シマセンニュウの囀りが活発 ★

ウグイスに似た小鳥ですが、気をつけて観察しないと見つけづらい鳥です。

北海道道東の海岸線の草地で繁殖しています。

地元の人は「草むぐり」と呼んでいます。草の中で生活している小鳥として認

識しています。夏鳥の中では一番遅く渡ってくる小鳥です。

草の中で生活する都合上、草が伸びてくるのを待ってくる感じです。6月になる

まで低温が続き、植物の成長が遅いんです。

6月はじめにやって来ると、オスはすぐになわばりを持ち、囀りだします。早朝

からハマナスやオトコヨモギ、シシウドの枯れ茎などの上に止まり、一生懸命に

鳴きます。

遅れてくるメスを待ち受け、自己主張しなければならないのです。

ときどき空中に飛び出す、バッタソングを入れて周囲のオスにアピールします。

上手くカップリングができても、メスを狙うソリタリーというあぶれオスが

たくさんいるので、気を許すことができません。

産卵するまで、オスは囀るのに忙しいのです。今は、囀りを愉しめる時期です。



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