窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

エゾジカ、メスの群れはほっとしています

2021-03-25 20:34:07 | エゾジカの四季

ながーい辛い冬が開けました。バンビを連れたメスたちはほっとしています。

初めて迎えた長い冬をバンビたちが乗り切ったのです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

       ★ エゾジカ、メスの群れはほっとしています ★

特に森の中で暮らしていた群れは深い雪に悩まされ、食べ物を探すにも大変

だったはずです。

牧草地が顔を出すとさっそく森から出てきました。待ちに待った牧草の新芽が

出てきだしました。タケノコが土から顔を出すように牧草の新芽がちょこっと

出てきます。

たらふくは食べれませんが、2、3センチほどの小さな新芽を柔らかな唇を使

手繰り寄せ前歯で切り取ります。量は少ないけれど新芽の先に含まれる栄養

冬期に疲弊した体に新しいエネルギーを送り込んでくれます。

森に棲むシカたちは警戒心が強く、人を見かけるとすぐに森の中に退避して行

ます。お尻周りの白い毛を思い切り立てて、警戒していることをいっせいに

仲間に知らせます。

じっと待っていると美味しい新芽に引き寄せられるように出てきて、また食べ

始めます。



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