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私立中高一貫校 薬剤師の規制緩和 参考用

2022-12-20 07:53:11 | 日記
昨日、ネットニュースで掲載されていました。
現在、原則は、第一類販売(ロキソニンなど)の場合、薬剤師は対面販売です。
でも、地方などは薬剤師不足のため、販売できない薬局は、かなりあります。
また、コロナの影響で、ロキソニンなどが飛ぶように売れていますが、
対面だと、時間がかかり、人数も必要。
それを規制緩和で、オンラインで販売にしようという動きです。

なぜ田舎に薬剤師が不足しているのか?
それは、そもそも薬剤師養成の大学がないからです。
例えば、島根県の高校生が、関西の薬大を卒業後、薬剤師試験を合格すると、
ほぼ関西に就職してしまいます。
薬剤師養成は、6年なので、その間に、彼氏彼女が出来る・遊ぶところが多い、
など、様々な理由があります。
よく言われるのは、給与面ですが、実は、人手不足の関係で、
意外にも田舎の薬剤師は給料が高いのです。
初任給で、40-50万円出すところも珍しくありません。

また、薬剤師業務を誤解されている方も多いのが下記の仕事です。
医師の処方に従って、製薬会社の薬を入れるだけだから、
誰でもできそうと思われそうですが、
例えば、お薬手帳を見て、
「この薬を混同してはいけない」「アレルギーの人にロキソニンは出してはいけない」
など指摘するのは薬剤師の仕事です。
また、大きな病院の場合、点滴なども薬剤師が処方します。
ですから、決して楽で簡単な仕事ではありません。
また、薬を処方することで、手も荒れやすく、緊張を伴う仕事でもあります。

ドラッグストアなどの場合は、大きな病院より給料は多いところもありますが、
レジや品出しなど腰を痛める労働の必要もあります。
また、直接お客様との対面の仕事なので、
コミ障などは、なかなか続けていくことは、難しいでしょう。
医学部がだめだから、薬学部と、安易に考えない方が無難です。

今回は、大きなニュースになりましたが、実は、この規制緩和は、
業界では、かなり前から話題になっていました。
というのも、都市部では、薬剤師は飽和状態です。
これは、医薬分業で、院外処方で薬局が出来たこと。
ドラッグストアの大量出店。
それに伴い、平成になってから、私立大学が多数誕生しました。
でも、働けるところは限られるので、
どんどん資格者を増やすことは出来ません。

また、卸と言って、スーパーや本屋のように、
仲買人を通して薬を売る会社があります。
ほぼ仕事もしていないのに、それでも薬剤師は常駐という法律があります。
この卸は、薬剤師の底辺が行く先と言われるだけあり、
能力も、人間的にも問題のある人が多い勤務先です。
※もちろん、まともな方もいます
ある全国規模の会社は、全国の支店が薬剤師のモラハラ・パワハラに悩まされながらも、
薬剤師常駐の法律のため、注意ひとつしません。
いくら鬱で退職しようにも、特に薬剤師不足の支店では、
触らぬ神に祟りなしで、傍観を決め込んでいます。
もし、就職・転職される気持ちがあるなら、絶対にやめておいた方がいいでしょう。
こういうところは、規制緩和で薬剤師をなくしてもいいのでは?
と、個人的に考えています。
ちなみに、会社も後ろ暗いところがあるのでしょう。
定時後、プライベートで社名を出すSNSは禁止となりました。
よくよく考えて、働き口は探していきましょう。

逆に、薬局や病院、ドラッグストアは、必要不可欠なのではないでしょうか。
オンラインは、会議でもわかりますが、なかなか意思疎通は難しいです。
今後どのような展開になっていくのか、報告していきます。
進路も就職先も、慎重に選択してください。







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