Vision/CHRIS EATON

01.VISION
02.DON'T UNDERESTIMATE MY LOVE
03.WHEN MY HEART BREAKS
04.GOLDEN RULE
05.HOLD BACK THE TEARS
06.LOVE FOR THE COMMON MAN
07.TALK TO ME
08.THIS IS FOR REAL
09.DON'T PLAY GAMES
10.IT WAS LOVE

このアルバムを初めて聴いたのは、Jayがくれたカセット・テープ。当時彼は東京にいて、レコードを所有しており、僕に、『とりあえず聴いてみろ』と渡してくれた。

02が流れるや否や、『これ、シンク・ライクの音色やな～』と感じた。英国人でCCMなら、微妙にAORの王道とは外れているのでは？と聴く前の先入観等、何処へやら。とにかく02は“ロマハー”としても屈指の名曲だ。続く03は、02とは全く異なるバラードだが、バラードの中にも“ロマハー”がチラリと顔を覗かせる、これまた02と甲乙付け難い名曲。

04は安っぽい歌謡曲のような出だしは今ひとつだが、サビ部分、♪Golden ruleは毎度口ずさんでしまいたくなる程のキャッチャーな曲。05，06は共にスピート感のあるAOR。06は若干、ロック色が強く出ているが。

07は正直02と、どちらをお薦めの一曲に挙げるか迷う程、好きな曲で、サビの哀愁あふれる声と音にメロメロになってしまう。この曲も何気にシンク・ライクを感じるが、間奏のギターも印象に残る音だ。続く08は、以前は今一つピンとこない曲だったのだが、今回改めて聴いてみると、８０年代の空気を感じるとっても耳馴染みのいい曲だ。

AORと言うと、どうしてもアルバム参加陣の話題が中心になる事が多いが、このアルバムに関しては、参加メンバーよりもCHRIS EATONの、「声」が一番の売りだろうと10が流れ終わる頃に僕は思った。