僕と花子のルンルン生活だヨ!

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世の中の仕事のほとんどは、「カネ欲しい」「怒られたくないよぉ!」というセコいモチベーションで動いてる

2014-05-10 17:14:13 | Weblog
 若い方は仕事に対して色々と希望を抱いたり、「社会を良くする」なんて考えているかもしれませんが、ほとんどの場合、仕事にはそんな側面ありません。仕事の97%(ここ、根拠ねぇぞ)を決める要素は2つしかありません。

【1】もっとカネくれ
【2】怒られたくないよ~

 マジ。これしかありません。「お客様の笑顔」「社会を発展させる」「イノベーションを起こし、人類をもっと幸せにする」--こう考える方もいるかもしれませんが、こういった方々は多分UMA並の滅多に発見できぬレア人材であり、97%の労働者が考えていることは前述【1】と【2】でしかありません。

 オレは2010年に文藝春秋社から『凡人のための仕事プレイ事始め』という本を出しました。

 これがまるで売れず、絶版になったのですが、正直オレはこの本が自分にとっては一番の自信作だったんですよね。なぜなら、あまりにもどうしようもなくくだらない仕事の現場のトホホな状況を描き切れたからです。本当に仕事の世界って、「他者を幸せにする」以上に「自身がどう幸せになるか」ということの方が重視される。

 まぁ、最近ね、この「怒られたくない」が炸裂した案件にオレも巻き込まれたのですよ。

 オレも今年で41歳。もはや怒られるような年でもなく、老害として、自由に仕事をしているのですが、若いライター・Xが本日かなりテンパっていて、この状況をいかにして収束させるか、ってことに苦慮しているワケですよ。オレとしては「この仕事にかかわっている小物の連中がどいつもこいつも『怒られたくない』ってことだけを最重要事項にしている」ってことが分かったから、こっちとしては、落としどころが分かるワケですね。だからこそ、この若いライターがムダに悩んだり、余計なところに連絡をしてさらに問題をこじらせない方策をオッサンとしては考えるのです。で、終盤に登場する「権田原氏」がオレのことです。

 その時に最も重要なのは「問題はあったものの、こうした対案を出せば、とりあえずは全員がメンツが保たれ、怒られないで済む」ということなのです。じゃあ、状況を説明しましょうか。

【状況1】とある企業Aの自社HPに、某専門家のインタビューを載せたいと考えた。

【状況2】それを広告代理店「甲」経由で受注した編集プロダクションのライターXは、某専門家の秘書に取材依頼をする。

【状況3】秘書は、「ウチの○○(専門家のことね)は、そろそろ書籍を出しますので、それのPRになるような配慮を求めます」とライターに伝える。

【状況4】ライターXはA社の間に入っている広告代理店「甲」の田中氏に対し、○○氏の書籍発売が5月15日であることを伝える。

【状況5】田中氏はA社のHPにコンテンツを載せる場合は最初の入稿が「20日前」というルールがあることをA社との間で取り決めがあるとライターXに伝える。A社は典型的な縦割り・ハンコ・承認大好き企業であり、最終決断者に書類がまわるまでにこれくらいの時間が必要なのが慣例となっている。

【状況6】ライターXは某専門家○○氏の秘書に対し、「20日ルールがありますので、発売前の掲載は無理」と伝える。

【状況7】ただし、普段から様々な取材を受けている某専門家○○氏の秘書にとっては、「20日前」というものは「長過ぎ」と思う。さらには、○○氏の書籍が5月15日である以上、発売日前までには何としてもこの「告知記事」がA社のHPに乗ってもらわなくては困る、と考える。「売れっ子の○○の時間を使うのに、何を言っているのですか!」とライターXに激怒!!!!

【状況8】まったくの権限もカネも握っていないライターXは広告代理店「甲」の田中氏に対し、「秘書さんが怒っています!」と言う。田中氏は「でも、A社にとっては『20日ルール』があるからしょうがないじゃん。もう一度秘書さんに交渉してくれ」と依頼。

【状況9】ライターXはこれをオウム返しに秘書に言うも、秘書としては『5月15日に間に合わなければ、専門家・○○氏の逆鱗に触れる!』と考え、ライターXに対し『困ります!』と伝える」

【状況10】これを受け、ライターXは広告代理店田中氏に対し、「秘書さんが一歩も引かぬ構えです! もう私の手には負えません!」と訴える。

【状況11】田中氏、上司・吉田氏に対し、「A社に対して、『20日前ルール』を少し早めてもらうことお願いできますかね…?」と相談。

【状況12】田中氏の上司吉田氏、「うぜぇなぁ……。今日、オレ、愛人とデートなんだよ……」と思い、「とりあえず、田中、お前、もう一度ライターXに『ごり押ししろ』と言っとけ」と伝える。

【状況13】田中氏、ライターXに「無理なものは無理、と伝えてもらえる?」と伝える。ライターX「私ではもう無理です~」と田中氏に泣きつく。そこで田中氏、「ケッ、このXってヤツ、使えないヤツだな。もう切るわ」と思うも、もはやXのレベルでは対処できないことを悟る。

【状況14】そこで田中氏、上司の吉田氏に相談。しかし、クライアント・A社の言い分が第一!(だってお金くれるもん) の吉田氏としては、こんなゴタゴタをA社様様に伝えるのは自身にとっての恥となり、降格するかも……なんてことが心配になる。そこで、○○氏の秘書と秘密裏に話を進めることを決断。(しかし、実際のところ、A社の社内でも「20日」なんてもんは根拠がなく、単に仕事するのが嫌いな小物どもが、バカ上司にイチイチ書類を上げるのに時間がかかる--と自主規制をしまくっているだけで、本当は1日あればおわるものに20日かけているだけ。つーか、ここが元凶だぞ

 吉田氏は「とにかくA社様様を怒らせてはいけない」と考え、秘書には「別のメディアで○○様の書籍の告知をなんとか押し込みますので、A社サイトでの掲載が発売後になっても許してもらえませんでしょうか……」と伝える。

【状況15】○○氏の秘書としては、とりあえず体面さえ保てればいい&周囲に伝えられる「少しでも明るい話題(笑)」さえあればいいので、吉田氏の提案に乗る。ただし、恩着せがましく「本当に困ってるんですよ!」と言うことは忘れない。

【状況16】吉田氏は、A社にバレぬよう、旧知のメディア「ビジネスホームページ」運営者・権田原氏に「とにかく○○氏の本の情報が載ればどうでもいいんで、載せてくれよ! カネはないけど、オレとお前の仲だろ?」と懇願。権田原氏としても、過去に吉田氏からかなりの発注をもらっているだけに「わかりました」と言い、○○氏の書籍の告知を○○氏の秘書が求める期限内に掲載することを約束。

【状況17】○○氏の秘書は「A社のHPには発売前には載せられませんでしたが、「ビジネスホームページ」というすごく影響力あるサイトに私の尽力により、載せられることになりました! A社はその後ですので、打ち上げ花火をドーンドーンと二連発で出せることになりました! ネッネッ、私、仕事したでしょ! と必死にアピールする。

【状況18】これにより、吉田氏はA社の「20日ルール」を守れ、○○氏の秘書はとりあえず、関係者からは「まぁ仕方ないな」と納得してもらえ、田中氏は「吉田さんありがとう」と感謝し、ライターXは「私、カネあんまりもらってないのに、無能扱いされた…。でも、田中さんから多少はもらっているからA社のクソみたいな『20日ルール』の悪口は言わないようにしよう」と無理やり納得しようとする。

【状況19】「ビジネスホームページ」権田原氏は「いつも吉田さんに丸め込まれて都合良いように使われるんだよな……」と釈然とせず晩酌の発泡酒を飲むのでした。


で、若者のお前ら、ビジネスってもんは、小物どもが、「いかに怒られないようにするか」ということに注力してまわっていることがほとんどなので、まぁ、あんまり期待するなよ。どうせお前らだってそうなるんだからな!