減価償却費の取扱いで議論になる2つめの課題。
それは減価償却方法。
定額法と定率法という2つの方法があるんです。
1.定額法:毎期一定額ずつ償却する方法
2.定率法:初期に多く、後に少なく償却する方法
欧米をみると、
フランスの税法は建物や機械・装置が定額法。
イギリスの税法は建物が定額法で機械・装置は定率法。
日本の税法は建物が定額法、その他は選択。
例えば、まったく同じ機械を同じ時期に購入して、
同じ年数にわたって使用しても国はもちろん
企業が採用する会計方針によって貸借対照表上の金額が
変わってしまうのです。
当然、損益計算書の数字も変わってきてしまいます。
ですから、その決算書の数字が本当に経営実態を示した数字なのか?
という問題が古より議論されているのです。
・・・これ本当に難しい問題なんですよ・・・
地下鉄をどこからいれるか?という命題よりも・・・ね!?
・・・すべてはクライアントのために・・・
近藤誠一税理士事務所http://www.kondokaikei.jdlibex.jp
つづく。