一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2020.1.11 大半舗装路歩きの京大坂道

2020年01月12日 | 高野山・熊野古道
先週に高野山周辺古道として橋本市の南馬場から黒河道を歩き、昨年九度山から町石道を登っていたので残る南下するメインのルートとなる京大坂道を歩いてしまおうと思い先週と同じ場所の南馬場緑地公園に車を駐車し、支度をしていると隣にロードバイクを積んでいる人が駐車した。
挨拶すると行けるようなら和歌山市内まで行きたいとのことだった。
7時過ぎに駐車地を出発し、学文路駅方向へと歩を進める。





学文路郵便局前にある路面標示と石標を見て国道を渡り踏切を越えて刈萱堂を目指す。





すぐの刈萱堂で無事の山行をお願いし、静かな民家が並ぶ街中を抜けて行く。





何度か通ったフルーツラインの高架を通り第三の地蔵に到着。









江戸時代に参詣者の安全を祈って作られ第六地蔵まであるとのこと。



第四の地蔵から千石橋まで急な坂道を一気に高度を下げて行く。





やがて日輪寺に到着。
先人達が休憩場所とされていたようでこちらも一息つく。
太った黒い猫が近寄ることなくのしのし歩いている。





千石橋を渡ると今度はすぐに急な登りに転じる。



気温も上がり始めているので汗を絞られる。
細い道だが生活道路なのでちょこちょこ車が通過するので注意が必要だ。
第六地蔵を左に見て通過するがまだまだ急坂が続く。



高野の仇討の説明板がある所辺りからやっと登りも無くなる。



しばらく進むと旧白藤小学校に10時過ぎ着く。







綺麗なトイレが設置されていて陽が当たるベンチで20分ほど休憩をする。
紀伊神谷駅が近くにあるようで電車の通過するレールとの摩擦音が良く聞こえる。
小学校からは下り基調になり、通過する南海電車が見えたりしながら極楽橋へと向かう。



11時前に先週通った極楽橋を渡って女人堂を目指す。



不動坂、この日初めて山道で未舗装のいろは坂を登る。



途中、左手の視界が拓けるとちょこんと山が見えたが楊柳山かな?と思う。



急登からやがてなだらかな道になり、左手下側に舗装路が見え出すと清不動堂に出くわすが、ふと下を見ると黒い生きものがいる。
一瞬うわっ、熊かと思ったがよく見るとニホンカモシカが一頭こちらを窺っている。



今までニホンカモシカには八ヶ岳や浅間山で出会っていたがまさか高野山に棲息しているとは全く知らなかった。
この個体もおとなしく舗装路に下り着いてもじっとこちらを見ているだけだった。



近くにはクマ出没の看板が2つも付けられていた。
静かにその場を離れて清不動堂の横手から山道に入る。





清不動堂から一登りした所が先週も来た女人堂に12時到着した。
無事ここに来れたことのお詣りをする。
ここが京大坂道の執着で案内されていることが多いが、弁天岳にはまだ登っていないので山頂まで1kmの道を登って行く。



1kmといえどさすがにしんどくなってきたが、何とか12時30分に山頂に到着した。



山頂からは期待してなかった眺望、橋本市の街並みや紀ノ川そしてその向こうに南葛城山?を望むことが出来た。





東屋で休憩を摂って後は大門を目指す。
途中、高野山の街や和歌山の山並みが見ることが出来た。





やがて大門口に降り立ち、昨年町石道を歩いた時以来の大門に到着した。







ここからは昨年と同じように一町石塔を確認し、金堂や根本大塔、六角堂など見学。









そして金剛峯寺に行って北上する。



この坂を上った所が女人堂となる。





住職に午前中にニホンカモシカに出会った話をすると、時々見かけるとのことで、この時期餌が少ないので植栽されているバラを食べに道路を横断しているのを見るとのことだった。
先週と同じく舗装されたもうカモシカのいない不動坂を35分で極楽橋駅へと下る。



5分後に発車する電車に乗り込んで学文路駅下車。



公苑に咲いているフユザクラを眺めたりしながら南馬場緑地公園に。





高野山周辺古道として町石道、黒河道、この日の京大坂道を歩き終えたが、今の所舗装路歩きが続いた京大坂道の二度目は無いかなあなどと思いながら富田林へ帰った。






























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