一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2021.2.23 高野山町石道

2021年02月25日 | 高野山・熊野古道
この日は天皇誕生日の祝日、朝は2月にしては相当暖かくて午後から気温はほとんど上がらないが雨も降りそうにないので約2年振りとなる町石道を歩くことにする。
道の駅くどやまに駐車させてもらい7時に慈尊院に向けて出発する。





10分ほどで慈尊院に着いて石段を登っていよいよ登りのスタートとなる。





卒塔婆180町石を探し忘れ179町石から確認する。



適度に風があり登っていて気持ちの良い気温で歩き易く50分ほどで展望台に到着。



花粉、PM2.5、黄砂の三重苦で紀ノ川の向こう側に見える高見山はこの日は見れなかった。
咲いているヒメオドリコソウ?や黄色い花を見ながら柿畑を登って行く。





電波塔を正面に見て直下を右手に巻いて行くと北側の景色とはお別れとなる。



この巻き道からは緩やかな登りの道で一時西側の景色が見れるがひたすら南へ樹林帯を歩いて行く。



道の駅からほぼ2時間を要してはっきりとした案内板のある六本杉峠に到着。



ここからほぼ水平移動で20分ほどで二つ鳥居の展望所に着く。
ここで荷を下ろして衣服調整する。
展望所からは山間部の長閑な風景が広がっていた。







ここからすぐにゴルフ場の端を通過して行く。



途中、トイレ表記されている神田(こうだ)の田園風景も広がる。



ロストボールが落ちている辺りも速やかに通過してしばらくして百町石に到着。



1町約109Mなのでまだ10キロ以上。
笠木峠を過ぎた辺りから樹林の隙間に高野山の山並みが見え出すがまだまだ先は長い。





くどやまから歩くこと4時間、やっとのことで矢立に降り立つ。



しかし茶屋は火曜日定休で閉まっていた。
ここで家人が好きな草もちを土産にするつもりにしていたが仕方が無い。
据えてある長椅子に座って休憩を摂る。
ここからは登りとなるが残り5.8キロ、随分歩いて来たなあと感じる。





矢立からは存在感のある杉の巨木がちょくちょく見受けられた。



そうこうする内に車が多く通る道路を横断。



渡って一登りした所に展望所があり、矢立で見かけた同年代と思われる方が休憩されていた。
前回来た時はここからはガスが巻いていて視界が無かったので景観を楽しむ。



その方は地元のかつらぎ町から道の駅に車を停めて定年後月詣りをしているといっておられた。
そして自分とこで作ってますとはるみオレンジを3つ頂いた。
1つその場で頂くととてもジューシーで甘いさわやかな味わいだった。
こちらは後程子供だましのようなチョコレート菓子を渡すだけだった。
その節は有難うございました。
この展望所からもよく似た景色を何度も見るような巻き道を南へと歩き進み、12町石辺りから登りに転じた所で上部にガードレールが見え出す10町石に到着する。



ガードレールを励みとしてつづら折れの道を登り切り、麓から6時間かかって大門に登り着いた。





かつらぎ町の男性は奥ノ院まで行かれるとのこと。



町石道を歩くなら奥ノ院へお詣りするのが本来の目的になるのだろうがこちらは近辺を散策することで済ます。
兎に角、町石の起点の1町石を確認しに行く。



この1町石のすぐの所が金堂があり根本大塔が建っている。









ベンチで休憩してから金剛峯寺へ行く。







そして矢立で餅を買えなかったのでいつも立ち寄るみろく石本舗に行く。
ここのクルミもちが大好きなのだが、たった今売り切れたとのことで入れ物の箱を片づけられていた。
まあ、仕方が無い。
他の目ぼしい餅も売り切れていたようなので隣の店を覗く。
隣りでは草もちが売られていたので草もちを土産にすることが出来た。
ここからまだ歩く足が残っていたので不動口の女人堂へと向かう。





女人堂をお詣りしてから不動坂を下ることにする。



途中、滝を覗き見るがヤブが多くて判り辛い。



ケーブルカーもタイミング良く通過してくれる。





しかし、5分間に合わずで電車が出発。
次発を30分ほど待って九度山駅まで乗車。
同じ電車にかつらぎ町の男性も乗っておられたので道の駅まで一緒に歩く。
途中真田庵まで来た所で月詣りしたら蕎麦屋に寄るのでと言われてお別れした。
蕎麦を食べたかったが電車の出発を待つ間に行動食を食べていたので次回機会があれば寄りたいと思う。
道の駅に着いて頂いて美味しかったはるみオレンジや土産を購入。
はるみオレンジはきよみオレンジとポンカンを交配させてつくられたようで頂いて食べてなかったら土産にしてなかったと思う。



九度山からはこの日一日よく歩いたなあなどと思いながら、渋滞にもならずわりと早めに富田林に帰ることが出来た。




















コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2021.2.19 五條林道 馬の背 | トップ | 2021.2.28 カヤンボ谷 ガン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

高野山・熊野古道」カテゴリの最新記事