一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2017.8.27 一徳防山

2017年08月28日 | 大阪近郊
この日は高気圧に覆われて今までと違って乾いた風が吹き抜ける日になるとの予報なので、行けるものなら大峰の山を登ればさぞ気持ち良いのかなあと思いつつも、朝は6時過ぎまでぐっすり寝てしまう。
車を置いておくことにしたので久しぶりに自転車に跨って7時半頃に自宅を出る。
自転車と言っても今日は河内長野駅に駐輪して、以前から行きたかった岩湧山の前衛峰の一徳防山を登ることにする。
久しぶりの自転車でヘルメットを忘れるが、外環に出ると当たる風が気持ち良く汗をそう掻くことなく河内長野商店街の中にある駐輪場に停める。
この駐輪場、最初の2時間無料で後の4時間は100円、それ以降の4時間が100円で格安なのと自動精算なので心置きなく停めて置くことが出来る。
一徳防山に登るなら9時5分河内長野駅発滝畑ダム行きのバスに乗り中日野で下車して巡るのがガイドブックなどでも紹介されいているルートだが8時過ぎに河内長野駅に着き1時間近くバスを待つのもどうかと思い、南海のみかのだい駅から歩いてもそう遠くなさそうと思って電車に乗る。
みかのだい駅から車で通ったことのある道を歩きコノミヤを左折して青葉台方面へと歩いて行く。
歩くと言っても基本上り坂で、天気も良くてどんどん気温も上がってくる。
途中、青葉台の住宅地の合間から岩湧山を望め少し元気が出てくる。



駅から何度も地図を見ながら歩くこと40分ほどで、いわわきの森への分岐となる南青葉台口に着き、右折してしばらく歩いて行くとくっきり岩湧山の稜線を望むことが出来た。



1時間ほどして南が丘のバス停を越えた辺りで地図を確認すると、中日野バス停はまだ遠い。
こんなことならバスに乗って楽々と登山口こ行けばとも思うがこれも良い経験になると思い黙々と歩く。
ここからだとほど近い大矢船西町バス停近くのゴルフ場横から登るルートがあるのを昭文社登山地図のガイドブックに載っていたのを思い出し道を間違えながらも30分ほどかかってゴルフ場に辿り着く。
ゴルフ場と言っても打ちっ放しでフェンスの横を見ると登山口の札がかかっていたので一安心する。



ネットをぐるりと回るように登山道はついていて踏み跡も明瞭なのだが一ヶ所ゴルフボールが散乱している所があり
、どうやら防御ネットを越してここまで飛ばしている人がいるようで、多くの人が興じている中、球が飛んでこないかひやひやしながら急いで通過する。
道はあまり歩いている人がいないようで蜘蛛の巣が行く手あちこちあり、顔にも随分かかる。
最初、枝の切れ端を拾って振りながら歩いていたが、追いつかないので休憩ついでにストックを出して身体の前で上下に振りながら歩いて行く。
何度も立派な巣に出くわし、その度に払うのに手間取る。
齢を重ねてきたのだが小さい頃から大きな蜘蛛が苦手で便所に大きな蜘蛛がいようものなら入ることが出来なかったことをいまだに思い出す。
そうこうする内に二ノ坂峠に着き、ここから下って一徳防山に登るルートもあるようだが登山地図では破線になっているのでそのまま尾根筋を歩いて行く。



ゴルフ場登山口から1時間近く登って来ると樹林帯の合間に旗倉山方向の稜線が見えて来る。



相変わらず蜘蛛の巣が蔓延っていて時々顔にもかかるので嫌な気分になる。
天気の良いのが励みにしながら辛抱して詰めていくこと登山口から1時間20分で一徳防山の稜線に登り上がる。



一徳防山山頂手前では展望が良い場所があり南側眼下も良く見通せた。
先日登った大普賢岳の水太覗とは言わないがなかなか迫力のある景色を見ることが出来た。









そこから一登りした所が山頂でみかのだい駅から3時間ほどの11時半に到着した。



この山頂、ちょうど木陰になっていたので休憩して持ってきた山かけそばとおにぎりを食べて休憩する。
ここ最近、保冷バッグに凍らせたペットボトルの水を一本入れて食料とジュース、コーヒーゼリーなどを入れて持ち歩いているのだが、この日のペットボトルが半分ほど溶けた氷水になっていて最高の咽喉越しだった。
よく金剛山でも缶ビールを持ち上げて山頂で飲まれている人もいてさぞ美味しいだろうとは思うのだが、下山することを考えるとアルコールを飲む気になれず帰宅してからの楽しみにしている。
そろそろ12時近くになってきたので地図を見ながらどこを下ろうかと算段する。
当初はいわわきの森に抜けて下山しようと考えていたが、距離があるのといわわきの森からの林道歩きが炎天下では干からびてしまいそうなので、すんなり登るつもりにしていた中日野へ下ることにする。
中日野に下ってもバス便があまり無いが、まあ何とかなるやろうとええ風に解釈する。
本来、単独行なら予想される下山ルートのバス時刻表を調べなければと後になって思うのだがそこらへんはO型のええ加減な所か。
下山前にもう一度展望を見とこうと思って拓けた場所に戻る。



展望を充分楽しんでから一旦山頂に戻り、中日野への道を下るが山頂直下はなかなかの急坂で滑らなよう注意を要する。
但しルートは整備されていて階段状の足場が続く。
この下山路も今日歩いた人がいないようで蜘蛛の巣のてんこもりとなっている。



旗倉山の鞍部手前でちょっとした岩のでっぱりがあってそこから登った一徳防山や大和葛城山が良く見えた。





鞍部に着くと旗倉山への道が明瞭にあったので行き掛けの駄賃よろしく登る。
鞍部から10分ほどで旗倉山山頂に到着。



パックのジュースを飲んで一息ついてから鞍部に戻る。
この辺りから羽虫が沢山発生していて顔にも纏わりついてくるので片手にハッカスプレー、片手は蜘蛛の巣払いと忙しく足早に下る。
しばらく下るとあまりにも見事?なキノコが生えていたので虫を追い払いながら写真を撮る。



登山口となるため池がまだかまだかと思いながらも変わり映えのしない道を下って行くとやっとのことで前方が拓けため池横にひょっこり出る。



ここから舗装路を下って行くとやがて中日野バス停に到着。
時刻表を見ると50分ほどでバスが来るので2駅ほど下り、30分待ってクーラーの効いた河内長野駅行きのバスに乗り込む。
駅で200円の駐輪代を払い、外環のたなかで土産の柿の葉寿司を買って自宅に帰った。





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