一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2020.8.1 伯母子岳

2020年08月02日 | 高野山・熊野古道
ようやく長梅雨が前日に明けて月が替わった1日の土曜日休みの日、晴天になりそうなので遊歩道での登山道?となる伯母子岳に行くことにして、高野山から高野龍神スカイラインを経由しごまさんタワーの少し手前から奥千丈林道を7キロほど走り遊歩道入口に駐車する。
この林道通過はなだらかな尾根に沿うように通っていて、舗装路で落石もほとんど無くて良いのだが、谷側の伐採が進んでいる所が1キロほどあり、ガードレールの無い片側が切れ落ちている箇所の通過がひやひやしながら慎重に通過しなければならない。
そんな難所?を通り過ぎて遊歩道入口辺りに着いて駐車するとほっとする。
8時過ぎに支度をして遊歩道に入って行く。



このルートは2年前の10月21日に一度歩いており、この日のように天気が良く一部紅葉も始まっていて良い思い出が残っているのもあったのと、この入口が標高1230Mあるので伯母子岳山頂までほぼ稜線歩きが満喫出来るのだ。
ただし、伯母子岳まで林道歩きが単調なのとビミョーにアップダウンの繰り返しとなり地図を見て思っているほど楽ではないように思う。

遊歩道を歩いて行くと涼しげな風が吹き抜けて気持ちが良い。
リョーブの花に蝶が止まっていたり、ブナの木も随分あるが2年前の台風での倒木も多い。





30分ほどで口千丈山に到着。



下って行く道も木々が覆い被さって陽を遮ってくれる。



牛首山手前辺りでピンクの可愛い花の群落に出合う。
何やったかなあ?と思いながら写真に写す。





牛首山に来て休憩を摂る。



ここからのルートが好きな場所の一つで前方の山(伯母子岳はこの山の後ろになる)の右手に大峰の山々の中に尖峰の釈迦ヶ岳を望むことが出来る素晴らしい場所だ。







色々とコケ類も育っている場所もある。





先程の見えていた中央の山の中腹を左に巻いて裏側に出ると、やっとのことで伯母子岳が前方に見えて来る。



しばらく歩を進めていくとやがて伯母子岳山頂600mの標識が出てくる。
ここまで歩き始めて2時間かかっているが、登り一辺倒の所要時間ではないので大股の分岐やその先の避難小屋のある伯母子峠を目指すことにする。



陽を遮るトチノ木の大きな葉や絡みつくツルアジサイを眺める。





大股の分岐を過ぎ伯母子峠に向かう谷筋では落石が登山道を塞いでいた。



今年の梅雨では毎日のように護摩壇山の雨量計が記録的な数値を出していたのでその影響かと思う。
やがて避難小屋の見える伯母子峠に到着。



今年3月に歩いた五百瀬集落からの小辺路のルートは通行止めで山頂から東へと下る迂回路が指示されていた。



2年前台風の影響で倒木が重なり通行止めになった谷筋の箇所。
その後、その谷筋に頑丈な橋が架けられて今年3月には通れたが、多分その所が倒木がかさなっているのか橋が落ちて通行止めになっていると思う。
迂回路となっている山頂への道を登り、11時に到着する。





和歌山と奈良の県境、へそのような場所では360℃遮るものが無い眺望だった。




ノスリ?の飛来を見たりして休憩を摂る。



30分ほどのんびり過ごして下山にかかる。
下山は西に下る最短ルートをとる。













12時頃には爽やかな風もぱったり止んで汗もどんどん出てくる。





黙々と往路をまだかまだかと思いながら戻り、1時40分に遊歩道入口に戻り着いた。



自分の車の後ろに停めている夫婦連れがせわしなく電話をしている。
何かあったのか様子を見ると前輪タイヤがパンクというかバーストしている。
うわっ、自粛警察が出たのかとすぐに自分の車を確認したがどうもない。
伺えば何か突起物を踏んだとのこと。
何か手伝うことがあればと申し出たが、もう救助を頼んだので大丈夫ですとのこと。
何の手助けも出来ないので支度をして林道を小石や切れ落ちた場所を注意しながらゆっくり高野龍神スカイラインに出る。
追いつくバイクや車をやり過ごしのんびり走る。
途中、路肩に脱輪している車もあったので運転は注意せなアカンなあと思いながら矢立茶屋で
一度降り、みやげにやきもちを買って自宅に夕方帰ったのだった。







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