入学二日目。
もう自信たっぷりに
帰って来て、
ごはんをばくばくほお張って、
その割には
私にみゃあみゃあしがみつき、
有り余る興奮を持て余している長男。
近所の公園から
子供たちの歓声が聞こえたので
遊びに行っておいでというと、
いつもならお母さんも一緒に来てというのに、
即座に答えた。
うん、行って来る。
おやつの時間に呼びに来て!
私はゴロゴロしながら
ん~、と生返事をして
わざとぐうたらした振りをして、
部屋を出て行く息子を見送った。
バタンと玄関の戸が閉まる音を聴いた瞬間
私は飛び起きて、
窓を開け、
ベランダから外を眺めた。
初めて一人で遊びに出かけるその姿は
ずいぶん慣れたふうで、
ワンブロック向こうに見える公園のブランコに
吸い込まれるように乗り込んだ。
すかさず周りの子供たちが
何年生?
名前は?
そしてぶっきらぼうに答える声が聞こえる。
ブランコは
どんどん高くなっていき、
それをこぐ息子の
晴れ晴れとした背中をじっと見ていた。
そのうちに、
窓の桟に片足を、
ベランダの柵にもう片足をかけ、
とんでもない格好で
のぞき見している自分に気づいて
窓から部屋へ入ることにした。
もう自信たっぷりに
帰って来て、
ごはんをばくばくほお張って、
その割には
私にみゃあみゃあしがみつき、
有り余る興奮を持て余している長男。
近所の公園から
子供たちの歓声が聞こえたので
遊びに行っておいでというと、
いつもならお母さんも一緒に来てというのに、
即座に答えた。
うん、行って来る。
おやつの時間に呼びに来て!
私はゴロゴロしながら
ん~、と生返事をして
わざとぐうたらした振りをして、
部屋を出て行く息子を見送った。
バタンと玄関の戸が閉まる音を聴いた瞬間
私は飛び起きて、
窓を開け、
ベランダから外を眺めた。
初めて一人で遊びに出かけるその姿は
ずいぶん慣れたふうで、
ワンブロック向こうに見える公園のブランコに
吸い込まれるように乗り込んだ。
すかさず周りの子供たちが
何年生?
名前は?
そしてぶっきらぼうに答える声が聞こえる。
ブランコは
どんどん高くなっていき、
それをこぐ息子の
晴れ晴れとした背中をじっと見ていた。
そのうちに、
窓の桟に片足を、
ベランダの柵にもう片足をかけ、
とんでもない格好で
のぞき見している自分に気づいて
窓から部屋へ入ることにした。