かえるところ

田舎のおうちで何をしよう。ひとまず家族でリフォームし、私は野菜を作ってみよう。

醸造の科学と技術展

2006-04-02 22:05:33 | 科学館
久しぶりに科学館へ。

「うまいっ!!
 醸造の科学と技術展」

味噌や醤油などを
科学的に分析したものを
分かりやすく展示してあり、
ふむふむ。

味噌のできるまでを
ビデオ放映してあり、
それは工場生産している
様子を写したものなのだけど、
あまり見る機会のないもので
ほ~、
すごいなあ~。

そして何より、
麹室。
麹を作る部屋を
会場中央部に再現してあるのだけど、
中にはたくさんの
木箱が積み上げられて
菌がびっしりと発生した
麹が寝かせてあった。

麹を目にする機会は
なかなかないので、
味噌の中にこんなのが入ってるなんて、
と思う子どもたちもたくさんいただろうな。

そして、
今回の展示について感じたのは、
細部に至るまでのこだわり。

字体やトリミングで
展示内容に関する雰囲気を
うまく匂わせつつ
パンチの効いた
人目を引くチラシから始まって、
http://www.city.himeji.hyogo.jp/atom/jyouzou/jyouzou.htm
展示に使われている
多数の木箱や樽、桶などの
骨董品は
実際に近隣の製造所で
長年使われてきた、
また使われている、本物。
大人が見ても十分楽しめる。
ビデオコーナー前の
寄席との仕切りは
本物の竹でできていて、
それを支える杉か何かの支柱は
竹を通す部分を丸くくり貫いてあり、
足もついていた。
その上、
雰囲気を出すためか、
焼き目も入れてあった…。
細かいことだけど
う~ん、
意気込みを感じる…!

日本食離れした現代の食生活を
憂いまじめに反省を促すという
わけではなく、
こんなふうに
素敵に演出された
空間を楽しめたら、
翌日の朝食に
味噌汁を頂く人が
増えそうな予感?

ショップにはさりげなく
関連商品が販売され、
うんうん、結構やるな~。

レストラン脇には
味噌のセルフ試食スペースが設けられ
至れり尽くせり。
私は試食せず終い。
ほんとはしたかったのだけど。

持ち込み自由のレストランで
軽いお昼を頂いた。
いつも清潔にしてある
丸いテーブルには
かわいいすみれが咲いていて、
座るとほのかに
甘い香り。

やっぱり科学館、
いいな。

ショップにある
木のオルゴールと
カラクリ木のおもちゃ、
紙を折って作る動物や昆虫のキットが
欲しかったなあ。