コーマーのコンシャス的ライフ

意識することによって、見えなかったものが見えてくることがあります。

破綻して強まった繋がり

2007年02月23日 20時27分14秒 | 政治・経済・社会問題
今朝のテレビの番組の「みのもんたの朝ズバッ!」で破綻した夕張市で夕張映画祭がよみがえったということをやっていました。
破綻前、夕張市は映画祭に年間1億円の予算をつけていましたが、破綻後予算はカットされ映画祭は存亡の危機に見舞われていました。
この危機に有志がボランティアを買ってでるなどして映画際存続の機運は盛り上がり、例年の1/10の予算で映画祭を開催することができたというのです。
なんと!この夕張に東京から映画を観にいくツアーもあったようで、盛り上がる夕張市民の様子が映されていました。

破綻をきっかけとして人と人とが繋がったということが本当に素晴らしい。
破綻前の夕張市であったらそれほどの連帯感、愛郷心があったかどうか。。。

またこれは行政というシステムへの不信というか、地域を自らがプロダクトしていくという新しい流れを垣間見たような気がします。

夕張市だけではなく、これから自治体の破綻は増える一方でしょう。
でも新しい流れは既存のシステム、価値感では成すことができないゆえに、それらの崩壊から始まっていくということもあるとおもいます。
『破壊は創造的』という言葉もありますが、そんなことを感じさせる出来事でした。






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