コーマーのコンシャス的ライフ

意識することによって、見えなかったものが見えてくることがあります。

9・11的ショック

2008年09月21日 01時28分27秒 | 政治・経済・社会問題
今年の9・11が過ぎましたが。
あれから7年経って、風化していきそうな気配です。
個人的には9・11の記事を3年連続書いていますので、感慨深いのですが。

9・11

9・11あの日から

 今年の9・11的大事件は大手証券会社 リーマン・ブラザーズが潰れたことですね。
サブプライム問題に端を発した世界的な金融の信用収縮ですね。
ある意味、このことは9.11より凄いことが起こっているのかもしれません。
世界的なこの混乱は現在の金融体制が崩壊の印といわれている方もいます。
 
この崩壊を見通してみました。
・貨幣に関してあらゆるもの証券化されてマネーゲーム、博打状態になり、これが世界の隅々まで浸透しています。
これが崩壊すること、それは今まで体験したことはなく、予想もできないような大きなことが起こるとおもわれます。

・信用収縮、アメリカは基軸通貨であることをいいことに、ドルを際限もなく刷ってきました。
しかし大量に紙幣をすれば、その価値は下がります。
もともと、貨幣はモノと交換できることを保障しなければ、だれも交換してくれません。
この保障を国、権力、パワーがしているのですから。
国の権威が下がれば、その保障力も揺らぎます。
 アメリカは以前から環境、軍事面で世界中の不信をかっていましたが、経済面もダメともなれば、その不信がさら増大します。
その不信はアメリカの権威低下につながり、さらにはドルの暴落を招くのではと、考えています。

・アメリカのシステム、思考が世界の標準を長い間保ってきました。
しかし、一国が力で世界を統制することはいまや時代遅れになりつつあります。
世界各国が自治を欲している、その自治を取り戻そうという動きになっているのではとおもいます。

・日本はアメリカの経済と一蓮托生になっており、アメリカの地位低下は、アメリカ国債を大量に持っている日本も無事では済みません。
その国債は事実上売れず、爆弾を抱え込んでいます。
その時が訪れた時、日本は路頭に迷う可能性が非常に高いです。


 悲観的になってはいけないとおもいますが、今の経済システム(だけではないですね)のどこをみても危機的であるとおもわざるえません。
 今のような金融統治・支配システムを続けてても、世界の問題は解決せず、未来は見えてきません。
不謹慎ですが、このようなシステムは崩壊したほうがいいとおもっています。
 そうした見通しを持ちつつ、個人的にも一刻も早く次の流れ、行くべき道をみつけていかなければならないと考えています。
 既存の考えに囚われていれば痛みは倍加し、必要な変化を為すのに時間を要してしまいます。


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