音楽の父バッハは 小川という意味を持ち
さらさらと天空をゆく音楽の雨
これはたしか朝日新聞の、折々のことばで目にしたように思う。
おばあちゃんがピアノに向かうと、手に取る楽譜はバッハかモーツアルトが多い。
どちらも難しいけれども大好き。
今日は、バッハのフランス組曲の5番と
6番をさらう。
バッハは小さな曲でも味があって面白い。
清らかな水の流れのように奏でたい。それには毎日の練習あるのみ。
コロナウイルスが心配な今は、プロの演奏家も指導をする先生も、レッスンを受ける子供たちにも厳しい時。
おばあちゃんの子供の頃は戦争で、防空頭巾をかぶった防空壕の中で、空襲警報が解除になったら、ヒアノのお稽古だった。必ず平和な時が来るからーー
両親の願いだったにちがいない。