ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

苦しみて

2018-02-11 03:05:35 | 添削

苦しみて生きつつをれば枇杷の花終りて冬の後半となる    佐藤佐太郎


それなりに思えるが、作者の心が見えない。

かたちはあるが、遺体のない棺のようである。

これはなぜか。

おそらく本霊が活動していないのであろう。

この歌人はほぼ傀儡であったかと思われる。



霜月の風のかをりに振り向きてわれになにとふ真昼間の枇杷    揺之





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