今日は啄木に興味を持った。
こころよく
我にはたらく仕事あれ
それを仕遂げて死なむと思ふ
石川啄木
短歌を三行に分けて書くことは、わたしには難しいが、彼にはできる。
しかもそれが効果的だ。詩文として完成度が深まる。
啄木には夢があった。命と才能をかけてやりたいことがたくさんあった。
それがあらゆる妨害のおかげでできなかった。
残してくれた詩文は多いが、無念であったろう。
その無念のひとかけらでも、わたしが果たしてやりたいという思いに駆られる。
啄木の世の木を打ちしその音の高きが故に人は忘れず 揺之