ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

やはらかに

2018-02-13 03:05:45 | 資料

今日は啄木をとりあげた


やはらかに積れる雪に
熱てる頬を埋むるごとき
恋してみたし

     石川啄木


恋は若き人間存在の宿命だ。

そこを避けて生きていくことのできる人間はいない。

故に男は時に偶像のように女を求める

理想の恋をしてみたい。

だがその願いが叶うことはほとんどない。

美しい恋の夢は見果てぬ夢なのか。

恋は何のためにあるのだろう。


降る雪の中にたたずむ一群の炎のごとき恋を知りけり    揺之





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