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東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

夜の公園

2010年07月16日 | セミ
ようやく梅雨明けを思わせる青空続きの東京

梅雨時期に降り注いだ雨水をたっぷりと含んだ土面はこの照りつける暑い太陽の日差しにより地下はサウナ状態なのではないだろうか?土中に暮らす虫達にとってはたまったものではないだろう。この時期、干からびたたくさんのミミズがアスファルト上に死んでいる光景を目にする。やはり地下はサウナ状態、ミミズ達は蒸されるのが嫌で地上に出てくるのだ。

そんな季節のイタズラがセミ達の羽化を促しているのではないだろうか。
7~8年の長い間、地下奥深くで生活していた幼虫達が一斉に地上に出て羽化を始める。

会社から帰宅した後、夕食もとらずに近所の公園へ一目散に向かった。

狙いはセミの羽化シーン。子供の頃、セミは夜中に羽化するんだよと母親から聞かされていたのだが、幼虫は日暮れと共に 地上へ上がり、早い個体だと20時頃には羽化が終了している事もある。しかし、もちろん、ぞくぞくと地上に出て来て夜半過ぎまで羽化は行われる。

ニイニイゼミ羽化

ブナ科やサクラなどの根本から30cm~1M付近で見られる。

アブラゼミ羽化

アブラゼミは四方八方、色々な場所で羽化する。

セミの羽化はこれからが本番で東京では8月10日前後までがピークとなる。


そして、こちらが本日狙っていたクマゼミの羽化シーン。
昨夜に羽化殻を確認したので今夜も羽化するに違いないと狙っていたのだ。


黒くてゴツイ成熟成虫からは想像もつかない神秘的な羽化色が美しい。

来月には大合唱が聞けるに違いない。


おまけのヒキガエル

常夜灯に集まる虫を捕食しに夜な夜な出没する。


D300s+AF-S VR Micro Nikkor ED 105mmF2.8G(IF)+内臓ストロボ+SB-600
D80+Sigma 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro+LEDライト+SB600


撮影地:東京23区内


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