東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

憧れの黄昏ヤンマ 1

2010年07月20日 | トンボ
夕方、日が暮れる時間帯(黄昏時)に飛翔するヤンマがいる。

トンボにあまり興味がない人がヤンマと聞いて連想できるのはオニヤンマ、ギンヤンマぐらいではないだろうか。
僕自身も数年前まではオニヤンマ、ギンヤンマ、クロスジギンヤンマぐらいで、黄昏ヤンマの存在など知らなかった。

子供の頃、日が暮れるまで公園で遊んでいると、何処からともなくギンヤンマがやって来て地面スレスレを飛び、何かを捕食している様子を観察した記憶があった。

しかし、友人でもあり多摩六都科学館大昆虫展示などでもお世話になっている須田研司氏から、梅雨明け後にアシやガマの群生する池ではマルタン、ヤブ、ネアカヨシ、8月中旬から小規模河川ではコシボソ、ミルン、田園ではカトリといった黄昏時になると姿をあらわし飛翔するヤンマが存在する事を聞いてからはその季節が待ち遠しく、毎年、梅雨明けしたと同時に待望の黄昏ヤンマの季節到来となり欠かさず観察している。

17日土曜日の早朝、まだ薄暗いうちから支度して朝の飛翔シーンを撮影しに都内のとある池に訪れた。


朝5時に到着した時にはすでに数頭のヤンマが池の上空を飛翔している姿が確認できたので早速、撮影開始

アオヤンマ(上),ネアカヨシヤンマ(下)

アオヤンマ属同士の空中バトルが頻繁に見られた。
アオヤンマの季節もそろそろ終盤だが、この固体はまだ老熟していない綺麗な固体だった。いつもは日中に多く目撃するのだが、この日は早朝から他のヤンマに混じっての飛翔が観察できた。

ネアカヨシヤンマ

都内では珍しいヤンマだが、より良い生息環境を求め、より強い子孫を残すために何処からか飛来してこの池を選んだに違いない。

大空を華麗に飛翔するヤンマ達の姿はやはりいつ見てもいいものだ。

この日、確認できたのはアオヤンマ、マルタンヤンマ、ネアカヨシヤンマ、ギンヤンマ
目的であったマルタンヤンマのシルエット写真は残念ながら全てピンボケに終わってしまったのでまたリベンジしに足を運びたい。


黄昏飛翔は朝夕のどちらも行われるのだが、夕方は夜に向けて暗くなればなるほど撮影し難くなりピント合わせが困難なうえ、撮影できたとしても良い画像が得られる事は少ない。しかし、飛翔高度は低く、目の前を通過する事もある。

一方、早朝は逆、昼間に向けて明るくなって行くので撮影し易くなる。しかし、ヤンマ達の飛翔高度は高く、それなりの望遠レンズが必要となり、場所によっては飛翔時間が短い。
カメラの性能と撮影条件下でみれば断然、朝が有利となる。

この黄昏飛翔は8月中旬頃まで楽しめるだろう。


D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
D300s+Ai AF-S Nikkor ED 300mm F4D (IF)2,3枚目ともトリミング


撮影地:東京都内



最新の画像もっと見る