ニッポニアニホンシュ!

日本酒にまつわるよしなしごと…
ゆるりと、御笑覧ください。

柳澤酒造(圭治さん)を電撃訪問!

2009年07月29日 | 蔵で日本酒!?
そうです。前項の続きであります。

町田酒造さんを後にした一行は、だいぶ遅れ気味ながらも、柳澤酒造に向かうことに…

私「もっそい、豪雨ですけど?○屋さん。」
西「まっ前が見えない、前が…」

日頃の行いがそうさせる、のかどうかは分らないが、何とか無事到着!


いやー、今いきおいのある蔵は、さすが後光が差してるなぁ。
と、撮影技術の未熟さをギャグにしてみる。

『あっ、圭治さんだ。』私「本日は、よろしくお願いします。」
「どうもっす。遠いところからあざーっす。」

「今日、4人も来るっていうから、緊張でうまく説明できなかったら、
どうしようって思ってたんすよ。実際。」
「そしたら、なんだ知ってるヒトばかりじゃないすか。」

その、「なんだ」というところが気になったが(笑、温かく出迎えてもらう。


あちきは、精米機フェチなので、2台も並んでると嬉しくなってくる(ウソ)

「桂川」という銘柄では、もち米仕込みをしているのだが、そのもち米も、
この精米機で、6,7割程度磨いているらしい。

「もち米自体は、高精白しても、あんまし意味ないと思うんすけどね。」
でも、やらないと気がすまないらしい…


釜フェチ(ウソ)のつ○ささんを先頭に、大小並んだ釜のほうに案内される。

ぼーっと眺めてると「文福(群馬)茶釜」や落語の「狸賽(たぬさい)」
を思い出してしまった。


で、サーマルタンクの前に…

「もう最初、戻ったばかりのときは、何も知らなかったんで、
「無ろ過」って何?どうやんのって感じで。」

「みんなも、ホントちょっとは、ろ過してんでしょ。
 ↑その時点で、もう「無ろ過」って言いませんからっ!
って思ってたんすよ。だって、滓引きできねーじゃん。」

「それで、ある処に電話してみたら、えっ、タンクをもっと冷やすの?って分って。
次の日、見に来たら、あっすげ、沈んだ沈んだ。サーマルすごいっすよ。」

いつもながら、圭治さんのリズム感のある説明は「すばらしい!」の一言である。


こちらは、夏季の酒母室。
「松竹梅」と「いいちこ」の木箱競演 (ーー;)であります。

えっと、本当は出荷直前の「結人」たちが入っているのだ。
また、古酒なども格好いい瓶に封入され、出番を待っていた。


お話を伺った事務所と、その前のでっかいタンク(只今不使用)。

お茶をすすりながら、「結人」銘柄誕生の経緯や、蔵内の作業動線のお話、
また、酒の呑めない友達の重要性について、皆さんで、熱く語り合った。( ^^) _旦

圭治さん、暗くなるまでお付き合いくださって、ありがとうございました。

町田さん、柳澤さん、両蔵とも酒造りに対してもちろん真剣で、それプラス、
造り手の人柄というか、魅力が、酒質に反映されてくるのかなと感じました。

改めて、有意義な蔵訪問でありました。(○屋さん、感謝であります <(_ _)>)