Keep Your Stick on the Ice!

カナダで出会った生きている英語

Red Sox placed a US$42M bid for him.

2006年11月15日 | Weblog
 背後でChristianとAndrewが日本人ピッチャーがどうのこうのと騒いでいるから何のことかと思ったら松坂大輔の入札の話だった。Major Leagueへの移籍を希望している彼の落札の噂が広まっていて、Bostonの名門チームRed Soxが約50億円もの大金をはたいて交渉権を獲得したらしい。"Red Sox placed a US$42M bid for him." こんなニュースにRed SoxファンのChristianが黙っていられるわけもなく、日本人である僕に期待と不安を漏らす。World Baseball Classicの初代MVPとはいえ、松坂の名など彼らは知らない。彼らは不思議なことに「つ」と言えないからまた名前を覚えるのがたいへんである。名前がやや似ている2人の松井が今まで活躍してきたのがせめてもの救いか。Red SoxならばBlue Jaysと同じAmerican LeagueのEastern Divisionになるので、Torontoに来ることも多いだろう。プレッシャーにめげず、本領を発揮して欲しいと願っている。"bid"とは入札あるいは競り高のことで、最初、"Red Sox placed a bid for him for US$42M."と言っていたが、"for"が続くのはあまり良くないと僕のために言い直してくれた。"US$42M"は"forty-two million US dollar"と読む。形容詞的用法なので単数で使うが、"for"の後では複数なので"dollars"となる。それにしてもすごい金額であるが、契約となればRed Soxの出費はさらに膨らむ。

Get lost!

2006年11月14日 | Weblog
 日曜日は最高気温が4度だったが、この週末も地下鉄に自転車を乗せてサイクリングに行ってきた。晩秋のOntario湖畔にもけっこうな数の散歩をしている家族がいてびっくりさせられた。いつものように立ち止まって地図を見ているとおじさんから"Lost?"と声をかけられた。女性からは"Are you lost?"というようによく声をかけられる。僕が初めてカナダに来たのは2000年4月のことで、Vancouver国際空港に降り立った。ダウンタウンに行くのに「あなたはやめた方がいい」とインフォメーションの人に言われつつも市バスに乗り、降り方も分からず、全く見知らぬ場所に連れて来られ途方に暮れていると、親切なおばさんが助けてくれたことを思い出す。このようにカナダ人は道に迷った人に対してかなり親切である。道に迷うことは英語で"get lost"というが、この命令形"Get lost!"は「出て行け!」とか「あっちに行け!」という意味になるのは面白い。よほど仲のいい相手でないと、あるいはよほど怒った場合でないと使えないが。登山やカヌーで地図を見ていても、普通は誰も声をかけてこない。ドライブで地図を見ていても、車の中なので普通は誰も声をかけてこない。そんな感じで、特に迷ったわけでもなく、サイクリング中にもしばしば立ち止まって地図を眺めるのだが、あまりに何度も"Lost?"や"Are you lost?"などと言われると"Get lost!"と言い返したくもなる。しかしそんなことはもちろんunacceptableである。

It's our duty to show appreciation for ...

2006年11月13日 | Weblog
 現在Torontoは日本より14時間遅れていて、なかなかタイムリーな情報を提供できないのだが、一昨日はRemembrance Dayという第一次世界大戦の終戦に由来する戦没者追悼記念日だった。国の祝日ながらOntario州では学校や病院は休みにならず、僕の職場も休みにならないのだが、今年は雨降りの土曜日であった。隣国米国ではVeterans Day、つまり復員軍人の日と呼ばれ、やはり祝日である。日本の終戦記念日との違いを感じさせるのはこのveteransへの感謝である。11時に行われる追悼式に参列していたよぼよぼのveteranが「ここに来る地下鉄の中で若者たちが感謝の言葉を述べてくれた」と嬉しそうにインタビューに応えていた。Remembrance Dayが何かを良く表しているこんな言葉も聞かれた。"It's our duty to come out and show appreciation for what they've done." 太平洋戦争で戦った僕の祖父たちはそれぞれ、12年前、5年前にこの世を去った。子供の頃、戦争の話を少しばかり聞いたことはあったが、押し付けがましく語ってくれることはなかったし、僕の方からまじめに聞き出そうということもなかった。それでも、肉親から生で聞けただけ良かったかもしれない。その後生まれた娘には、そんな機会は一生得られないのだから。しかし、旧日本軍として戦ったveteransに感謝することは国際的には受け入れられることではないだろう。カナダは直接参戦したわけでもないのに第一次世界大戦だけでなく、第二次世界大戦、朝鮮戦争などで多くの犠牲を払っている。そして、イラク戦争には関わっていないもの、今でもカナダ兵士たちはAfghanistanで命がけで任務を遂行しており、これまでの犠牲者は42人に及ぶ。

We'll see.

2006年11月12日 | Weblog
 研究室内で2人が話して合っていて、妙に短い言葉をその2人が掛け合って分かれてゆくという場面がよくある。最初は、その言葉が何なのかよく分からず、聞き取れもしなかったのだが、"We'll see."と言っていることがわかった。まれに"We'll see what's gonna happen."と言うこともあるように、「さあどうなるか、結果を楽しみに待とうじゃないか」というような意味である。科学に携わっていると、ある現象を説明するために、その現象に類する例をもっと多く得るために実験を組み立て、あるいは自分なりの仮説を立ててそれをみんなに納得してもらえるよう実験を組み立て、そして実行し、結果を得て、自分だけでなく他人をも説得するというプロセスを取ることがよくある。「こういう実験をしようと考えているがどう思うか」と相談し、相手がやや懐疑的ではあるが、多少の興味を持っている場合、相手は「まあ、やってみれば」という感じで"We'll see."と言い、こっちは「驚くべき結果を出して見返してやる」という意味を込めて"We'll see."と言う。こんな例が挙げられるが、もちろん日常生活を含めていろんなケースが考えられるだろう。日本人同士ではあまり見受けられない会話の締めくくりで文化の違いを感じるが、かなり便利な言葉なので今では僕もよく使っている。

Toronto Islands are 4 km away as the crow flies.

2006年11月11日 | Weblog
 British Columbia州にはUBCだけでなくSFUという名門大学がある。Christianの出身大学だ。SFUがVancouverのダウンタウンからどのくらい離れているかという話で彼が"as the crow files"を使った時、Larsが面白がって「スウェーデン語では鳥が飛べばという表現を使う」と言い出し、「日本語では何と言うんだ」と僕に振られた。「直線距離にして」とは何とも単純な表現で「日本語は面白みに欠ける言語だ」と言われてもしかたない。英語では"a crow"ではなくて"the crow"というところがまた興味深い。辞書で調べてみたら"in a crow line"という熟語も見つけたが、こちらは誰も使わないという。僕らが住んでいるTorontoのダウンタウンのすぐ南、Ontario湖にいくつもの群島が浮かんでおりToronto島と呼ばれている。"Toronto Islands are 4 km away as the crow flies." すぐ近くとはいえ、カナダ最大の都市の中心部を抜け、フェリーに乗らねばならないので2時間ぐらいかかるだろうか。なかなかいい公園になっていて、休日は多くのTorontonianで溢れている。

Let's go to a greasy spoon.

2006年11月10日 | Weblog
 昨夜、Laylaが"Let's go to a greasy spoon."とみんなに声をかけてきた。なんだか良く分からなかったが、軽い夕食を食べに行くようなので僕もついて行くことにした。最初、レストランの名前かと思ったが、"greasy spoon"とは"diner"の俗語で、あまりきれいでなく、廉価で、多くの場合"mom-and-pop"、つまり家族経営の大衆食堂のようなものを指すらしい。日本語の「グリース」から察せられるように"greasy"はそういう店でよく出される脂っこい料理のことを連想すればいいと彼女は言っていた。けっきょく集まったのはDavidも含めて3人だけで、Laylaの勧めに従い、僕はハンバーガーを注文した。もう一つのキーワードは"homemade"で、明らかにMcDonald'sとは違うハンバーガーを楽しむことができたが、家族と一緒に暮らしていては、なかなかこういう場所には来られない。ちょうど米国の中間選挙が終わったばかりで、米国人Davidからは、日本の政治についてあれこれと、特に近隣諸国との関係について質問攻めにあった。彼は北朝鮮による拉致問題や、靖国神社問題を知らないので、その辺りから説明しないといけないので辛い。

I'm drunk as a skunk.

2006年11月09日 | Weblog
 この一週間ほど、ドブネズミから抽出したDNAを使って研究をしている。ドブネズミは英語で"rat"と呼ばれるが、たまたま辞書を見ていたら"be drunk as a rat"という表現を見つけた。「ドブネズミのように酔う」で「酔いつぶれる」という意味らしい。さっそく試してみたが、「なんだそれ?」というような顔をされ、"I'm drunk as a skunk."と言えとChristianが教えてくれた。なぜスカンクかといえば、"drunk"とrhyme、つまり脚韻を踏んでいるからである。英語も漢詩並みに音の美しさやリズムを大切にしているのだ。カナダにもけっこうな数のスカンクがいて、いろいろな嫌な話を聞く。一度ひっかけられたら最低でも一週間は匂いがとれずに悩まされるらしい。高速道路を走っていると、ひき殺されたスカンクからであろうあの独特の匂いがすることしばしばであるが、幸い、野生のスカンクにはお目にかかったことがない。それはともかく、辞書に載っていたからといって真新しい言葉を実戦で使うのは控えた方がいいのかもしれない。

For fear of double booking, ...

2006年11月08日 | Weblog
 くだけた表現ばかりが続くのも面白くないので、少しばかりかしこまったものを紹介したいと思う。昨日、受け取ったメールの中に"For fear of double booking, I put together a calendar to keep track of who needs it when."という一文があった。"for fear of doing"で「~しないように」という意味である。僕だったら"in order not to do"とか"to avoid doing"というように不定詞を使ってしまいそうだが、英語らしくていい表現だ。"double book"は"double-book"としてもいいだろうが、2語で1つの動詞。"I put"以下の部分もなかなか日本人には作り出せそうもない。特に最後の"when"の使い方には、これは副詞であろうか、注目である。そんなにかしこまったメールではなかったが、administrative staffのCarrieが職場の全員宛に送ったものなので、そこそこformalな表現だろう。

Keep your stick on the ice!

2006年11月07日 | Weblog
 ある日Christianが最もカナダらしい英語を教えてくれると示してくれたのがこの"Keep your stick on the ice!"であった。何の予備知識もない日本人には、何のことだかさっぱり分からないだろう。僕自身も全く見当がつかなかったが、「さようなら」という別れる時の挨拶である。カナダの冬の国技とも言われるホッケーに由来する表現で、いつ幸運が自分の前に転がり込んでもその好機を逸しないよう、常に準備をしておけという意味が込められている。つまり、ホッケーでシュートして手柄をたてたくても、常にパックが自分の前にあるとは限らない。しかし目の前に来ることもある。猛スピードでやって来るそのパックをゴールに叩き込めるよう、常にスティックを氷の上に構えておけということである。もちろんホッケーに限った話ではない。僕は"Good luck!"と"Take care!"を混ぜたような挨拶だと思っていて、英語らしさを感じているが、カナダの外では通じないだろうか。応え方は"I will."または"I'll make sure to keep my stick on the ice."などとする。この冬は僕もホッケーに初挑戦してみようかと思っている。

You've got to be kidding!

2006年11月06日 | Weblog
 もう何年も昔のことだが、藤原正彦の本を読んでいて、米国人の発音する"You've got to be kidding!"が聞き取れないというような話が出ていた。これはいったいどんな意味か。ちょうどその頃、杉田敏のラジオ講座で英語を勉強していて"have got"という表現がvignetteの中に頻発していた。こちらも明確な説明がなかったが、「手に入れる」という意味の"get"の現在完了形だから「手に入れてしまった状態にある」、つまり「持っている」、さらには"have"と同じだと僕は勝手に解釈していて、その解釈でこれまで困ったことはない。学校で習うような英語ではないし、単に"have"と言えばいいものをなぜ"have got"とわざわざ"got"を付け加えるのが釈然としないが、とにかく口語表現によく見受けられることは事実である。そうすると"have got to"は"have to"と同義、さらには"must"と同じ意味のはずで、"You must be kidding!"で置き換えられる。"Surely You're Joking, Mr. Feynman!"という楽しい本があるが、"Surely you're joking."は高貴な方の使う表現で、その庶民版が"You've got to be kidding!"であると勝手に思っている。"must"や"have to"ならまだしも、なかなか口から出なかったが、最近では"You've got to be kidding!"を僕も口にする。「なに、お前、ばかなこと、言ってんだよ」というような気分で僕は言っているのだが、そうするとカナダ人は即座に"Yes."と応える。日本人にとってはかなり拍子抜けな応答だ。

A watched pot never boils.

2006年11月05日 | Weblog
 ハカラメという、正しくはセイロンベンケイソウなどと呼ばれるようだが、その植物の葉を1枚もらって職場で育てていたら、みんなが興味を持ってくれ、株分けというか葉分けであっという間に広がった。葉から芽が出てくるからハカラメで、葉を土の上に置くなり、水の中に浸しておくと根が、そして芽が出てくる。葉をわざわざ取らなくても、そのままでも根が、時には芽さえも出てくるので北米ではair plantと呼ばれているらしく、言い得て妙である。育て始めてそろそろ2年になるが、1m近くにも大きくなり、手に追えなくなったので、自宅に持ち帰り、今は花が咲かないかと楽しみにしている。職場はair plantの鉢だらけとなっているが、僕が育てていた親株が常に最も大きく、みんなは「早く大きくならないかな」と自分のair plantをじっと見つめている。それを見たChristian、さらに言い得て妙な英語のことわざ"A watched pot never boils."を教えてくれた。早く沸かないかなといらいらして火にかけたやかんを見ていたら、いつまでだったも沸かない。早く大きくならないかなと植物を見ていても、決して成長しない。そう言えば娘と別れて2ヶ月半になる。地球の反対側にいる娘のことを考えると日本に帰りたくなってしまうので、あまり考えないようにしているが、今度会う時には恐ろしく成長していることだろう。

It's working, eh?

2006年11月04日 | Weblog
 カナダに住み始めて今日で908日になるが、いっこうに英語の聞き取りが上達しない。常々そう思っていたが、今日の昼、ちょっとした進歩を感じさせてくれることがあった。僕が働いているトロント小児病院の遺伝研究部は、毎週金曜日、公開のジャーナルクラブを開催していて、誰かが面白そうな論文を紹介してくれる。そんなことよりも僕はただでありつけるピザに引かれて、特に忙しくない限り欠かさず出ている。去年まで部長を務めていたDr. Rommensが、前に出てホワイトボードに書かれている文字を消そうとしていたが、なかなか消えない。近くに得体の知れないスプレーが置かれていて、試しに吹きかけてみるとよく消えた。彼女は"It's working, eh?"とみんなに向かって言った。文の最後に何と言ったか、数秒考えてしまったが、確かに"eh?"と言っていた。この"eh"は癖がないと言われるカナダ英語の中で、カナダ英語を象徴する単語で、文の終わりに付けて相手に同意を求める時に使われる。米国のコメディアンなどが、カナダの田舎臭さを出す時にも使うらしい。日本語で「エイ?」と上昇調に言えばじゅうぶん通じる。カナダ人はみんな弱く、自然に使っているため、そしてあまり意味がないため、自然な会話の中で今まではっきりと聞き取れたことがなかった。そんなわけで、ちょっとした感動を覚えた。日本人にはあまり馴染みがないが、嚢胞性線維症という欧米では頻度の高い遺伝病がある。Dr. Rommensはその原因遺伝子を発見した科学者として名高いが、そんな人がみんなの前で使ったということにも驚かされた。気が良さそうで、陽気なおばちゃんではあるが。

Manana.

2006年11月03日 | Weblog
 数年前、BarceronaにいるArcadiが僕の仕事を手伝ってくれていて、論文を書く際、彼が担当した部分を執筆してくれるようSteveから頼んでもらったのだが、いつも「今週末にやる」という返事が来るだけで、いっこうに仕事に取りかかってくれない。スペインと言えば、みんなsiestaと呼ばれる昼寝をする国である。「いつになったらsiestaから起きるんだ!」とSteveは怒っていたが、考えようによってはすばらしいお国柄である。彼らはよく"Manana."と言うらしい。スペイン語の発音は日本人にとって比較的馴染み易いと言われているように「マニャーナ」と真ん中にアクセントをつけて言えばよく、「そんなことは明日にでもやればいい」といういかにもスペインらしい言葉である。"Do not put off till tomorrow what you can do today."という名文句もあるが、日本経済の発展を支えてきた団塊の世代に育てられてきた僕には、"Manana."の方が重く感じられる。スペイン語に堪能なLaylaに聞いてみたら、"Manana"は「明日」という意味かと思っていたが、必ずしもそうではなく「後で」という意味で使うことが多いという。ここでは正しく表記していないが、「ニャー」と発音することからも分かるように真ん中の"a"にはtildeが付く。それでも"Manana."はりっぱな英語である。仕事の先延ばしを宣言する時だけでなく、"See you tomorrow."というような感じで、別れの挨拶にも使える僕のお気に入りの表現である。

He's always rubbernecked at the meeting.

2006年11月02日 | Weblog
 みんなでビーチバレーボールをやった後、韓国料理屋に行った時のこと。僕もビールを注文すればよかったと周りをじろじろ見ていると、Julieが韓国の清酒のようなものを分けてくれた。何やらきつい酒らしいが、口にしてみると日本酒そっくりで、僕にとっては別に抵抗はない。隣にいたAsianを見下しているChristianは「そんな得体の知れないものを飲みやがって」と言いながらAsahi Super Dryを飲んでいて、疲れてこっくりしてきた僕に"rubbernecked"という言葉を教えてくれた。酔っ払った時や、"He's always rubbernecked at the meeting."というように、居眠りにも使える。しかしその夜、辞書で調べてみたが、そんな意味は見つからない。翌日Andrewに聞いてみたら、"rubberneck"というのは高速道路の事故などを好奇心から首を伸ばして見る行為を表す動詞だということで、彼の説明は僕の辞書と一致する。どうもこれはBritish Columbianの誤用から広まった俗語と思われる。使う相手を選ばなければならない。そうでないと"He's always rubbernecked at the meeting."は「会議中におかしな居眠りをする彼はいつも好奇の目で見られている!?」などというちょっと変な意味になる。

She'll drink me under the table.

2006年11月01日 | Weblog
 カナダに来る前にニューヨーク出身の米国人から教えてもらった表現だが、もちろんカナダでも使えるし、しかもけっこう受ける。僕の娘は生後間もなく遺伝子診断を受け、両親に似ず、アルコールに強いことが分かっている。この状況をよく表す英文"She'll drink me under the table."は「彼女は僕を飲みまかすだろう」という意味である。直訳すれば「テーブルの下で僕を飲む?!」という意味不明な日本語になるが、まあここでは深く考えないことにする。"She"というのは僕の娘で、"me"が僕のこと。彼女はまだまだアルコールを嗜められる年齢ではないから未来形にして使っているが、もちろん、現在形でも、過去形でもかまわない。でも、本当に遺伝子診断通りになるのか。先の長い話であるが、今から非常に楽しみである。