Keep Your Stick on the Ice!

カナダで出会った生きている英語

Sink or swim.

2006年11月20日 | Weblog
 2年ほど前から水泳の練習を再開して、プールに通うのもそろそろ200回を数える。週に2回ほど泳いでいる計算になり、まあその程度の運動はしておかねば、若い頃に培った体力を維持できないと思っている。ところで最近、Larsが研究費の申請で"leadership philosophy"をどう書けばいいか悩んでいるところに、Christianが冗談半分に「ただ1行"Sink or swim."と記せばいい」と言っていた。辞書を見ると「いちかばちか、のるかそるか」と出ているが、そんな意味で使っているのではない。文字通り「沈め、さもなくば泳げ」、つまり「首になりたくなければ、さらには成功したければ、自分で努力しろ」ということである。彼の以前のボスがそういう感じだったらしい。そして僕らのボスSteveも、どちらかというと"Sink or swim."タイプのリーダーだ。サボっていても何も言われないし、何かすごいことをすると予想外に評価してくれる。"Publish or perish."つまり「論文を出さなきゃ、研究者を廃業しろ」という言葉がacademiaにある。順番が逆になっているが、これを引き合いに出してみたら、Christianは似たようなものだと言っていた。僕はプログラマとして働いていたことがあって、今でも自称プログラマだが、これらに使われる"or"はプログラミングの論理演算子"or"とも似ているのが、僕にはとても愉快に感じられる。