Keep Your Stick on the Ice!

カナダで出会った生きている英語

Is there anyone who is itching to talk?

2007年01月31日 | Weblog
 最近発表された論文などを当番制にして紹介する勉強会のことをjournal clubと呼ぶ。僕は週に4つものjournal clubに参加していたこともある。2年半前に大学院生のLaylaと僕ら5人の日本人で始めたjournal clubは、今や日本人は僕だけになってしまったが、登録人数は30名を超え、集まった回数はそろそろ100回に迫る。規模が大きければいいというものではないが、ここまで続けてこられたのは、途中から加わって、メンバーを募り、割り当てなどを仕切ってくれたAdamに依るところが大きい。そんな彼が、今度はseminarも月に1回程度開催しようということで"Is there anyone who is itching to talk?"などと言っていた。"itching"には「かゆい」という意味だけでなく、to不定詞を伴って「したくてむずむずする」という意味がある。"anyone"は単数扱いであることに注意。それにしても、Torontoの冬は、かゆくてたまらない。最近は最低、最高気温がそれぞれ-20度、-10度ほどの日が続いている。まだまだ日が短い。そして乾燥の度合いは日本の冬の比ではない。

O Canada, we stand on guard for thee.

2007年01月30日 | Weblog
 MLBでもNBAでもNHLでも、たいていは米国チームとの対戦になるので、米国国歌"The Star-Spangled Banner"とカナダ国歌"O Canada"を聴くことになる。学校では毎朝、歌わされるようで、娘は日本人離れした発音で英語でもフランス語でもカナダ国歌を歌える。その英語の歌詞の中には、今ではほとんど聞くことのない二人称の所有格"thy"や目的格"thee"が使われている。主格は"thou"で、所有代名詞は"thine"となるらしい。「なんじ」とか「そなた」とか訳されるが、そんな古い言葉、日本にいたら知る必要もない。しかし、こっちでまともな教育を受けた人たちは、これらを使って詩を書いて遊んだりするので、多少は知っていないと溶け込めないことになる。実は僕は高校生の頃、英語教師早坂から、週に1時間はShakespeareの作品を読まされていて、馴染んでいるべきところだが、まじめに取り組んでいなかったので何も覚えていない。野口英世がShakespeareを読んで英語の勉強し、古いとばかにされたくらいだから、それからさらに100年経った1990年代にShakespeareを読むとは全くばかげているように思えるが、今から思い返すと、ちょっとばかり後悔の念が湧く。ちなみに"O Canada"の"O"も詩で使われる単語で、米国国歌の歌い出しも正しくは"Oh"ではなく、この"O"のはずである。

Would you like to use wood?

2007年01月29日 | Weblog
 Torontonianは僕の英語の発音を直してくれるなどということはめったにしてくれないが、一つ、辺りにいたみんなから大笑いされた思い出がある。それは"wood"の"w"の発音である。日本語にも「ウッド」という単語があり、Tiger Woodsのことを「タイガー・ウッズ」と呼ぶが、僕は日本語そのままに発音していたのか、通じなかった。ようやく通じて言われたことは「なんで同じ発音の"would"は言えるのに"wood"が言えないのか?」である。そして「"Would you like to use wood?"と言ってごらん」と言われ、言われた通りに言うとみんな大笑いである。そして次は、「"Would you like to use, would you like to use, would you like to use, would you like to use wood?"と言ってごらん」で、これまた大爆笑になった。僕は、毎年4月になるとラジオ講座のテキストを買ってきて英語の勉強を始める父を見て育ち、その父を見習い、かつその父を反面教師として、中一の4月から独りでもくもくとラジオ講座で会話の勉強を続けてきた。頻発する"would"の発音は自然と身に付いたのだろうが、"wood"なんて単語はめったに出てこない。それに、同じ発音であるということすら、考えもしなかった。日本語でもそうだが"w"はsemivowelである。昔はもっとあったのかもしれないが、現代の日本語にはワ行の音が「ワ」と「ヲ」の2つしかないからこんな問題が起こる。発音する時は、強烈なチューをするように唇を突き出し、息を吐く。ちなみに紹介した英文で"wood"は無冠詞で用いる不可算名詞である。Teresaに聞いてみたら、どうしても不定冠詞を付けたければ"a piece of wood"、定冠詞を付けたければ付けてもいい、複数形にすると「森」という意味になるからこの場合は"the woods"としなければおかしくなると教えてもらった。英語の名詞には性がないだけいいが、単数形か複数形か、冠詞はどうすればいいか、発音以上に困った問題だ。

She spent a whole bunch of money to fix it.

2007年01月28日 | Weblog
 金曜日と土曜日、遺伝的ネットワークなるよく分からないものをテーマにした学会に出させられたのだが、何人もの講演者が"a whole bunch of"という俗語を口にしているのが気になった。これはカナダに来て本当によく耳にする言葉だが、"a lot of"の俗語だと思っていれば間違いないだろう。この"a lot of"でさえ、論文では使ってはいけないとされているのだから、"a whole bunch of"なんて決して論文では見かけない。学校の英語の授業でも、もちろん習った記憶がない。しかし学会の口頭発表というそれなりのフォーマルな場で、意外にも多用されるのである。1週間ほど前、エレベータである2人の教授と一緒になったことがある。その2人の会話を聞いていたら、若い方が"She spent a whole bunch of money to fix it."なんて発言をしていた。僕も多くの場面で、遠慮せずに使ってみなければと思わされる。

Seasoned scientists also feel under pressure.

2007年01月27日 | Weblog
 英国の科学誌Natureの最新号に、"Lost in translation"というのが出ている。僕は生物におけるRNAからタンパクへの「翻訳」に興味があったので、何かと思って中身をちらっと見てみたら、いきなり"English is the language of science."と書かれていて、どうも英語の話らしい。そして英語のプレゼンテーションで苦労する日本人ポスドクの話が冒頭部で挙げられ、全く僕のようでびっくりさせられた。その次の段落には"Seasoned scientists also feel under pressure when speaking in English."と続く。この"seasoned"は技術者などによく付けられる過去分詞の形容詞的な用法で「ベテランの」というような意味である。「熟練した日本人科学者でも英語で話す時にはプレッシャーを感じる」ということだ。けっきょく何が書かれていたかというと、日本人やドイツ人などネイティブでない科学者にとって研究を進めて行くことがいかに不利であるかということである。大半の読者はネイティブであろうから、別に解決策などが書かれているわけでもない。単なるレポートだ。ざっと一読しただけでは、見慣れぬ表現が多くて、僕などには半分程度しか理解できないのだが、暇な時間にこういう物に目を通すようになっただけでも多少は進歩したのかもしれない。辞書を使って丁寧にもう一度でも読み返せば、いい英語の勉強になるかもしれないが、それほど興味深い結論があったわけでもないので、もう二度と読まないことだろう。

Just a quick note to say that ...

2007年01月26日 | Weblog
 短い電子メールによく使われる"just a quick note"という表現がある。例えば"Just a quick note to say that it was nice to meet you last week in Hong Kong."というように、多くの場合は主語と動詞が省略された文とは呼べない英文になる。これはSteveが、僕の論文を掲載しようかと検討してくれたが、けっきょくは認めてくれなかったあるジャーナルの編集者宛のメールの冒頭で使われた表現だ。このように"to say that ..."、"to let you know that ..."、"to advise you that..."のように不定詞が続くが、いきなり"that ..."という名詞節が続くこともある。他の例では"Just a quick note about the meeting."というように前置詞が来る。他にどんな前置詞があり得るのかAndrewに聞いてみたところ、"regarding"がいいと言っていた。「会議のお知らせ」という感じで"of"はどうかと敢えて聞いてみたが、やはり駄目。これはけっこう多くの日本人が犯す間違いで、似た例では"information of ..."という表現も駄目である。前置詞"of"は便利なんだが、万能ではない。

She was a big fish in a small pond.

2007年01月25日 | Weblog
 名の知れぬ大学でいい業績を立て続けに上げているある日本人科学者の話をしたら、Christianが"He prefers to be a big fish in a small pond."と言っていた。"a big fish in a small pond"とは「小さな組織にいる重要人物」のことである。科学者はどこにいようが活躍の場は世界だから、研究所や大学内で政治的な発言力を強くしようという野望がなければ、別に"a big fish in a small pond"になりたいなどと思うはずがなく、彼の発言にはあまり賛成できない。科学者としていい仕事ができるならば、"a small pond"であろうが"a big sea"であろうが関係ないはずだ。とは言え、覚えておく価値のあるなかなかいい表現ではある。こんな話が出て、高校受験に失敗した妹を思い出した。救済措置によって全く行く気のなかった学校に3年間通うことになったが、ろくに勉強することもなく、成績は常にトップクラスだったようで、そこそこいい大学に推薦で入ってしまった。"She was a big fish in a small pond."と言ってみたら、Christianにいい使い方だと言われた。3年間、予期せぬ"in a small pond"で彼女なりの苦労があったと思うので、「大学に入ってしまった」では語弊があるかもしれないが。それはともかく、"Better to be a big fish in a small pond."とも言われ、なんとなく連想される「井の中の蛙」と違って、いい意味で使われるようだ。

You are to wear your seatbelt.

2007年01月24日 | Weblog
 学校の英語では明確に習わないが、"be + to-不定詞"という構文があって、それ自体、助動詞のように働き、予定、義務、可能、運命、意図などを表すので、文脈でうまく判断しなければならない。普段は他の助動詞などで置き換えられるから使う必要はないが、読み取る時や聴き取る時は各自の判断が必要である。Anneから"You are to wear your seatbelt."の"be to do"は、"should"よりもずっと強いと教えてもらったことがあるが、義務を表すとしても、"must"や"had better"に相当するということだろうか。いずれにせよ、日本語で微妙なニュアンスを出しにくいので、まるばつを付けて点数を出さねばならない日本の英語教育には取り入れにくいものと思われる。不用意に試験で生徒に乱用されると、英語教師もたいへんだ。生徒の言葉を表現しようとする努力は全く評価されず、教えた通りにできたかどうかで、白黒をはっきりさせられる。進行形はbe動詞などなくても通じるが、試験では重大な間違いとされる。英語の基本的な仕組みを理解させるには仕方のないことかもしれないが、言語の自然な習得プロセスから大きく外れていることはやはり気になる。先日の大学入試センター試験の英語聞き取りが、機器の不具合などで話題になっていて、蚊帳の外の僕には笑い話として耳に入るのだが、外国語が数学や国語と同じレベルの一つの教科として扱われていることに疑問を感じざるを得ない。むしろ、体育や音楽と同レベルで扱われるべき対象であるような気がする。表現力が主観的に評価されるべきもののはずである。

He made his bed and now he must lie in it.

2007年01月23日 | Weblog
 週明けの月曜日、Raziが突然、自分の持ち物を片付けて、ボスSteveに仕事を辞めるとの電子メールを送りつけ、顔も合わさずに職場を去ってから2週間になる。あれ以来、何の音沙汰もなく、先週発行されたnewsletterには"has departed our group"と穏やかな表現で書かれていた。この世界、特に北米ではreferenceと呼ばれる身元保証人、あるいは推薦状、紹介状といったものが仕事をしていく上でとても重要である。上司と喧嘩別れしたりするケースをよく聞くが、別れられたのは良しとしても困るのはこのreferenceである。Raziはボスの絶大なる信頼を得ていたはずなのに自ら放棄してしまったわけだ。Julieはそんな彼に対し、"He made his bed and now he must lie in it."と言っていた。これは悪い状況に対してのみ使われる英語の表現で、日本語だと「自業自得」が近いかもしれない。前半が完了形になったり、もちろん主語は変わりうるわけで、二人称になれば後半は命令法にもなり得、いろいろなヴァリエーションがある。一見、軽率に見える彼の行動だが、実は考え抜かれた策だったのかもしれない。万が一そうならば彼は自分の作った寝床に収まる必要などないのかもしれない。来週はみんなでスキーに行くことになっていて、彼も$135のdepositを払っている。会えるのかと思っていたが、どうやら僕らの飲み代になるらしい。

It is setting its sights on shortening the waits.

2007年01月22日 | Weblog
 Ontario州の州会議事堂近くに先進七ヶ国、Group of Seven (G7)の国旗が掲げられている。もともとのG6に、先月亡くなったFord元米国大統領の要請でカナダが加わってG7になったらしい。今では北極海を挟んだ隣国も加わってG8となっているから、G7は死語になりつつあるが、旗の数は増えていない。政治に疎い僕にとって、その七ヶ国で首脳の顔と名前が浮かぶのは米英仏ぐらいである。日独は僕の渡加後に変わったらしいのでよく分からない。加に関しては、大多数の日本人と同じく知らなかったが、もちろん今では知っている。保守党の党首Stephen HarperがPrime Minister of Canadaだ。その彼が僕が働いている病院にやって来たことがニュースになっていて、新聞に"The federal government is setting its sights on shortening the waits faced by kids who need surgery - and stepping, it seems, on a few provincial toes in the process."と書かれていた。ここに重要なイディオムが2つ使われている。"set one's sights on"は「ねらいを定める」、"step on somebody's toes"は「人の権利を侵す」である。後者の理解に苦しむかもしれないが、カナダでは医療や健康保険は連邦でなく州の仕事のはずであることを主張しているように思われる。蛇足になるが、音でなく字に頼る多くの日本人が間違えるが彼の名前はステファンではない。スティーヴン・ハーパー、日本語読みでじゅうぶんに通じる名前である。弱冠47歳の彼の評判は上々らしいので、覚えておく価値はありそうだ。

It doesn't take a brain surgeon to figure it out.

2007年01月21日 | Weblog
 今回は前回の続きで、天才の代名詞ともいえる脳外科医に関する表現を紹介したい。"It doesn't take a brain surgeon to figure it out."は「天才の手助けなくとも理解できる」、つまりは「簡単なことだ」ということになる。これまたChristianに教えてもらった言い回しだ。以前は僕にとっても、人の心を司る脳を物理的に修復する脳外科医なんて雲の上の存在と思っていたが、気が付いてみれば今はそんな知人が周りにたくさんいてびっくりさせられる。スケートで転倒し、頭を激しく打って頬骨を折った時、「首から上に関してはちょっと詳しいので、気になることがあったら相談して」と言われ、とても頼もしく思った。あれから1年、幸い、頭には問題が起こっていないようだが、右前歯2本に未だに違和感がある。彼らは「医局にちょっと在籍しただけで、たいした手術の経験もないのに脳外科医であることを豪語して闊歩している奴らも多い」とも語り、医師の中でも本当の脳外科医として頑張っていることのプライドが感じられる。

He's a rocket scientist.

2007年01月20日 | Weblog
 僕は1年半ほど前に建てられたToronto Medical Discovery Towerと呼ばれる建物の中で働いている。強引に訳せば「トロント医学発見塔」とでもなるのか。BantingとBestのインスリン、Tsuiによる嚢胞性線維症の原因遺伝子の発見など、医学上のいくつもの大発見がなされ、この辺りはToronto's Discovery Districtとも呼ばれている。僕は医学に貢献しようなどという気は全くないのだが、そんなところに住んで、その真新しい塔の14階で働かせてもらっている。今朝、エレベータの中で脳外科医の友人に会い、Christianも一緒になった。後で"He is a brain surgeon."と伝えたら、"Is he a rocket scientist?"というまた訳の分からない表現が飛んできた。英語を話す人たちの間では、脳外科医やロケット科学者は特に「天才」とみなされていて、天才の代名詞になっているというわけだ。つまり"He's a rocket scientist."で、「彼は天才だ」という意味になる。ロケットだったら"scientist"よりも"engineer"のほうがいいような気がするが、そうでないところが"science"に無縁な人が作り出した言葉らしくていい。時にはironicallyに使われることがあるというから気をつけなければならないが、顔を合わせて会話をしていれば間違いは起こらないだろう。メールでの使用は要注意かもしれない。ちなみに、Christianも僕と同じように医学に貢献しようという気などなく、生命の謎解きを楽しんでいるだけのように見受けられるが、彼は現在、自閉症の原因遺伝子探しに精を出している。

Take it away, guys.

2007年01月19日 | Weblog
 朝のテレビニュースを見ていたら、その場に、あるフォークグループが呼ばれていて、アナウンサーが彼らを紹介して"Take it away, guys."と言ったら演奏が始まった。辞書で調べてみると"take it away"は「始める」という意味の俗語だと書かれている。こんな場面を見ていれば、辞書など見なくても容易に意味は類推できる。子供たちはこうやって新しい言葉を次から次へと覚えていくのだろう。"guy"という単語はそもそも「男」を意味するが、必ずしもそうとは限らない。地下鉄に乗っていた一人のお母さんが、2人の娘たちに"Come on, guys."と声をかけ、家族3人で降りていったのを見たことがある。成人女性に対しても複数形ならばこのような呼びかけに使えるが、僕が"guys"という単語を使うようになるまでには、けっこう時間がかかった。ある日、ESLの講師であるAnneのことを口が滑って"She's a nice guy."とChristianに言ったら、ぼこぼこに叩かれたことがある。単数ではやはり「男」を意味する。

It came out of the blue.

2007年01月18日 | Weblog
 ここ一年間ほど、生物の進化に関わるある一つのアイデアを論文にまとめて発表しようとSteveと頑張っているのだが、強硬に異を唱える人がいてなかなか思うように完結しない。そんなに奇抜な話でもなく、誰でも思いつくような当たり前のことだと僕は思っているんだが、そんな人たちはなぜか納得してくれない。僕自身が、僕らの論文を読んでくれているお偉方よりも頭がいいとは思っていないが、奴らの批判を読んでいると、なんでこうも頭が固いのだろうと呆れ返る。Steveはよりいい形で発表したいと思っているから、これがまた障害を大きくしている。評価してくれる人と酷評する人の両方がいるから、なおさら審査に時間がかかって、そんな間に、同じようなアイデアが発表されてしまった。残念なことだがしかたない。その論文はまだまだ核心を突いておらず、その著者は甘いなと僕は高をくくっているのだが、Steveはかなり動揺して"It came out of the blue."、「突然どこからともなく現れた」と僕らの情報を盗んだのではないかと疑う始末だ。学究的世界の嫌な一面である。いずれにせよ、僕のアイデアは的を射ていると確信しているので、どういう形でも、早いうちに発表してしまって次の仕事に打ち込みたいところだ。

My windows are frozen shut.

2007年01月17日 | Weblog
 僕は毎朝、どんなに寒くても、窓を開けて換気しないと気がすまない。ところが冬になるとそうもいかなくなる。凍り付いてしまって、どうにもこうにも開かなくなるのである。Torontoの冬はそんなことがしょっちゅうなのだが、今年はエルニーニョ現象のためか、観測史上最大の暖冬で、過ごしやすい冬が続いていた。そして今朝、今シーズン初めて窓が開けられなくなった。そのことを職場で話していたら、"frozen shut"という言葉がでてきた。"My windows are frozen shut."と言えばいいのだ。カナダはもちろん、米国にも、日本と比べると寒い地域は多く、そこに住んでいる人の数は比べ物にならないくらい多い。「凍り付いて窓などが開かない」ことを日本語で端的にどう表現するのか知らないが、英語にはいい表現があった。ウェブサイトを見ると、車の"frozen shut"の話がたくさん出ている。コンピュータが"hang up"することを"freeze"とも言うので、"My Windows XP was sometimes frozen shut."と言ってみたら、意味は取ってもらえたようだが、まともには通じていなかった。