老人ホームは一年三百六十五日、二十四時間営業だ。週末祝日関係ない。私も、昨日も今日も仕事です…。
てなわけで、今日はじっくり語る余裕がない。そこで、私の考える「おたすけ長屋」のイメージを夢想します。
まずは山中貞雄の傑作『人情紙風船』。昭和十二年の作品だけど、今観ても画像も言葉もとても美しい。
私がこれを初めて観たのは、火事になる前の京橋フィルムセンターだった。大学でシネマ研究会に所属してたので、「名作らしいから見なきゃいかん」と半ば義務のように出かけた。そうしたら、その「現役の」魅力にびっくり!
後年観て、落語や歌舞伎で知られる「髪結新三」をベースにしてるのが判った。でも、原作の無頼とエロチシズムも良いけれど、この作品から溢れる二十代の監督の瑞々しい感性が素晴らしいんだ。
それから、古今亭志ん生の『心中時雨傘』。
志ん生は一時講談をやっていたこともあって、長講の人情噺にも良いのがたくさんある。これは、本当に泣きました。
登場人物の心根が少々「良すぎる」けれど、ときどき子守唄のように聴いています。
そのほか、小さんの『長屋の花見』、枝雀の『天神山』なんかもとても良い。
やっぱり落語は庶民の人情の宝庫だ。またゆっくり話したいですね。
それでは、今日はこのへんで。
ご退屈さま。
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てなわけで、今日はじっくり語る余裕がない。そこで、私の考える「おたすけ長屋」のイメージを夢想します。
まずは山中貞雄の傑作『人情紙風船』。昭和十二年の作品だけど、今観ても画像も言葉もとても美しい。
私がこれを初めて観たのは、火事になる前の京橋フィルムセンターだった。大学でシネマ研究会に所属してたので、「名作らしいから見なきゃいかん」と半ば義務のように出かけた。そうしたら、その「現役の」魅力にびっくり!
後年観て、落語や歌舞伎で知られる「髪結新三」をベースにしてるのが判った。でも、原作の無頼とエロチシズムも良いけれど、この作品から溢れる二十代の監督の瑞々しい感性が素晴らしいんだ。
それから、古今亭志ん生の『心中時雨傘』。
志ん生は一時講談をやっていたこともあって、長講の人情噺にも良いのがたくさんある。これは、本当に泣きました。
登場人物の心根が少々「良すぎる」けれど、ときどき子守唄のように聴いています。
そのほか、小さんの『長屋の花見』、枝雀の『天神山』なんかもとても良い。
やっぱり落語は庶民の人情の宝庫だ。またゆっくり話したいですね。
それでは、今日はこのへんで。
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今晩私は何だか子供の頃の夏が懐かしくなって、蚊取り線香をたき、すいかを買ってきて食べています。
ところで森光子の国民栄誉賞で、小学生の頃夏休みに夜更かしして観たTVドラマ、「時間ですよ」を思い出しました。