食いしん坊ケアマネ の おたすけ長屋!

困ったら、悲しかったら、ツラかったら、
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現代版人情長屋に寄っといで!

女は男の十倍タフです!

2009-07-06 | スタッフ
最近流行の「脳科学」では、男と女では脳の「しくみ」自体が根本的に違う…とよく言われる。
あるいは、こういうこともしばしば耳にする。つまり、「生物の究極の目的は良い遺伝子を残すこと」であるが、その場合の主体はメスであって、オスたるもの、メスに「良い遺伝子」を捧げられるがどうかが勝負である。それが出来ないオスは単なる役立たずに過ぎない。とは言え、「良い遺伝子」をメスに供給したオスも、その仕事が終われば生き物としての役割は「一丁上がり」なのだ…。


いずれも、科学オンチの私が聞いた「世間の流行り言葉」であるから、そういった論説が専門家からどういう評価を受けているかは判らない。ただ、漫然と続いていた「男性優位」という価値観が、ここにきて世間的にもどんどん崩れていっている気配はある。

さて、老人ホームに勤めている私の実感はこうだ。

①男が女より勝っているのは筋力だけである。
②その優位性が崩れる高齢者においては、精神的にも肉体的にも、女は男の十倍タフである!

そもそも老人ホームの入居者は、圧倒的に女性が多い。その上、元気だ。
男性の入居者はケガや病気がキッカケで一気に「最期」に近づく場合が多いが、女性はそこからが強い。二枚腰、三枚腰を見せる。
そう言ったケースを間近でいくつも見ると、そもそも、女と男では「生命力」が全然違うのではないか…と感じざるを得ない。

それに精神力だ。ご主人を亡くして入居されている女性はたくさんいるが、逆はほとんどない。これは単に「女性の方が長生き」という理由だけでなく、妻に先立たれた男性は、すぐに呆けてしまって、老人ホームで暮らすエネルギーすら喪っていると考えられる。

奥さんの名前を叫びながら、「サミシーヨー」と泣く男性入居者は多い。しかし女性入居者にそんな人はいない。皆毅然として、遺影の前で「ウチの主人がいかに偉かったか」を諄々と説くのである。

施設に対する要望力も全然違う。女性は細かいことをバンバンと入れる。
男性には、もうそんな力は残っていない。いやなことがあったら部屋に引きこもってしまう。その姿は、哀れで、切ない。「役職」を失くした男とは、脆いものですよ…。

まだまだ他にも「男の弱さ」「女の強さ」の実証は挙げられるが、もうやめよう…。

私が「長屋付き合い」を提唱し始めた動機のひとつが、職場でこういった現実を突きつけられたから…ということは間違いない。

まあ、そんなこんなで、老若男女、富める者も貧しい者も、信ずるものもそうでないものも、皆で互いに助け合いましょう…という本ブログの主題に戻るワケであります。




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1 コメント

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女の脆さ、男の強さ (マックス)
2009-07-06 22:26:51
こんばんは。酔いどれさんの言うように、圧倒的にじーちゃんよりばーちゃんの方が元気ですよね。でも、赤ちゃんに返ってた認知症のじーちゃんにも、冷静な判断力と家族を守る包容力をもっていた壮年期があったかも知れないし、人の評価は総トータルで見ないと気の毒な気が。それに、強くて賢い女たちが、筋力だけで男に惚れるわけがありません。あと個人差ってあるのでは。きっと酔いどれさんの職場にはたくましい女性が集まっているのかも知れません。おしなべて我々男たちは、女性のなかに、その華奢な身体のようなびっくりするほどの脆さを見出すからこそ、「頑張らねば」と奮起するのでは。今回の性差論、女=強 男=弱で酔いどれさんは何が言いたいのだろう。気が向いたら語ってください。
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