食いしん坊ケアマネ の おたすけ長屋!

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「長屋付き合い」を始めようよ!
現代版人情長屋に寄っといで!

8年後

2009-09-12 | 友人・仲間
8年前の9月11日、私は教会の友人たちと夕方から集まり、飲食会をしていた。



会場は国立市にある信徒会館の二階にある和室だった。信徒会館といっても一般の民家程度の小さなもので、和室も十畳ほどの広さである。
そこにときどき地域のカトリック信徒が集まり、親睦を深めるのが恒例になっていた。

だいぶ進んだ夜九時頃であろうか、参加者の一人が自分の携帯で最新のニュースを知り、皆に伝えた。
「へえ…ペンタゴンに飛行機が墜落したってさ」
それを聞いた私は、すでに酔いで頭がボンヤリとしていたが、「ニュース速報にするほどの事件かなあ…」と感じたのを覚えている。

いつもその会は11時過ぎまで続けられるのだが、和室のテレビを点けることはないので、その頃ニューヨークで何が起こっているかは、誰も知らなかった。

ほとんどの人が、2001年9月11日の夜に自分がどこで何をしていたかを覚えているのではないだろうか?
そんな日はめったにない。



あれから8年経ちました。
今夜、また教会の友人たちと会います。

8年前の9.11後、やたら大きな声で「正義」が叫ばれ、やがて戦争が始まりました。
でもこの8年で、私たちも少しは利口になった気がします。
権力者や金持ちが唱える「正義」や「国際社会の趨勢」は、たいてい自分への利益誘導に過ぎない…と。

今日集まる四人は、あれから8歳年をとって、実生活では皆かなり疲れ気味です。
でも、同じ「おたすけ長屋」の店子として、「助け合い」への意思は共有していると思っています。

自殺者数とか高校新卒の求人倍率とか、本当にヒドイ時代だけど、なんとか粘って、まず身近での「おたすけあい」の道筋を話し合ってきたい…と思っています。




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