第72話. 冬の湖畔の鳥達

2018-01-14 02:44:44 | 花鳥風月
湖畔人です。

以前も申し上げた通り、タゲリという渡り鳥の観察を冬の楽しみの一つにしているのですが、今も週末に小一時間でも時間が取れれば、タゲリを探しに湖畔に出掛けています。ただ、この時期になると、彼らが渡来して来た頃に見せる団体行動とは違って、彼らも単独行動を取り始めるので、彼らを探すのがかなり難しくなります。ただ、一つだけ高確率でタゲリを見つける方法がありまして、それはトラクターが土起こしをしている畑に行く事です。トラクターが土起こしをしている畑に行くと、大体彼らを見付ける事が出来ます。トラクターが土を起こすと地中のミミズなどが表面に出て来るのでしょうか、あの注意深く怖がりなタゲリがトラクターに轢かれる心配もせず、動いているトラクターのすぐ後をヨチヨチ歩いてエサを啄んでいます。トラクターが耕すと地中のミミズや虫が取り易いと分かっているのですから賢い鳥です。相変わらずトコトコと歩く姿は何か間抜けでとても愛らしいのです。見ていてとても癒されます。
また、この時期にタゲリ以外にも、見ていてとても癒される鳥がいるのですが、それは蓮田の小さなシギの類です。かなり小さなシギで、シギは種類も多く一体何というシギなのか種類の判別が難しいのですが、この時期、収穫を終え鏡面のように水を張った綺麗な蓮田に長い嘴をつけて一生懸命エサ探しをしているその姿は何か見ていて、とても微笑ましいです。ホッコリした気分にさせて頂けます。名前が分かると本当は良いのですが、図鑑を見てもちょっと何というシギなのか判別が難しいです。何れにせよ、冬の湖畔は鳥の種類も多く見所満載です。カワセミから各種のカモの類やオオタカ、チョウゲンボウ等の猛禽類等、種類も豊富です。ただ、最近鳥インフルが流行って来ているようなのでちょっと心配ではあります。個人的には大変な事態がここの所ずっと続いており、ストレスの多い日々を送っておりますので、こうした癒しをくれる鳥達の存在には大変助けられています。癒しを与えてくれる冬の湖畔の鳥達に、感謝、感謝です。

湖畔人

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