第十六番 天台宗 五徳山 水澤寺
今から1300年前、推古天皇の時代、上野国司の高光中将が菩提所として創建、高麗僧恵灌を奈良の寺から迎えられ、
別当開山とし、伊香保御前御守持の千手観世音菩薩を安置したと伝わる。
通称「水澤観音」
七難即滅、 七福即生のご利益があることから、「融通観音」と親しまれている。
江戸時代には徳川幕府から朱印状が与えられ、祈願寺として栄える。
門前町には、本堂の背後の水沢山からわき出る名水を使い
「寺を開いた恵灌上人が、地元の人たちにうどんの製法を伝授したのが始まり」という水沢うどんの店が軒を連ねる。
讃岐うどん、稲庭うどんと並び、日本三大うどんの一つ。
山門(天明七年、1787年竣工。市指定文化財)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/de/40f5e1d92e7ebf0aee318aae16243cde.jpg)
手水鉢の亀?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/0d/8f2c6569a863a8896388708bdcf29eac.jpg)
本堂(方形造銅板葺とし、正面に唐破風の向拝をつけたもの。市指定文化財、同じく天明七年に竣工)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/7d/6a118c6440d319a62a37ed012ad3f7bc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/d3/9612582fcf9381e095dbc1290739e8e4.jpg)
六角二重塔(県指定文化財)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/1f/794c6730aef8f44af21c7ce17fb61fd0.jpg)
内陣自体が回転する様になっており、そこに六体の銅造地蔵菩薩立像が安置され、六道輪廻をあらわしている。
手押しで左に3回廻して祈願する。
二階には大日如来が安置。
霊泉が湧き出る、龍王辨財天霊泉。財を成し、病を癒し天寿を全うする
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/9e/9d74ac01a64fe87c60310c4d4a7b1b63.jpg)
鐘楼
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/25/684dc1ce350896bfc89e80c11f5ecbfd.jpg)
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二千年の歴史を誇る群馬県を代表する名湯の一つ伊香保温泉
その近くに古刹、水沢観音はある。
現在は伊香保に立ち寄る温泉客が必ずよる観光寺になっていて、本堂横に大型バスも止まれる大駐車場が近年できた。
大型観光バスの一行と重なると、境内はとても賑わう。しかし、手を清め、石段を上がり、仁王門で一礼し、さらに石段を上がり本堂にお参りする参拝者は、僕が訪れたときには皆無であった。
ちょうど、僕がお金を払って鐘を撞こうとしたら、酔っぱらった団体客が後ろから邪魔してきて、その後、何回もすごい力で鐘を撞きだした、そしてそれに飽きたら、六角堂の内輪を高速でまわしだし、大笑いしていた。
彼らはそれが国の重要文化財だと言う事を、知ってるんだか、知らないんだか.....
それ以前に、大人としての、日本人としてのマナーくらい守ってほしい。
お寺や神社は神聖な場所である、たくさんの人々の願いや、想いが詰まった場所である。
正直こういう光景を目の当たりにすると怒りすら覚えてくる、見える位置に御朱印をいただく場所があるのに、残念なことにお寺の方が注意に出てくる事も最後までなかった。よくある光景なのだろうかとも疑ってしまう。
境内が人でにぎわう事は悪い事ではないと思うし、文化財を管理、維持するのは経済面でも大変な事だと思う。
しかし、「観光客が多く訪れる=繁栄」は必ずしも結びつかない。
昔から残る文化財は一度失えば二度と戻らない、戦災を逃れ、天災を乗り越え、多くの人日大切に保管され今に至り、
往時から綺麗な状態で残っているからこそ価値がある。
水澤寺の建物は近年修復され、とても綺麗で見応えがあるのに、このような光景は残念でしかたがない。
人の賑わいの中で、観光寺の長所と短所が見えたお寺でした。
お昼ご飯は、もちろん水沢うどん。舞茸の天ぷらも美味
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/d5/4365a9dd04a444a46a5aff7737a1d804.jpg)
岡本太郎も愛した「大澤屋」でいただきました。
2009.2.16
今から1300年前、推古天皇の時代、上野国司の高光中将が菩提所として創建、高麗僧恵灌を奈良の寺から迎えられ、
別当開山とし、伊香保御前御守持の千手観世音菩薩を安置したと伝わる。
通称「水澤観音」
七難即滅、 七福即生のご利益があることから、「融通観音」と親しまれている。
江戸時代には徳川幕府から朱印状が与えられ、祈願寺として栄える。
門前町には、本堂の背後の水沢山からわき出る名水を使い
「寺を開いた恵灌上人が、地元の人たちにうどんの製法を伝授したのが始まり」という水沢うどんの店が軒を連ねる。
讃岐うどん、稲庭うどんと並び、日本三大うどんの一つ。
山門(天明七年、1787年竣工。市指定文化財)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/de/40f5e1d92e7ebf0aee318aae16243cde.jpg)
手水鉢の亀?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/0d/8f2c6569a863a8896388708bdcf29eac.jpg)
本堂(方形造銅板葺とし、正面に唐破風の向拝をつけたもの。市指定文化財、同じく天明七年に竣工)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/7d/6a118c6440d319a62a37ed012ad3f7bc.jpg)
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六角二重塔(県指定文化財)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/1f/794c6730aef8f44af21c7ce17fb61fd0.jpg)
内陣自体が回転する様になっており、そこに六体の銅造地蔵菩薩立像が安置され、六道輪廻をあらわしている。
手押しで左に3回廻して祈願する。
二階には大日如来が安置。
霊泉が湧き出る、龍王辨財天霊泉。財を成し、病を癒し天寿を全うする
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/9e/9d74ac01a64fe87c60310c4d4a7b1b63.jpg)
鐘楼
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/25/684dc1ce350896bfc89e80c11f5ecbfd.jpg)
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二千年の歴史を誇る群馬県を代表する名湯の一つ伊香保温泉
その近くに古刹、水沢観音はある。
現在は伊香保に立ち寄る温泉客が必ずよる観光寺になっていて、本堂横に大型バスも止まれる大駐車場が近年できた。
大型観光バスの一行と重なると、境内はとても賑わう。しかし、手を清め、石段を上がり、仁王門で一礼し、さらに石段を上がり本堂にお参りする参拝者は、僕が訪れたときには皆無であった。
ちょうど、僕がお金を払って鐘を撞こうとしたら、酔っぱらった団体客が後ろから邪魔してきて、その後、何回もすごい力で鐘を撞きだした、そしてそれに飽きたら、六角堂の内輪を高速でまわしだし、大笑いしていた。
彼らはそれが国の重要文化財だと言う事を、知ってるんだか、知らないんだか.....
それ以前に、大人としての、日本人としてのマナーくらい守ってほしい。
お寺や神社は神聖な場所である、たくさんの人々の願いや、想いが詰まった場所である。
正直こういう光景を目の当たりにすると怒りすら覚えてくる、見える位置に御朱印をいただく場所があるのに、残念なことにお寺の方が注意に出てくる事も最後までなかった。よくある光景なのだろうかとも疑ってしまう。
境内が人でにぎわう事は悪い事ではないと思うし、文化財を管理、維持するのは経済面でも大変な事だと思う。
しかし、「観光客が多く訪れる=繁栄」は必ずしも結びつかない。
昔から残る文化財は一度失えば二度と戻らない、戦災を逃れ、天災を乗り越え、多くの人日大切に保管され今に至り、
往時から綺麗な状態で残っているからこそ価値がある。
水澤寺の建物は近年修復され、とても綺麗で見応えがあるのに、このような光景は残念でしかたがない。
人の賑わいの中で、観光寺の長所と短所が見えたお寺でした。
お昼ご飯は、もちろん水沢うどん。舞茸の天ぷらも美味
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/d5/4365a9dd04a444a46a5aff7737a1d804.jpg)
岡本太郎も愛した「大澤屋」でいただきました。
2009.2.16