春夏秋冬 ~止まった時と流れる時~

歴史の匂いが好き。

四季の変化が好き。

感じるままに、ありのままに。

世界遺産・古都アユタヤ 3

2009年11月15日 | 海外旅行
世界遺産・古都アユタヤ 3

次に訪れたのは

ワット・プラ・マハー・タート

アユタヤで、一番人気の遺跡です。
30B
なぜかというと............



1374年ボロムラーチャー1世により建築が始められ、ラームスエン王の時代に完成しました。1767年にクメール様式の仏塔を含めビルマ軍によって破壊され、その際境内にあるほとんどの仏像の頭も切り取られています。


クメール様式の面影がある仏塔


この仏像は、たぶん修復されたと思われます。
手前はすべて、頭がありません。







胴体と切り離された仏像の頭を見たとき、何とも不思議な気持ちになった、
この光景を写真に収めようとしても、なかなかうまくいかない。


何枚も撮ったのだが、後々見てみても唯一載せれるのはこの写真です。
後に知ったのですが、この仏頭の近くには、一つの注意書きがあったそうです。

簡単に言うと、
仏像の後ろに立って、「自分の顔と一緒に仏像を撮らないでください』だそうです。
(英語ではkeep outのみ)
そしていつもは
監視員がいて、仏頭よりも高い位置にたって記念撮影すると、怒られるそうです。


きっと仏様より自分の頭を下げなさいと言う事だと思います。
確かに、日本で数々の仏像を見てきましたが、自分の記憶の中では、すべての僕が仏様を見上げていると思います。


さすがに一緒に写真は撮ってませんが
失敗したり、しっくりいかなかった写真はすべて、仏頭を上から撮った写真です。

そして唯一見せられる写真は、仏頭と同じ目線で撮った写真でした。


何か不思議な力が働いていたのかもしれません。


そもそも写真を載せるのは罰当たり言う方もいるかもしれませんが、
みなさんにも見てほしく、載せる事にしました。

それにしても他の首を取られた、胴体のほうにも、
日本語で、この頭のない仏像の上に自分の頭をのせて、写真を撮らないようにと言う注意書きがありました。

日本人のマナーが悪い証拠なのでしょう。
同じ仏教国しても、人としても恥ずかしい限りです。
僕も、日本人として恥ずかしくない行動を取るように心がけよと思います。


2009.09.27




世界遺産・古都アユタヤ2

2009年11月06日 | 海外旅行
世界遺産・古都アユタヤ 2

次に連れて行かれた場所は、象に乗って遺跡を回る場所です。
遺跡はあまりに荒廃していて、名前もわかりませんでした。

象に30分乗って、一人1000B!!

値切り交渉も受け付けずでしたが、こんな経験はめったにできないので、乗る事にしました。

象の皮膚、小さな毛がたくさん生えていて、チクチクします。
正直触り心地はよくないです........









調教師が降りて、お客のみになります。
写真を撮ってくれるのですが、象が暴れたら終わりです...




そして実際、調教師が、象に再び乗るときに、象が頭を下ろすのですが、
そのとき、僕らの乗ってた椅子がバランスを崩し、前に落ちそうになったのです.......

それを必死に支える象使いと、象の背中を足で踏ん張り、まったく身動きが取れない僕らは、
(飛び降りればいいんだけど、そうしたら、自分の上に、鉄の座席が落ちてくる可能性もあるのと、一緒に乗ってる人がバランスが取れなくなって危ないし、何より象の背は結構高いんです。)
五分以上まったく身動きが取れず.....時間止まったようでした...


運悪く、広大な遺跡には、僕らだけ


正直、俺タイで死ぬかな~とも思いました。
せめて日本が良かったなとか思ったり。


それからまた10分くらいかけて、みんなで力を合わせ、椅子のバランスを少しずつ戻し、
なんとか事なきを得たのですが、お腹一杯の体験でした。

この恐怖を運転手のティックに伝えようとしたのですが、英語で表現できる訳もなく、身振り手振りで、恐怖を伝えてみました。

きっと彼にはまったく、伝わってないでしょうけど(笑)

いろんな意味で貴重な体験でした!!

2009.10.27

世界遺産・古都アユタヤ1

2009年11月04日 | 海外旅行
世界遺産・古都アユタヤ

バンコク市内から約72Km北へ、鈍行列車に揺られる事2時間、アユタヤへ到着しました。
運賃はなんと、20バーツ!!(一番安いエアコンなしの,木製の固い座席ですがね)


60円です(笑)

アユタヤにあるアユタヤ王朝の遺跡群は現在、アユタヤ歴史公園になっています。
全体の地図を他のサイトから拝借してきました。


アユタヤ駅で多数の現地人のキャッチを振り切り、船で河を渡り、そして次に出会ったトゥクトゥクを値段交渉の末、乗せてもらう事に。アユタヤはとても広いので、徒歩では絶対無理です。
レンタルバイク、レンタサイクルもありますが、トゥクトゥを3時間から半日チャーターする方が安く済むそうです。


運転手はティック日本語も英語もほとんどしゃべれませんが、親切なナイスガイでした。




そもそもアユタヤ王朝(1351年 - 1767年)とは現タイの中部を中心に展開したタイ族による王朝です。
現在のタイはチャクリー王朝、その三つ前の王朝がアユタヤー王朝です。

彼に連れられ最初に向かったのは、
ワット・ヤイ・チャイ・モンコン (Wat Yai Chai Mongkon)

アユタヤの東端、アユタヤ駅の南にワット・ヤイ・チャイ・モンコンがある。ワットは前回も言ったように「寺院」のことです。
初代ウートーン王が、1357年、セイロン(スリランカ)に留学して戻ってきた修行僧のために建立した寺院と伝えられる。破壊の跡も少なく、仏塔や寝釈迦仏、本堂など見どころが多いので人気がある。
(アユタヤのほとんど遺跡は1767年にビルマ(ミャンマー)の攻撃を受け、ほとんどが破壊されてます)

境内中央にある高さ72mの巨大な仏塔は、第19代ナレースエン王がビルマ王子との象での一騎打ちに勝ったときに建てた記念塔で、アユタヤの街を見渡すことができます。

アユタヤで2番目に高いといわれる高さ72mの仏塔
塔は釣り鐘型をしたスリランカ様式。


後に出てくる仏像のほとんどは首がないですが、ここのはほとんど無傷です。












空がとても近いです。日本ではなかなか見られない空で、手を伸ばせば届きそうで、でも絶対、捕まえられなくて、
全てを包み込んでくれる、綺麗な青空でした。

2009.9.26