春夏秋冬 ~止まった時と流れる時~

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冬の京都 三十三間堂

2009年02月02日 | 京都の寺社
冬の京都 三十三間堂




三十三間堂という名で知られている、国宝の建物
天台宗の寺院で、正式名称は蓮華王院・本堂(れんげおういんほんどう)

1164年、後白河上皇の法住寺殿の一画に平清盛が建立したのに始まり、
当時、五重の搭や不動堂などを従えて偉容を誇っていましたが、 度重なる震災ですべてを損失。
現在の本堂は文永3年(1266)再建されたもの。

名の由来は、南北にのびる本堂内陣の柱間が33もあるという建築的なことと、(しかし建物外部から見る柱間は35)
また、観音菩薩の変化身三十三身にもとづく数と言われている。
(この「間」は長さの「間」とは違うそうです)

堂内には、中央の千手観音坐像を中心に、左右に500体、計1001体もの千手観音像が安置してあります。
また、風神像・雷神像、二十八部衆立像も安置されています。




楊枝のお加持 (やなぎのおかじ)
インド伝来の修法で、平安時代からの伝統をもつという当院最重の法要です。儀式では聖樹とされる「楊枝・やなぎ」で、
観音さまに祈願した法水を参拝者に注いで、諸病を除くというもので、特に頭痛に効くと伝えられる。





三十三間堂大的全国大会
江戸時代の「通し矢」にちなむ大会(射程60m)で、全国から毎年約二千人が参加、やなぎのお加持と同日に行なわれます。
特に新成人の晴れ着姿での競技は、正月ならではの華やかさで、京都の風物詩のひとつ。





2008.1.13-