春夏秋冬 ~止まった時と流れる時~

歴史の匂いが好き。

四季の変化が好き。

感じるままに、ありのままに。

甲府・躑躅ヶ崎館

2010年04月13日 | 日本の城
甲府・躑躅ヶ崎館(武田神社)

久しぶりに山梨に行ってきました。
春の18切符の最後の日、そうしたら偶然「信玄公祭り」の時期で、街は活気づいていました。

そんな甲府の中世の中心地、躑躅ヶ崎館(武田神社)です。

甲府駅北口を出て緩やかな坂の武田通りを、約2kmほど歩きます。

しばらくすると山梨大学が見えてきます


揺るやかな坂なので、正直歩くのは結構大変です。駅前にレンタサイクルもあるので、そちらをお勧めします(台数少ないので注意)




  



躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)は14世紀ごろに甲斐国守護武田氏の館が築かれていました。
現在、跡地には武田神社があり、また、「武田氏館跡」として国の史跡に指定されています。

武田信玄の父、信虎が築城し、信玄、子の勝頼と三代に渡り、1982年に新府城を築くまで、甲斐の国の中心(府中)として機能しました。

本殿


神楽殿




境内にはちょうど、「信玄公祭り」のため山県昌景隊が集合していました。



そして最近復元された武田氏館の正面玄関にあたる大手東側です。


館の出入口である虎口を守るために築かれた石塁ですが、石積みの技法などから武田氏滅亡後に造られたものだと思われます。
そして石塁の直下からは新たに武田氏時代の遺構と思われる三日月堀が発見されました。(埋められてます)


2019年の武田信虎の建都500年を目指して整備が進められているようですが、今回復元されたのは、たぶん信長、豊臣時代のものかと......ちょっと複雑な心境です。

西曲輪の藤村記念館跡(現在甲府駅前に移築修復中)


北曲輪から西曲輪に入る部分の土橋


北曲輪の桜



武田神社に戻ってくると、今度は板垣信方隊がいました。



最後まで見て頂きありがとうございました!
春らしい写真でお別れです。




2010.4.10