春夏秋冬 ~止まった時と流れる時~

歴史の匂いが好き。

四季の変化が好き。

感じるままに、ありのままに。

坂東お遍路 真夏の龍正院

2008年08月13日 | 坂東三十三箇所巡礼
千葉・龍正院 縁日の境内


天台宗 滑河山 龍正院(りゅうしょういん)

ご本尊は十一面観世音菩薩

平安初期の838年(承和5年)滑河城主小田将治が発願し、慈覚大師の開基と伝わる坂東33ヶ所観音霊場の第28番札所。

1216年(建保4年)折からの暴風雨で本堂・護摩堂・三重塔。鐘楼などを失ったが、1696年(元禄11年)本堂が、江戸幕府5代将軍徳川綱吉の寄進により再建(県指定有形文化財)

仁王門は文亀年間(1501年 - 1504年)に再建されたもの(こちらは国の重要文化財)
毎年、注連縄の奉納されている。

縁日の仁王門



入り口に建つ宝筺印塔(市指定文化財)



仁王門と注連縄



注連縄(しめなわ)神域と外界とを隔てる役割がある。

毎年1月8日に締めかえる


境内へ.........

夫婦松
 1718年江戸の小幡匠が鋳造

子安観音 弁財天

しもうさ七福神(毘沙門天)


本堂裏の神社



元禄文化の時期にたてられた本堂
 
 


滑河駅からのどかな田園風景の中を歩く、どの稲にも稲穂が付いており、色づき出すのももうすぐだろう。
かぼちゃ、トマト、なす、きゅうり、はくさい、たくさんの野菜が青々と実っていた。

訪れた8月9日はちょうど四万八千日という夜祭り。

四万八千日とは、この日おまいりすると、四万八千日おまいりしたのと同じ御利益があると言われている日で。
これは浅草、浅草寺の四万六千日より二千日多い。

四万八千日とパッと言われても全く想像がつかないが、計算してみるとざっと131年分だった。
どう頑張ってもこんなに長生きできないけど、その分のご利益を家族や友達にわけてほしいけど......

露店がひしめき合い、建物だけの写真が撮れなかったのが少し残念だが、夏の風情があってこれもまたいいか。

このお寺には、野生のフクロウがよく降り立つらしい、フクロウ好きの僕には、興味津々の話で、今年は見なかったらしいが、いくつか過去の写真を見せてもらった、まるでぬいぐるみのようなとてもかわいらしく、親子のフクロウもいた。

なんだか幸せな気分になりました。

JR成田線滑河下車・徒歩約15分

2008.8.9









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4 コメント

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あおいさん☆ (kogaken)
2008-08-17 21:19:55
ふくろうの写真はとってもかわいかったです♪

僕は今年京都の杜氏に行った時、初めて五重塔などの本当の意味をしりました。まだまだ知らないことがたくさん。

出かけるたびに新しい発見があって楽しいですよね☆
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Unknown (あおい)
2008-08-14 23:53:37
フクロウが降り立つのですか
親子のフクロウですか

注連縄(しめなわ)の意味とかも、神社を改めて訪れるようになって分かるようになりました。御神木というものも。。。まだまだ知らないことだらけで、勉強が必要だなって思う今日この頃です
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アロアさん (kogaken)
2008-08-13 21:29:12
早速のコメントありがとうございます
注連縄は僕の身長、軽くしゃがまないと通れない高さですよ!!

しめなわを注連縄って書くことを今日初めて知りました。。。w恥ずかしい限りです。
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Unknown (アロア)
2008-08-13 20:20:33
本堂の龍の木彫りがかっこいいですね

注連縄は手のたうトコにあるんですか??硬貨が挟まってるので…ちょっと気になりました。
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